井上敏樹
井上敏樹(いのうえ としき1959年11月28日 -)とは荒野の用心棒。主に東映及びマッドハウスの出入りに絡んでくる。自身の信者よりアンチのほうが好きであることで有名。通称「敏樹」「敏鬼」「御大」「井上大先生」。
経歴[編集]
巨匠誕生[編集]
昭和時代から続く脚本家一族の末裔として生まれる。だが反骨心からか当初は家業を継ぐ気はなく、成蹊大学という戦前からの名門というにはいまいちマイナーな大学に進学してぶらぶら遊んでいた。しかし22歳の時に暇潰しで書いた同人誌が二代目大川組(当時・現在は四代目である。以下「東映」)の幹部(七條敬三)の目に留まり、熱いラブコールを受けたので、「仕方ねぇなぁ」と渋々大学を中退して東映の食客となる。この当時からツンデレの傾向があったと思われる。
東映では鯖の養殖業者と食堂の料理長を兼任しつつ、Dr.スランプ アラレちゃんでトラックに登場人物を轢かせかけたり、脚本を依頼した日活のお偉いさんと殴り合いの喧嘩を始めたり、押井組若衆の金子修介、吉田組舎弟の小山高生と兄弟杯を交わしたりと自由気侭な風来坊として過ごしていた。戦隊シリーズでは、テレビ局のお偉いさんに突っかかりながら書いた脚本が当り、気を良くした敏樹は東映を俺色に染めてやると密かに決意するのであった。
戦友との出会い[編集]
戦隊では東京大学文学部仏文専攻・白倉伸一郎と運命的な出会いを果たす。正反対の性格でありながら、捻くれ者同士の二人はすぐに意気投合し、五分の杯を交わして終生の義兄弟となる。これが俗に言う東映の誓いである。センター世界史に出るよ。
その白倉と超光戦士シャンゼリオンという従来の子供番組の枠を超えたふざけた素晴らしい作品を作り上げ、特撮脚本家としての評価を不動の物とする。この作品では親父と因縁深い長坂秀佳の書生上がりという過去を持つ武部直美とも出会う。
一方で、解散した関東手塚組(通称「虫プロダクション」)残党が結成した丸山興業(以下「マッドハウス」)にも草鞋を脱ぎ、たちまちYAWARA!、ギャラクシーエンジェルなどでブイブイ言わせるようになる。
そして仮面ライダー[編集]
その後もアニメ・特撮両面でキャリアを順調に積み東映やマッドハウスから(用心棒として)信頼を得た敏樹の元に、勝手にライダーの続編を作っていた同僚(高寺成紀)の予算の使い過ぎで、東映の経営が火の車だとの話が持ち込まれる。聞くや否や、知らぬ間に学歴社会の仕組みの中で出世していた白倉と共に撮影所へカチ込みを掛けた敏樹だったが、兄弟分・小山の若衆頭である荒川稔久が一枚噛んでいたのと、高寺の破天荒ぶりに似た空気を感じたらしく寝返って仮面ライダークウガを続ける様に東映を恫喝説得。この一件が効いたのか、後に高寺が東映上層部への怨みつらみの限りを綴ったプロパガンダ漫画では、経営上の指示を出しているだけの東映重役陣が極悪人ヅラに描かれているのと対照的に、敏樹は咥え煙草のナイスガイに美化されている。
クウガ終了後、高寺が粛清されると新たに白倉が後釜に座る。「所詮、早稲田など私学に過ぎん」「大学の頂点は東大にあり」と勝ち誇る白倉は、自らの信じるライダー像を唯一理解する人物である敏樹を側近に据える事を決め、昭和ライダーシリーズの脚本を手がけてもいた伊上勝に「息子さんを僕に下さい」と三顧の礼を持って迎え入れた。
かくして東京有楽町の東映本社第2会議室で「仮面ライダーシリーズ・メイン脚本家」襲名披露が岡田茂二代目組長・高岩淡三代目組長・岡田裕介若頭筆頭(現四代目組長)やその筋の人が臨席するなか厳かに執り行われた。杯を交換した井上親子を前に、白倉が江戸一本締めの音頭を取り、特撮界初の脚本世襲が行われたのであった。
その後も白倉と共にアギト・龍騎(サブとして参加。メインは小林靖子)・555の三連作を作り上げ平成特撮に黄金期を作り上げたり、懲りない高寺の無茶でガタガタになった響鬼を徹底的に改造して、旧体制ファンや自身のアンチ、主役から罵詈雑言を投げかけられ、某人による放火予告までされたり、知らぬ内に自分の性格や口癖が天道総司や門矢士に反映されたり、名護さんだったりと数々の武名を響かせる。
最近は平成ライダーの明るい改革推進により、敏樹は東映の圧力でほぼ追放の憂い目に遭ってしまった。
しかしそんな事はお構いなしと言わんばかりに、雨宮慶太とのタッグを結成。衝撃ゴウライガンを世に送り出し、ライダーを離れた今でも元気に活動している。最近では『仮面ライダークウガ』のコミカライズに参加し、登場人物の狂人化・真・仮面ライダークラスのスプラッタ描写などにより、誰得感満載の漫画に仕上げている。
作風[編集]
主役の敗北シーンは何故か川オチ[編集]
- ライダーバトルは今や平成シリーズの名物だが、ライダーは雑魚怪人と違って玩具的にも事務所的にもそうそう一方を死なせる事は難しい。ライダー同士の戦いを適当な所で切り上げなければ戦わなければ生き残れなくなってしまうので何らかの技法が必要となり、そこで編み出されたのがこの池ポチャ(水オチ)である。
しかし、実はこの手法には先駆者がいる。誰有ろう、仮面ライダーV3である。V3は全50話の中で19回も水中に叩きこまれており[1]、1号2号時代の戦闘の泥臭さを払拭している。井上がV3のファンであると公に語ったことはないが、昭和で最もスタイリッシュなV3の手法をオマージュしたとも考えられるだろう。
食事シーン[編集]
敏樹本人の趣味が料理という事もあってか、意味の無いところで食事シーンを入れることで知られている。
- 例えばサブで参加した鋼の錬金術師では原作の世界観を無視してエドワード・エルリックがカツ丼を食すシーンが盛り込まれていた。
- さらに、敏樹が脚本を担当する平成仮面ライダーシリーズの話が、まるで料理番組のように描かれているときもある。その例として、仮面ライダーアギトの主人公、翔一が番組内で調理方法を述べているシーンが多数ある。他にも555では第49話で、巧達がレストランでディナーを楽しんだその翌日にバーベキューをしているシーンがあった。
- 初参戦した仮面ライダークウガでもおやっさんとその姪っ子がドーナツの壮絶な取り合いを行っている。
- 小説版仮面ライダー龍騎では登場人物がみな好物をおいしそうに食している。浅倉はぼっとん便所のうんこや野良犬を喰っていたが。
- 仮面ライダーカブトに至っては料理番組をやりすぎて後半尺が足りなくなり、gdgdなまま終わるという現象が発生した。
- 大先生曰く「食事シーンはテレビで放送出来ないセックスシーンの代わりだよ(笑)」
記憶喪失[編集]
敵キャラクターが記憶喪失になり、助けてくれたゲストの女性キャラと親密になるが記憶を取り戻して悪となり、最後は悪の心を自覚しながら恩人となったキャラを殺す……というシナリオを好む。 自身の担当するジェットマンや仮面ライダーキバだけならまだしも、ドラゴンボールでベジータにもその汚れ役をさせたことがある。
仲間割れ[編集]
- 結城凱/ブラックコンドルと天堂竜/レッドホークは仲良くなるまで半年以上かかっている。
- 草加雅人は時に味方側に付いたかと思いきや、目標を遂げる為なら敵側にも付く。
- 『超光戦士シャンゼリオン』32話で涼村暁が前以上に調子に乗りまくったことで(一時的だが)速水達と決別する。
- 『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』では、レッドであるドンモモタロウが「修行が足りん」と称しておともたちに襲い掛かったり、追加戦士であるドンドラゴクウが隙あらばタロウの寝首をかこうとしたり、挙句キジブラザー(ピンク)が何度も怪人に悪落ちする始末で、歴代で最もチームワークが欠けた戦隊と称されるようになった。
- 仲良しこよしの関係が大嫌いな敏樹は基本的に純情な友情を描かない。大体からして出てくる奴出てくる奴みんながアクの強い変人か悪人なので、其処で描かれる友情がやたら醒めた大人の関係か、無駄に顔の近い会話シーンが中心なのも頷ける。偶に真っ直ぐな友情や恋愛が描かれる事もあるが酷い結末の前フリなので要注意。大抵、どちらかが死にます。
- 仲間割れ…と見せかけて実は芝居だったんだ。という手法も彼の得意技である。
犯罪行為[編集]
- 平成仮面ライダーシリーズでは子供向け番組とは思えないほど犯罪描写が多い。
- 仮面ライダー響鬼、仮面ライダーキバ、仮面ライダーディケイドではメインキャラが窃盗などを働くが最終的にお咎めなしという子供向け番組では考えられないようなシーンがあった。
- ドンブラザーズに至っては下手くそな運転をするはるか(オニシスター)が等身大の敵を車で跳ね飛ばすという恐るべきシーンがあり(一部の仮面ライダーのような必殺技ではなく本当に教習所の単なる車である)BPOにガチ抗議が来たほどであった。
井上ワープ[編集]
昭和特撮では「街中で殴り合っていたヒーローと怪人が、ジャンプした瞬間周囲に何にもない野っ原に飛んでいる」という描写が頻繁に存在する[1]し、事実井上作品でもそういったシーンは存在する。しかし、井上作品の真のワープはそんな月並みなものではない。
仲間が携帯電話等で救援を求める際にヒーロー(またはヒロイン)に連絡すると、場所も連絡しなくてもわずか数秒で助けを求めた人の前に現れる。まるでオリーブに呼ばれるポパイ、もしくは大人ランボを見つけたビアンキだが、井上の作品ではほぼ確実に見られる現象である。
- 各地で批判に曝されているが、井上当人はまったく変だとは思っていない。
- なぜなら、現実世界でも周りの人間に電話して「俺だ、すぐ来い」であらゆる関係者を呼び出しているためである。電話されてしまった相手には「先生、今どちらにいらっしゃいますか」などという常識的な質問ができる勇者は1人もおらず、他の関係者に片っ端から電話したりして「井上先生が今どちらにいらっしゃるかご存じありませんか?」と聞いて回るとスピード違反もぶっちぎりの大急ぎで飛んでいくのである。
- なので、893の世界観的には別にどこもおかしくない普通のことなのであり、井上ワープは893の世界では日常的に起きている現実の事象なのである。
- 似た例としては、「仮面ライダー THE NEXT」で、ドレイクにボコボコにされた本郷を、なぜか一文字が助けに来るシーンがあるが、これも井上ワープを応用したものであり、お友達がどこにいるかなんてことは大した問題ではないのである。
時を飛び越えすぐに助けてくれるよ、風にその名を呼んだなら。
退廃的な世界観[編集]
- オルフェノク等の悪に支配され荒廃した世界を好む。特に劇場版555やブレイドはそれを端的に表している。
- 仮面ライダーディケイドでは救いのないネガの世界の脚本を担当していた。ちなみにディエンドの世界は劇場版ブレイドの世界に近い。この2つの世界は救われず絶望的な展開を迎えている。
設定改変[編集]
話を面白くする為なら原作や参加前の設定を大幅改変するのも敏樹の特徴である。
- 例として仮面ライダー響鬼で桐矢京介という愉快なキャラクターを突然導入し、周囲を引っ掻き回したりした例が挙げられる。前半信者からは怨嗟の声を浴びせられ、響鬼の中学生日記なノリにげんなりしていた層からはアンチヒーローとして賛否を分けた可愛そうな中の人だった。実は「前期」の脚本家、きだつよしは「後期」の井上展開が好きらしい。
- 仮面ライダー剣に登場するブレイド、ギャレン用のバイクは超小型原子力エンジンで稼働するという設定があったが、敏樹は大胆にもエンストしがちだったのでエンジンを蹴って直すという原子力エンジンの斬新な修理方法を描写したり、偽ライダーが仮面ライダー達を仲間割れさせる回では、上記の原子力搭載マシンと共に空気中のあらゆる元素をエネルギー化するエンジンを搭載したマシンがガソリンスタンドで給油する(ガソリンスタンドの給油ホースで偽ライダーが攻撃するシーンを描くための大胆な設定変更である)というシーンも書き上げた。こうした敏樹のアドリブに対応すべく、仮面ライダーカブトでは「ガソリンエンジンと特殊エンジン両方を搭載」という隙の無い設定が生まれた。
- ギャラクシーエンジェルでも原作の設定を大胆改変し、世間一般に満ち溢れた「やや中二病気味のSF設定+萌え」的(例「魔法少女リリカルなのは」シリーズ)な原作設定を「ありきたりでつまんねぇ」の一言で昭和ナンセンス系ギャグ(例「おそ松くん」「天才バカボン」)風味に改変し、深夜の時間帯で好き放題に遊んだ事もある。当然、原作派や、金を出していたブロッコリー (宗教)からは猛抗議があったが、視聴率や関連商品の数値を見て黙った。続編作って更に黙った。
- 黙っていなかったのはブロッコリー開祖の木谷高明だけであり、彼は開祖の権力で井上とマッドハウスを放逐してギャラクシーエンジェる~んを作ったが、ものの見事に玉砕し、石もてブロッコリーを追われる羽目になる。
- キューティハニー THE LIVEでは草加の中の人にハニーフラッシュをさせる暴挙を達成。時系列が初代アニメ前なためパンサークローの設定も大幅に異なっており、シリーズでは唯一シスター・ジルが出てこない。
- 自らの作品に対してもこの傾向があり、自身が執筆した555の小説版も大幅に設定が改変されており、TV版の雰囲気を期待して読んだ読者はドン引きする事請け合いである。因みに敏樹はこれを2週間で書いた。
- どれくらいドン引きなのかと言うとテレビ版ではぴーされ、劇場版ではぴーになった草加がぴーされてしまう。K太郎がぴーしちゃうのも意外だったけどな!
- そう言えば若い頃に書いたマクロスの小説でもリン・ミンメイの誕生日を勝手に変えてたんだっけ?
井上キャラ[編集]
代表的な井上キャラ[編集]
以下、井上の作品に頻繁に登場する「変人」「きちがい」「だらしない生活態度」「女(男)好き」系キャラを列挙する。
- コミックボンボン掲載のSDライダーのOVA(井上が初めて担当したライダー作品。何気に主演は石ノ森章太郎の息子の小野寺丈なので「2世もの」でもある)で主役から片想いの相手をうそついてまでぶんどってオチにした悪魔。
- 初のシリーズ構成・脚本を多数手がけマッドハウスの拡大路線成功に導く,元祖井上キャラ、女好き
- 御大の手によって異星人の虐殺回数を水増し。
- かなりの女好き、酒好き・タバコ好きでイカサマ師。納豆と男が嫌い。
- 一応ラスボス(なんの特殊能力も持ってないくせにジェットマンのロボのあらゆる攻撃に耐えるチートぶり)。演者が子供に石を投げられた。
- 多額の借金を抱えてる上にだらしない生活態度。
- 厨二病。
- ヘタレ。
- アニメ版では「男好き」と言う設定になっている。
- アニメ版では読心能力を全カットしたうえ、超腹黒に改悪。
- 女好きかつだらしない生活態度であり、それによって息子にも迷惑を掛けている。
- 変人、でも名護さんは最高です!
- アニメ版のシリーズ構成及び脚本を担当。キモヲタであり重度の変態。
- シナリオを担当。某所では乾巧と涼村暁を足したようなキャラと評される。
- 傍若無人の妖怪縁結び男、思い込みが激しい盗作女、風流文化人気取りのニート、一途すぎるワンコ系不器用逃亡者、ヤンデレヘタレ、小二病&DQNな二重人格の狂人ぼっちとまともな奴が1人もいない。これでアニバーサリー作品をよく名乗れたものである。
井上キャラをインスパイアした人々[編集]
- 『不倫は文化』とは井上キャラが言いそうな台詞である。
- 絶叫、破壊、脅迫、まさに井上キャラの典型である。
人物[編集]
- 特撮系の画像掲示板でコラージュされる脚本家ナンバー1と言う名誉を得ている。
- 新谷悪子にヤクザと思われている。
- 上記の人物も参戦していたおねがい☆ティーチャーシリーズの生みの親と同様、早さがセールスポイントな脚本家としても知られている。なお、早いのは決して舎弟に書かせているからではないので間違えてはならない。
- ラディゲに汚れ役をさせたことで彼から恨まれた。さらに「帝王トランザの栄光」では敵幹部を廃人化させて精神病院に入れるというとんでもないことをやらかした。
- シンガポールで路上喫煙したり、「禁煙」と書いてあるタクシーで運転手に「灰皿はどこだ?」と言ったり、とにかくどこでもタバコを吸うことから『歩く喫煙所』の異名を持ち、マッドハウスの会議室は禁煙なのにみんなタバコを吸っている。
- 月刊ドラマでエッセイ内で「実は才能がなくても才能があっても、万が一偉大な才能があろうと、皆悲惨な運命が待ってますよ」とアニメ脚本家志望の人々の夢を潰したが,小山高生が「なんとも実も蓋もない事言うんだ」と言いつつも「そんなバカな人間が好き」だと共感していた。
- こいつと比べたら両澤千晶の方がマシという矯激な意見もある。確かに両澤の方が彼より仕事が少ない分トンデモ脚本を世にばら撒いた数が少ないので彼女の方がマシである。
関連項目[編集]
- ^ 例えば『仮面ライダー』では、飛行する怪人ムササビ―ドルを追って仮面ライダー2号が「とぅ!」と叫ぶや否や400m位の高さまでジャンプして追いついているし、5作目『仮面ライダーストロンガー』では崖に落ちたおやっさんを救うためにタックルとストロンガーがおやっさんの肩を支え、数千m(敵怪人の台詞)の岸壁をひとっ飛びに乗り越えている。
関連項目[編集]
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