HGUC「クロスボーン・ガンダムX1改」作成記録
クロスボーンガンダムが世に出て早20年弱。
最近ではゲームで活躍したり、BFTでついにアニメになったりと、ようやく世間的な認知も進んだ今日この頃、プレバンよりそんなクロスボーンガンダムの新作が登場した。
それが今回紹介する「クロスボーン・ガンダムX1改」である。
まずはランナーを見てみよう。
かつて出たX1に追加パーツを付けた、という形である。
これ以外に追加の説明書も付いてくるが、本来の説明書どおりに組めば、素のX1を作ることも可能だ。
そのためこのキットはX1完全版と言えると思う。X1改・改のようなパーツはないけどね…。
それをちょいちょいといじくって出来たのがこれである。
今回は全体にスミ入れをした後、ビームサーベルの基部及び肩にクリームイエローを塗った。
また、頭部ダクトと頭部のドクロはエナメルのブラックを塗った後に、はみ出た部分を拭き取る形で整えた。
頭部はかなりディテールが密集しているため、ここを塗装するだけで大幅に出来が向上するのでオススメだ。
なお、頭部マスクは選択式で、強制排熱状態の物も付いてくる。
側面
今思えば、コクピット横のアンカーにも白塗れば良かったわ…。
ただ、ここ以外は本体の塗装は必要ないと言えるだろう。
最大の特徴であるX字のバインダーは若干斜めに付けられている。
背面
バーニアは差し替えで移動が可能となっている。
ちなみにX1改になって何が変わったかと言えば、実はリアアーマーが変わっただけただ一点だったりする…。
実際スクリューウェッブ追加されただけだしな…。
可動範囲
股関節、肩関節にはディテールを損なわない範囲でのロール軸が入っており、可動範囲は案外広い。
やはりここはかつて紹介したクロスボーン魔王と同一であることが大きいな。
なお、クロスボーンガンダム魔王紹介記事はこちらを参考にして欲しい。
付属品
流石クロスボーンX1だけあって、とにかく武装が豊富である。
ABCマント、ビームザンバー、バスターガン、ビームサーベル、ブランドマーカー、ビームシールド、コアファイター基部、バスターガン用持ち手、ザンバスター用持ち手、手持ち及び脚用のヒートダガー、スクリューウェッブ、シザーアンカーととにかく豊富だ。
なお、魔王の時付いてきたピースサインしている手は付いてこない。
まずバスターガン。
魔王と同様、専用の手で固定するため、ポロリの心配なし!
ここは金で縁取るとかすると更に良くなると考えられる。
続いてビームザンバーと手持ちのヒートダガー。
これも魔王と変わらず。やはりビームザンバーは金で縁取り、ヒートダガーも色塗ってやると格段に良くなるかと。
更にビームサーベルも見てみると
結構長いのです。
実際長さはビームサンバーより少し長い感じなので、だいぶインパクトはある。
で、このビームザンバーとバスターガンを合体させることで
バスターガンとなる。
これは専用の手首を使って握る形となるが、右手のみしか付いてこない。
続いて脚用ヒートダガー。
これも魔王と同様の形となっている。
脚にピッタリはまるため、落ちることはないが、如何せん足の裏の肉抜き穴が目立つため、しっかり作り込みたいならここは埋めておくのがベストかと。
そしてX1の追加品がこれだ。
ビームシールドとブランドマーカー。
ブランドマーカーはビームシールドの基部を前方に移動させることで再現が出来る。
ビームシールドのアームは可動式だが、基部を前方に持って来るのは差し替えである。
続いてここからがX1改の追加品。
まずはシザーアンカー。
フロントアーマーを差し替えることで再現出来る。流石に基部とアンカー繋ぐパーツは鎖じゃなかった。
左右で分けてしまえば、前垂れのパーツは外さなくても意外にフロントアーマーが抜けてくれるため、差し替えが容易である。
次がスクリューウェッブ。
これもシザーアンカーと同様にワイヤーで再現されている。
なお、ワイヤーはそれぞれ一本ずつ付いてきたため、二個再現するためには切断する必要がある。
そして今回の神髄がABCマント。
今回のABCマントは特殊なビニール素材で出来ており、実際説明書にあったようにシワがつきやすい。
また、とにかく付けるのが結構めんどくさく、説明書無しで…下手したら破れるかも知れない…。
あと、見れば分かるように背面まで完全に覆われているため、X字のバインダーを出すことが出来ない。
そのため俺は…
シワがつきやすい特性を利用し、そのままバインダーパーツを差し込んだ。
その結果が
これである。
なんかこうした方が、落ち着く。
では、それぞれのクロスボーンを見てみよう。
左から旧ROBOT魂版、今回のHGUC、GFFとなっている。
三者で結構バランスなども大幅に異なっており、結構これは完全版と呼べる物がこのサイズだとなかなかないのかもしれない。
また、ABCマントについても
三者で表現技法が異なっているのがよく分かる。
GFFの物には更に不織布の物も付いてきていた。
ホントにこうしたマント型はマジで正解が見えないな…。
というわけで、HGUCクロスボーン・ガンダムX1改でした。
これだけ付いた物を最初から出していればなぁ…と思わなくもない、そんなキット。
スクリューウェッブはともかくシザーアンカーは最初から付いてるだろうとか色々と思ったりもさせられた、そんなキット。
しかし、ABCマントについても色々と考えさせられるキットでもあった。
遊び甲斐についてはすごくあったけどね。
クロスボーンガンダムシリーズはだから面白いのだ。
■ゴッドハンド
|
|
|
|