電話
電話(でんわ)とは、いわゆる黒物家電のすべての基本的機能を兼備した股座膏薬的機械である。
概要[編集]
もともと、電話は伝声管の機能を補強するために開発された機械である。しかし、本体機能のスペックは早期に利用者の要求を満たしてしまったため、さらなるシェア拡大のために他の機械の基本的機能を次々と搭載しはじめた。栓抜き、ナイフ、喫茶店、ドラッグストアなど、本体機能があまり必要ない道具、設備らの持つ性(さが)である。
電話(スマートフォン)が兼備している主な他の機械の基本的機能[編集]
これほどではないが、固定電話もある程度他の機械の基本機能を兼備している。
われわれが電話を使用している時間のうち、半分以上はマイクを使用していない。したがって、スマートフォンを多機能ラジオや多機能テレビと呼んでも、別に良かったのであるが、他のジャンルの開発者が電話開発者ほど節操がなくなかったため、本当は何のために所有しているのかよくわからない機械を電話と呼ぶことになった。
歴史[編集]
伝声管の発明[編集]
トンネル内で声が遠くまで聞こえることから、平面波の音の減衰が少なく、遠くまで伝えられることがわかり、古代ローマで壁に穴を開けたり木管を通したりして伝声管が作られた。やがて金属製の伝声管が開発され、高層建築や甲板と船室で連絡を密に取る必要がある船舶でさかんに使用された。しかし、いかに平面波の減衰が少なくとも、管が長くなれば音は聞こえにくくなる。このため、一人以上の人間が伝声管からの言葉を聞き、同じ内容の言葉を次の伝声管に向かって伝えるという伝令が必要になった。この伝令の人件費を削減しようというのが、電話のデベロップメントオブジェクティブである。
黒電話の発明[編集]
19世紀後半、フランス、ドイツ、イタリア、アメリカなどで、相次いで音声を電流の断続に変換する装置が発明されたが、ややこしいのでグラハム・ベルが発明したことにしておく。初めはマイクは本体に固定され、スピーカーのみ耳に押し付ける伝声管を引きずったデザインであったが、しだいにマイクとスピーカーが一体化した受話器が装着されていった。筺体(きょうたい)には木材が使用されたが、1933年に日本で黒いベークライト製の電話が使用され始めた。いわゆる黒電話であり、今でも機種依存文字に使われている☎(でんわ)は黒電話の絵文字である。
初め、電話は事業用に使用されたが、それも頭打ちになり、電話会社は通話時間を伸ばさせるために、各企業に電話サービスを奨励した。その最も有名なものがリカちゃん電話である。リカちゃん電話は、リカちゃんが一方的にしゃべくるという点で、伝声管からの脱皮が見られる。
あの頭に黒電話が乗っている豚のチンカスの父親でもあるのである。
プッシュホンの登場[編集]
その後、黒電話の「ジジジ…」と鳴る時間を短縮するためにプッシュホンが登場した。一方、黒電話はテレビのダイアルのようにいかにも古臭いとか、夜中に見ると怖いとかいった理由で、徐々にプッシュホンに取ってかわられる。
プッシュホンは技術上の制約からダイヤルホン(黒電話式)よりも料金を高く設定しなければならなかったので、電電公社は仕方なくおまけの機能をつけた。すなわちプッシュホンが電卓がわりにも使えるようになったわけである。これに目をつけたのがテレビ局で、プッシュホンを使った視聴者投票や視聴者ゲームに応用し始める。さらに怪しいお店でおじさんたちがお金を払ってこれを利用すると、やりようによっては女子校生とチョメチョメできる仕様も追加された。こうして、電話にはよくわからない機能や使用法がどんどん追加されていくことになる。