2013 年に発売された人気作の1つですが、その続編が登場しました。
「Heroes and Castles 2」です。
Bug Heroes シリーズや Block Fortress など、多くの人気作を公開しているアメリカのスマホゲームメーカー Foursaken Media の新作です。
パッと見は無双シリーズっぽいですが、主人公はそこまで強くなく、味方の兵士と城の防御をいかに活用するかが攻略のポイントとなります。
ただ、今作は・・・ プレイ方法がかなり解り辛いです。
Foursaken Media のゲームはクリエイターが作りたいモノを作っているためか、様々な要素が盛り込まれている反面、内容が複雑な傾向があります。
おまけに今回はメニュー画面がなくなり、いきなり 3D の城の中に放り込まれ、メッセージもすべて英語なので、冒頭から「どうすりゃいいのコレ?」となります。
そこでここでは序盤の進め方を説明し、それをゲーム内容の紹介の代わりとしたいと思います。
【 Heroes and Castles 2 初心者の館 】
ゲームが始まると、中央にクリスタルのある城の中からスタートします。
まず操作説明が行われますが、これは画面を見れば解るでしょう。
画面左側をスライドして移動、右側をスライドして視点を変更します。
その後、ダッシュボタンに矢印が付くので、押しながら移動しダッシュを覚えましょう。
ダッシュは戦闘中でなければ無制限に走れますが、戦闘中はスタミナを消費し、尽きると走れなくなるのでご注意を。
その後、再びダッシュボタンに矢印が付いたら、ボタンをダブルタップして下さい。
主人公がバックステップします。
これは回避に活用でき、強力な攻撃を行ってくる相手との戦いで必要なので覚えておきましょう。
画面左側に矢印が現れ「Double Tap the left of ・・・」と表示されたら、画面左側をダブルタップして下さい。
主人公が 180 度反転します。
素早く後ろを向きたい時や、逃げる時に便利です。
操作説明が一通り終わると、画面右下にドクロの盾のマークが現れます。
これを押すと戦闘開始! 「Wave 1」がスタートします。
敵が攻め寄せてくるので、門から出て敵を待ち構えましょう。
戦闘が始まると画面右下のボタンは攻撃ボタンに変わります。
連打しなくても、押しっぱなしで連続攻撃してくれます。
ただし攻撃でもスタミナが減り、尽きると威力が激減します。
走り寄って攻撃しているとスタミナが早く尽きるので注意。
盾ボタンは押しっぱなしにすることでガード出来ます。
ただ、ガード中は「ブロックメーター」が減っていき、なくなるとガードが解けてしばらく再使用できなくなります。
また大振りの攻撃はガードしてもダメージを受けるので、あまり過信しないで下さい。
矢を防ぐ際には便利です。
外で待っているとガイコツ兵士がやって来るので、攻撃して撃退しましょう。
しばらく戦っていると、画面下の「UNIT」のところに矢印が出ます。
これを押すとユニット雇用画面になります。
最初は3つしかユニットがありませんが、まずは旗持ち兵である Bannerman(バナーマン)を雇って下さい。
兵士を雇うには CP(コマンドポイント)が必要で、これは時間の経過で徐々に増えていくのですが、旗持ち兵が多くいるほどその増加スピードが上がります。
前作は「金鉱」を作って収入を増やしていましたが、今作は旗持ち兵がその代わりです。 これは超重要です。
もちろん旗持ち兵がやられてしまうと、そのぶん収入は減るので注意しましょう。
CP がある程度増えたら、歩兵の Footman(フットマン)と弓兵の Archer(アーチャー)を雇います。
これらの兵士は出撃後、自動で敵と戦います。 特に指示を出す必要はありません。
ただ、フットマンは攻撃力が低く、頼りになりません。
雇用費が安いので序盤の壁役にはなりますが、戦力としては期待しないように。
アーチャーは「城壁の上」に配置され、近付いて来る敵に矢を放ちます。
防御兵器のようなもので、フィールド上に現れるものではありません。
兵士にはコストと雇用上限があり、画面右上に表示されています。
フィールド 50、城壁 50 が上限で、それ以上になると CP があっても(出した兵士がやられるまで)雇用できません。
一度雇用すると、画面左上にショートカットのアイコンが現れます。
このアイコンをタップすると、UNIT 画面を経由しなくても簡単に雇用を行えます。
また、このアイコンを押しっぱなしにすると太枠が付き、以後 CP が貯まり次第、そのユニットを継続して雇い続けます。
もし敵の攻撃を受けて HP が減ったら、城の中に戻りましょう。
徐々にダメージが回復していきます。
味方と共に、敵を全滅させれば勝利。
レベルが上がってヒーローの「スキルポイント」を得られ、クリスタル(青色のダイヤマーク)も手に入るはずです。
画面下の Heroes のボタンを押し、右下の SKILLS をタップすると、スキルの習得画面になります。
スキルは Knight(ナイト)、Paladin(パラディン)、Mage(メイジ)の3つのカテゴリに分けられています。
どれを習得しても構いませんが、2列目のスキルを習得するには、そのカテゴリのスキルを合計5回習得していなければなりません。 3列目は合計 15 回習得している必要があります。
バラバラに習得していると上位スキルの習得が遅れるので、その辺は考慮しておきましょう。
オススメは、ナイトの一番右のスキル Sword Strike(ソードストライク)。
これを覚えると周囲に強力な攻撃を繰り出し、近くの敵を一網打尽に出来ます。
メイジの Fire Blast(ファイアブラスト)も、正面から挑むと危険な敵を遠くから攻撃できるので便利です。
スキルレベルを上げないとあまり強くありませんが。
スキルを覚えた後は、鍛冶屋で武器を作るように言われるので、指示に従いましょう。
城の中に戻り、入って左手にいる Blacksmith に近付いて話をします。
Craft(作成)のボタンに矢印が付いているはずですから、それを押して武器を作りましょう。
クリスタルが3つ必要ですが、Wave 1 のクリア報酬で払えるはず。
どんな武器が作られるかはランダムです。
剣かもしれませんし、ハンマーや槍かもしれません。
何にせよ最初の武器よりは強いでしょうから、完成したら右下の Equip(装備)の横にある Primary(プライマリ)のボタンを押して装備して下さい。
なお、片手持ちの武器なら Off-Hand(オフハンド)を選択して、利き手でない方に持つ事も出来ます。
つまり二刀流が可能で、素早く敵を攻撃することが出来ます。
ただしオフハンド側の武器は攻撃力が半減するので、好みもあると思いますが、盾があるならそちらを持った方が無難でしょう。
盾がないとガードも頼りになりません。
※やや邪道ですが、装備作成前にポーズボタンを押して OPTIONS を選択し、iCloud で Upload を選んでデータをセーブ。
もし作成結果が悪かった場合は Download でデータをロードすれば、作成をやり直せます。
装備を終えると、画面下の「MAP」のボタンに矢印が付くはずです。
これを押すと周辺の地図が表示されます。
今回は城だけでなく、近くの平原や村などに遠征することが可能です。
各領地は占領していると、特定の兵士を雇用できるようになったり、5日ごとにクリスタルが貰えるなど、様々なメリットを得られます。
城以外での戦いは、野戦か攻城戦になります。 当面は野戦になるはずです。
野戦には城がないので、守備を考える必要はありません。
ただし城内に逃げ込めないので、減った HP を(この時点では)回復できません。
旗持ち兵は雇用できず、CP の増加量は常に一定。
野戦の場合のみ、アーチャーもフィールド上で戦います。
Wave 1 をクリアしていれば盾兵の Shield Knight(シールドナイト)を雇えます。
これと共に戦っていれば勝てるはずです。
勝利すると装備を入手できるはずです。
このように運が良ければ、鍛冶屋で作成しなくても武器や防具を得られます。
ランダムで特殊効果が付いていることもあります。
もし装備が不要な場合は、鍛冶屋で売却可能です。
バッグのボタンを押し、いらない装備を選べばクリスタルに変換されます。
ただし初期装備は売っても何も得られません。
城に戻ると、画面右下に戦闘を開始するドクロの盾のボタンが出ているはずです。
でも押す前に、マップ画面を確認してみましょう。
城に敵が迫っていることを示す矢印と、「1」という数字が書かれているはずです。
これは敵の軍勢が、あと1日で城に到着することを表しています。
難易度の低い(Difficulty が 1/20)の土地に進行しておくのもいいでしょう。
城の東にある Varle Monestary は占領すると Priest(プリースト)を雇えるようになるのでオススメです。
プリーストは雇用時に主人公の HP を回復させ、さらに近くにいる味方を治療します。
これが雇えるようになれば、城の外でも(CP があれば)緊急回復可能です。
なお、ゲームが進むと占領済みの領地が黄色く光っている場合があります。
ここを訪れると宝箱が見つかります。
クリスタルや装備が得られるので、発見したら必ず回収しに向かいましょう。
城に戻り、ドクロの盾のボタンを押せば Wave 2 が始まります。
Wave 2 では矢を撃ってくるスケルトンアーチャーが大量に出現します。
不用意に突っ込むと蜂の巣になるので注意して下さい。
遠距離攻撃をするキャラは盾兵に弱いです。
シールドナイトを雇えば盾で矢を防いでくれ、そのまま撃退してくれるので、多めに雇って戦いましょう。
ステージが進むと敵にも盾兵が登場します。
普通に攻撃しても防がれますが、この時は攻撃ボタンの左上にある大振りのボタンを使用して下さい。
大振り攻撃はスキがありますが、盾ごしにダメージを与えられます。
Wave 2 の終了後は、門から見て左手の奥にいる Master Sergeant(マスターサージェント)のところに向かって下さい。
ここではクリスタルを使って兵士の強化を行えます。
それが終わると、今度は Castle Engineer(キャッスルエンジニア)のところに向かうよう言われます。
これはサージェントのすぐ横にいます。
ここではクリスタルや城壁、防衛兵器などの城の設備の改築を行えます。
クリスタルを強化すると城内での HP 回復量が増すので、早めに1段階は上げておきましょう。
城壁の強化も大事ですね。
Wave 3 では、大量のゴブリン兵士が攻め込んできます。
ゴブリンは弱いのですが、大軍で攻めてくるので、1体ずつ片づけようとしても無理。
あっという間に城壁に取り付かれ破壊されてしまいます。
ここは Wave 2 の後に雇用可能になっている砲兵 Blunderbuss(ブランダーバス)を使いましょう。
このユニットは攻撃力は低いのですが、広範囲の敵をまとめて吹っ飛ばすことができ、ゴブリンの人海戦術に対抗できます。
ただし後半になるとガイコツ盾兵が登場するので、射撃ユニットは不利。
装甲のある敵に有効な槍兵 Pikemen(パイクマン)を出して撃退しましょう。
Wave 3 の後は、Scribe(筆記者)のところに行くように言われます。
門から見て右奧の建物の前にいます。
彼と話すと、敵の情報や実績などの確認を行えます。
また History から、クリア済みの Wave を再プレイすることが出来ます。
再クリアしてもクリスタルは得られませんが、経験値は入るのでヒーローの育成は行えます。
Wave 4 では、非常に高い体力を持つグールが登場します。
ただ装甲がないので、素早い攻撃を行えるエルフ戦士 Wood Elf Warrior が有効です。
どの敵にどのユニットが有効か解らなくなった時は、Scribe のところで敵の情報を確認しましょう。
なお、この戦いの前に城の北東にある Desecated Swamp を占領していると、TNT の「リサーチ」を行えるようになります。
戦闘開始後、画面下の Research のボタンを押すと、実行可能なリサーチ項目が表示されます。
TNT を選んでおけば、20 秒後にそれが完成。
完成後に城壁が破壊されると爆弾が爆発! 近くにいる敵が吹っ飛びます。
リサーチには自然回復や攻撃強化など様々なものがあり、使用に時間はかかりますが費用はかかりません。
完成後はパッシブ(常時効果)となる便利な技術です。
習得後は戦闘開始時に必ずセットするようにしましょう。
Wave 5 は夜の戦い。 夜は暗い場所に射撃を行えません。
ただ松明兵が登場し、周囲を灯すことが出来ます。
Wave 4 の後は、城にいる Guild Master と話すことでマルチプレイを行えるようになります。
最大4人が参加できる協力戦の COOP、1対1の対戦である VERSUS があり、どちらもネット接続と、Wifi や Bluetooth を使ったローカル接続の双方に対応しています。
Wave 5 以降は敵の城を攻める攻城戦も登場するようになります。
この場合、こちらから攻め込んで城壁などを破壊しなければなりません。
ユニットのうち、Plainsman(プレーンズマン)や Siege Archer(シージアーチャー)などは城攻めを優先する兵士です。
城壁を修理するリペアマン、城壁内で防衛を行うブラックガードなども登場します。
ある程度クリスタルに余裕ができたら、新しいヒーローを雇うのも良いでしょう。
ヒーローの画面を表示し、画面を左にスライドすると、新ヒーローの雇用画面になります。
ヒーローは Human(人間)、Dwarf(ドワーフ)、Elf(エルフ)の3種類がいて、最初からいるヒーローは Human です。
それぞれ基本ステータスと習得できるスキルが異なり、例えばエルフの場合、スキルのカテゴリはレンジャー、グランドマスター、ドルイドの3種類になります。
レベルは1から上げていく事になりますが、装備は余っているものを利用できます。
そして戦闘でダウンした場合、別のヒーローがいれば、そちらに切り替えてコンティニューすることが出来ます。
序盤の進め方の解説は以上です。
ただ、Wave が進んでいくと敵はどんどん強くなります。
ストレートにクリアしていけるような甘いゲームではなく、Wave 8 辺りから急激に難易度が上がるため、領地を広げてユニットやリサーチを獲得しながら、城を強化してヒーローのレベルも上げ、地道に戦力を整えていく必要がありますね。
正直、難易度はかなり高いです。
難点は、やはり全体に漂う「B級感」でしょうか。
静止画だと非常に綺麗なのですが、キャラクターの歩き方が不自然で、城の造りも初見だとやや大雑把な感じを受けます。
それでいてゲームが解り辛く、難しいので、序盤で辞めてしまう人も多そう。
動きやルールは慣れれば問題ないし、育成要素も豊富、ゲームの作り込みの深さは相変わらずなのですが・・・
今作もややマニア向け、ゲーマー向けな印象はあります。
この辺は Foursaken のゲームに共通していることで、このメーカーの「味」でもあるでしょうか。
価格は 240 円で、クオリティーとボリュームを考えると破格と言って良いでしょう。
ただ、割と早い段階でゲームが辛くなるので、若干の課金は考慮した方が良いかも・・・
120 円で 30 個、240 円で 75 個のクリスタルを得られ、これはかなりの量なので、少額の課金でもゲームは相当ラクになります。
じっくりやり込んでいく、玄人好みのゲームですね。
ハマると延々と楽しめる、長く遊べるアプリです。
・Heroes and Castles 2(iTunes が起動します)
できれば日本語化してほしいですがこの会社で日本語化した物ってないですよね…