空深ク、彼方へ ―

何故か竜司にだけ懐き、心を許してしまうレッドドラゴンのローズ。
でもそれには理由があった。知られざる二人だけの過去があった。今回はそんな話です。

やはりローズと竜司は過去に出会っていたようです。
1話のアバンのシーンもその時のもので、ローズが孵化した時に初めて出会ったのが竜司だった。
そこで一つの可能性として考えられるのが “インプリンティング(刷り込み)” なんですが
そのこととロストプレシャスという存在が相まって、竜司はかなり嫌気が差していたようでした。


　


というのも彼はロストプレシャス絡みで相当辛い思いをした経験があるみたいなんですよね。それが何なのか詳しくは分かりませんけど、その一つに家族絡みの問題があったのは確かなのだと思います。ロストプレシャスに奔走する両親、その両親の後を追い奔走する竜司。きっと彼にとってはただただ振り回されていたという印象しか残っていないのでしょう。

そして何より、両親を自分から奪ったとも言えるロストプレシャスが憎い。だからこそ、ロストプレシャスとは関わらずに普通に生きていきたい。もうあんな思いは二度としたくないから。そんなような気持ちを彼はずっと抱き続けてきたのだと思います。そう考えると世界に七人しかいないとされるレベル10のブレイカーであることも、彼にとってはただの余計な肩書きでしかないのかも知れませんね。

けれどもそんな彼の思いをローズという存在が大きく掻き乱しているのは間違いないんですよね。

ロストプレシャスなんかに関わっても碌なことがないのは重々承知なのだけれど
目の前の少女がこんなにも自分を好いて懐いてくれているというのは事実なわけで、
そんな彼女をロストプレシャスだからという理由で突き放してしまっていいのだろうか？
そういった疑問が今、彼には大きくのしかかっているのだと思います。

葛藤の故に一度はローズを突き放してしまった竜司ですけど、その後に彼女が連れ去られ彼が何を思っているのか。その気持ち次第で今後の彼がとるべき行動というのが見えてくるのだと思います。

まぁ何だかんだ言っても、その答えはもう見えているのですけどね(笑)
一人の少女を救い出すために拒絶し続けていた世界に自らの足で飛び込む。
次回はそんな彼の雄姿に期待したいところです！！


しかし彼はレベル10のブレイカーであるにも関わらず襲撃してきたブラックドラゴンに対して
成す術もなかった感じでしたね。個人的にはあそこで覚醒するのかなと思ったのですが。
一話で英理子が持っていたようなロストプレシャスを使わないと、ブレイカーは力を発揮できないということなのかな？

でもそうなれば次こそ、竜司が覚醒する姿が見れるかも知れませんね。
今回も戦闘シーンの作画は凄かったですし、次回は色々な意味で期待値の高い回になりそうです♪


　


それにしても今日のローズは悲しそうな顔が多かったなぁ･･･

ローズはやっぱり笑ってる時が一番可愛いと思うんだ。。
竜司よ。あの笑顔を早く取り戻してやってくれ。




次回　 ｢決意の契約｣

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