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Aチャンネル #08 『新学期』 感想
互いが互いを想う気持が強いからこその反発。
でも結局は元の場所に収束するんだよね。微笑ましいなぁ。
こういう展開は絶対にどこかでくるだろうなぁと思ってたら、遂にきちゃった先々週の第8話。
まぁその喧嘩の理由も思った通りといった具合のものであって、何だか微笑ましくもあり
本当に仲がいいなぁとつい思ってしまうような、そんな二人の痴話喧嘩的なお話でした。
ただ、こちらとしてはそんな風にあまり不安な気持も抱かず観ていられるわけなんですけど、
でも当の本人たちは全くそんなことはなくて、きっと凄く不安で悲しくて、
言葉に言い現せられないようなモヤモヤとした気持を抱いていたのだと思うんですよね。
だから彼女たちにとってみれば大したことじゃないわけがないし、気にしてないわけもない。
るんちゃんは 「たまにあることだから」 とは言ってましたけど、でも彼女の動揺っぷり
(足がソワソワしていたり、小説を逆さに読んでいたり、ボーっとしていたり) を観ていると
やっぱり、そんな一言じゃ済まされないほどに、るんちゃんもトオルも凄く不安で
仕方がなかったに決まっていたはずなのだと思います。
そして、きっと学校で互いが互いに対して抱いていた気持って同じだったのだろうなぁと
思えてくるわけなのですが、そういった部分はこの同じ表情と雰囲気を漂わせている
二人の描写というものを観ていると顕著に感じ取れるところでもありますね。
多分、二人とも謝らなくちゃいけないとは思いつつも、自分の想いというものはなかなか
曲げたくなかったのだと思います。だって、ああいう風に言い張り合ったのだって
本気でお互いを心配し合ってたからこそのもので、そんな気持ちを簡単に曲げてしまえば
その相手への想いも曲げてしまうということを認めることになるわけじゃないですか。
故に、二人ともそう簡単には折れたくない。自分が相手を想う気持ちは貫き通したい。
きっと、トオルが 「るんちゃんの馬鹿...」 と言ったことだってそういうことですよね。
まぁだから、今回の喧嘩って意外と本気の心のぶつかり合いであったのだと思うんですよ。
一見、理由も緩いし傍から見てればすぐに仲直り出来そうな感じでもあるだけに
大したことはないなぁと思えるところではあるのですけど、でもお互いが抱く気持ちは
決して中途半端などうでもいいものなんかではないんじゃないかなって。
むしろ、彼女たちを一番近くで見守っているユー子とナギがあそこまで動揺していたわけで
そのことからも、るんちゃんの挙動の異常性とか、あの日のあの二人の雰囲気がいつもとは全然違うんだなってことがよく読み取れるわけなんですよね。
視聴者からでは感じ取れない、その場の雰囲気というものを彼女たちが伝える役割を
しっかりと担っていて、だからこそ少しでもそういった危な気のある空気感を感じ取ることができる。
またその点で言えば、鬼頭先生や、みぽりん、ユタカなどもその役割を担うキャラとして
今回はよく描かれていたのではないかなと思います。
まぁでもやっぱりそうやって抱いている気持ちが同じっていうことは、それだけ相手の気持ちも
受け止めることが出来るし、理解することができるってことに繋がっていくのですよね。
自分が相手を心配していたのと同じ気持ちを、相手も抱いていたんだなぁと知ることができる。
一言で言えば “心が繋がっている” んですよ、彼女たちは。
それは時として今回のように衝突を生んでしまうこともあるわけですし、今後もそういったことは
あるのでしょうけど、でもそれは二人がそれだけ相思相愛で結ばれているからこそ起こる現象で
そう考えればまぁやっぱりこれからも彼女たちは大丈夫なんだろうなぁって自然と思えますよね。
もちろん、それはユー子とナギも含めた4人で。
また最後の一連の流れでドーナツを使ってきた辺りには “離れられない縁(円)” といったことを
示す意図を感じられたりもしました。
この暗示の仕方は 「夢喰いメリー」 でも同様の表現方法が多く用いられていたわけですけど、
それに加えて、今回の挿入歌でもあった “素直になれれば 伝わるでしょう”という歌詞や
“今は君とこの道を ずっとずっと歩いて行こう” という歌詞に対しても巧く重ね合わせた形で
使われていて、より縁と円という今回の話のテーマ性を強調した作りになっていたように思います。
(またその点で言えば、缶というものも形としては円柱なわけですから、ドーナツと同様の意味を
含ませてあったのだと解釈することができますよね。)
と、そんな風にちょっとした今回の話における表現方法の考察的なものをしてみたわけですが
まぁようはみんな仲が良くて最高だね♪ってことが伝わればそれでオールOKなのだと思います(笑)
とにかもかくにも、本当に最後は元の4人に戻れて良かったですよね。
今回もまた心温まるエピソードで観て良かったと思えるような回だったように思います。
そしてこれからは彼女たちにとっても新学期。また色々なことを乗り越えつつ、みんなで一緒に
成長していって欲しいなぁと願いたいものです。
次回 「プレゼント」
まぁその喧嘩の理由も思った通りといった具合のものであって、何だか微笑ましくもあり
本当に仲がいいなぁとつい思ってしまうような、そんな二人の痴話喧嘩的なお話でした。
ただ、こちらとしてはそんな風にあまり不安な気持も抱かず観ていられるわけなんですけど、
でも当の本人たちは全くそんなことはなくて、きっと凄く不安で悲しくて、
言葉に言い現せられないようなモヤモヤとした気持を抱いていたのだと思うんですよね。
だから彼女たちにとってみれば大したことじゃないわけがないし、気にしてないわけもない。
るんちゃんは 「たまにあることだから」 とは言ってましたけど、でも彼女の動揺っぷり
(足がソワソワしていたり、小説を逆さに読んでいたり、ボーっとしていたり) を観ていると
やっぱり、そんな一言じゃ済まされないほどに、るんちゃんもトオルも凄く不安で
仕方がなかったに決まっていたはずなのだと思います。
そして、きっと学校で互いが互いに対して抱いていた気持って同じだったのだろうなぁと
思えてくるわけなのですが、そういった部分はこの同じ表情と雰囲気を漂わせている
二人の描写というものを観ていると顕著に感じ取れるところでもありますね。
多分、二人とも謝らなくちゃいけないとは思いつつも、自分の想いというものはなかなか
曲げたくなかったのだと思います。だって、ああいう風に言い張り合ったのだって
本気でお互いを心配し合ってたからこそのもので、そんな気持ちを簡単に曲げてしまえば
その相手への想いも曲げてしまうということを認めることになるわけじゃないですか。
故に、二人ともそう簡単には折れたくない。自分が相手を想う気持ちは貫き通したい。
きっと、トオルが 「るんちゃんの馬鹿...」 と言ったことだってそういうことですよね。
まぁだから、今回の喧嘩って意外と本気の心のぶつかり合いであったのだと思うんですよ。
一見、理由も緩いし傍から見てればすぐに仲直り出来そうな感じでもあるだけに
大したことはないなぁと思えるところではあるのですけど、でもお互いが抱く気持ちは
決して中途半端などうでもいいものなんかではないんじゃないかなって。
むしろ、彼女たちを一番近くで見守っているユー子とナギがあそこまで動揺していたわけで
そのことからも、るんちゃんの挙動の異常性とか、あの日のあの二人の雰囲気がいつもとは全然違うんだなってことがよく読み取れるわけなんですよね。
視聴者からでは感じ取れない、その場の雰囲気というものを彼女たちが伝える役割を
しっかりと担っていて、だからこそ少しでもそういった危な気のある空気感を感じ取ることができる。
またその点で言えば、鬼頭先生や、みぽりん、ユタカなどもその役割を担うキャラとして
今回はよく描かれていたのではないかなと思います。
まぁでもやっぱりそうやって抱いている気持ちが同じっていうことは、それだけ相手の気持ちも
受け止めることが出来るし、理解することができるってことに繋がっていくのですよね。
自分が相手を心配していたのと同じ気持ちを、相手も抱いていたんだなぁと知ることができる。
一言で言えば “心が繋がっている” んですよ、彼女たちは。
それは時として今回のように衝突を生んでしまうこともあるわけですし、今後もそういったことは
あるのでしょうけど、でもそれは二人がそれだけ相思相愛で結ばれているからこそ起こる現象で
そう考えればまぁやっぱりこれからも彼女たちは大丈夫なんだろうなぁって自然と思えますよね。
もちろん、それはユー子とナギも含めた4人で。
また最後の一連の流れでドーナツを使ってきた辺りには “離れられない縁(円)” といったことを
示す意図を感じられたりもしました。
この暗示の仕方は 「夢喰いメリー」 でも同様の表現方法が多く用いられていたわけですけど、
それに加えて、今回の挿入歌でもあった “素直になれれば 伝わるでしょう”という歌詞や
“今は君とこの道を ずっとずっと歩いて行こう” という歌詞に対しても巧く重ね合わせた形で
使われていて、より縁と円という今回の話のテーマ性を強調した作りになっていたように思います。
(またその点で言えば、缶というものも形としては円柱なわけですから、ドーナツと同様の意味を
含ませてあったのだと解釈することができますよね。)
と、そんな風にちょっとした今回の話における表現方法の考察的なものをしてみたわけですが
まぁようはみんな仲が良くて最高だね♪ってことが伝わればそれでオールOKなのだと思います(笑)
とにかもかくにも、本当に最後は元の4人に戻れて良かったですよね。
今回もまた心温まるエピソードで観て良かったと思えるような回だったように思います。
そしてこれからは彼女たちにとっても新学期。また色々なことを乗り越えつつ、みんなで一緒に
成長していって欲しいなぁと願いたいものです。
次回 「プレゼント」
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Aチャンネル 9話「るんちゃんマジるんちゃん」(感想)
今回はこのトオルの表情が凄く良かった。
彼女は本当にデザイン的にツボです!!
格好がハルヒの長門を連想させる感じですね。
無口・無表情系キャラに黒マントは鉄板なのかもしれません。
今回はるんちゃんのお菓子作りが、卵を割る行為が
彼女の排卵を意図した...
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