無い方が良いもの

2015.04.05.Sun.05:10
  持続的に成長を遂げるには余計なことをやらないことでしょう。

  会社が持つリソースは限られるので、一点集中でやっていきます。

  これからも。新興国専用車をつくることはないし、蛇足をやると失敗します。

  小飼雅道

  (こがい・まさみち 日本の経営者 自動車メーカー「マツダ」社長)


ネットビジネスにおいても

余計な事は一切してはいけない。

時間の無駄、労力の無駄、金の無駄、

そして無駄に終わるだけならまだ良い方で、

中には自身に害を及ぼすものも存在する。



何が余計な事なのかは概ね過去記事

>>してはいけない努力とは?

でも述べたが、そこでは書ききれなかった部分を

今回、付け足す事とする。



無い方が良いもの



かつては検索サイトを意図的に上位に表示させる為には

手段も選ばずにただ大量の被リンクを受ける事で

全てが事足りていた時代があった。


だが、現在も定期的に行われている

ペンギンアップデートと呼ばれる

Googleが行う検索サイト表示アルゴリズムの変革に伴い、

サイト評価に占める被リンクの重要性が占める割合が

大きく減少し、現在もその傾向は続いている。


現在においても被リンクの数や質は

サイトの評価を高める上で

重要なファクターの一つである事は変わらないが、

これから将来に向けて

検索サイトがそのサイトの価値を判断する基準については

外部リンクよりもむしろ

内部構造や内的リンクの張られ方の方が

より重要視されていくのではないかと考えられている。

故に旧態依然とした被リンクに依存するような考え方は

時代の変化とともに

サイト構築者の側も改めていくべきであると考察する。


未だ、外部リンクに依存しまくる事だけが

SEOであると激しく勘違いしている人も

少なからず存在するものと思われるが、

これを機にその考え方は改めて頂く事を当サイトでは推奨する。


被リンクの中には

対象となるサイトの評価を上げるだけでなく、

中には下げるものも存在するが、

中でも酷いものについては以下にまとめておく事としよう。

まずは過去記事のおさらいから

・ペイドリンク

・リンクプログラムへ参加した事によって得られるリンク

・自動生成されたコンテンツからのリンク

・隠しリンク

・過剰な相互リンク

・自作自演リンク

これらについては過去記事に詳しく説明しているので

詳しくお知りになりたい方は過去記事を参照して頂きたい。


そして、今回さらに


・アダルト関連サイト絡みのリンク

・ペナルティを受けているサイト絡みのリンク

・関連性の無いサイト絡みのリンク


についても説明しておきたいと思う。


・アダルト関連サイト絡みのリンク

まず、自身がアダルト系と非アダルト系の双方のサイトを運営している場合、

それらをリンクで結ぶ事は避けた方が良い。

非アダルト系のサイトはアダルト系のサイトにリンクを張ったり、

逆にアダルト系のサイトからリンクを張られたりすると

サイトの評価が低下すると考えられている。

これについて詳しい説明はここでは避けるが、

要はアダルト系と非アダルト系は混ぜてはいけないと言うイメージを持って頂ければ

概ね間違いはない。


・ペナルティを受けているサイト絡みのリンク

http://www.google.com/safebrowsing/diagnostic?site=サイトのURL

http://www.google.com/safebrowsing/diagnostic?site=http://infojusticejapan.blog.fc2.com/
(↑※例えば当ブログを診察する場合はこうなる)

・・・で調べた結果、ペナルティを受けているサイトと

何らかの繋がりを持った場合、

そのサイトの評価が低下すると考えられている。

もしも自分が運営するサイトの一つが何らかのペナルティを受けた場合、

即刻、そのサイトからのリンク及びそのサイトへのリンクを解除して

ペナルティを受けているサイトと隔離するか、

nofollow属性をつけて評価対象外とする必要性が生じる。

(※nofollow属性については話すと長くなるので詳細についてお知りになりたい方は

 『nofollow属性』などで検索して頂きたい)

ちなみに、nofollow属性のついたリンクは

対象となるサイトにプラスの評価も与えないが、

それと同時にマイナスの評価も与えない。

故に、一見評価には何の影響もないように思えるかも知れないが、

これは『評価を与えない』と言うだけで、『リンク』としては機能するので

人やクローラーは自由に行き来できる。

さらにクローラーが自由に通行するという事は

インデックスの頻度にも良い影響を与えるので

間接的にサイトにとって良い評価を与える要因に繋がる事を意味している。

故に、評価を高める為にはnofollow属性の付いたリンクも

決して無視できないと言う事も付け加えておこう。


・関連性の無いサイト絡みのリンク

上記2つほど評価を低下させる事はないとは思うが、

これもあまり好ましい事とは言えない。

ジャンルの全く異なるサイトへのリンク

又は

ジャンルの全く異なるサイトからのリンクは

時としてサイトの評価を低下させるのではないかと考えられている。


サイトの評価が下がると検索サイトによる表示順位に悪影響を及ぼし、

酷い時にはインデックスから外されて

URLを直接検索してもヒットしないような状態へと追いやられてしまう。

(特にこのような状態をグーグル八分とかジェノサイドと呼称したりする場合がある)


かつては被リンクはあればあるほど良いと考えられていた時代があった。

だが、時代は常に変化し続けている。

特にこれからネットビジネスに参入しようとする人は

このような単純で愚かな考え方を持ってはならないとだけ忠告しておこう。


マイナスの評価を受けるリンクなら無い方が良い

これが私自身が辿り着いた結論である。


被リンクは検索サイトから評価を得る為に欠かす事の出来ない

重要なファクターの一つである事はこれからも変わらないとは思うが、


SEOに対して被リンクにその多くを依存している方は特に

その『質』について今一度よく考えてみて頂きたい。


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