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2023.09.29

彼岸花と地域の宝

 高知市の東へ、あぜ道に真っ赤な彼岸花、その先には赤旗読者。「よう来てくれたねー」の言葉に、流れる汗も気持ちいい。私を先導してくる女性の声は明るい「瑞枝でーす!」と言うと、どの家の人も笑顔で出てくる。子育てママは「県外から帰って来たけど賃金が低くて嫌になる」と、代々農家を営んできた、おじいさんは「人に頼んで田んぼをやってもらいゆう、農家は赤字よ」と、色んな悩みを打ち明ける。
子どもも、お年寄りも「瑞枝ファン」なのである。このコミュニケーション脳能力の凄さに感服する!
なぜだろう。日課の様に住民と対話、そして子ども食堂のお世話役、100歳体操のお世話にも取り組み、住民たちの様々な暮らしぶりと『心』を掴む。足が痛いと言いながら「地域の宝」と呼ばれ歩く背中、見習いたい。住民に寄り添い「苦難軽減」に努める。まさに共産党立党の精神そのものを見ている気がした。10月には参議院の補欠選挙が行われるが、政府は国民の実態をわかっていない。自民党一強に風穴を開けると、元国会議員の広田一さんが立候補を決意した。県民総出!私も心から応援したい。

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県議会・クールビズ後退へ! どれだけ時代遅れなのでしょうか

民主主義、環境意識を問う

 今議会、議運(議会運営委員会)で議場での服装が議題に。6月議会、ポロシャツを着た、共産党の岡本県議に対し、公明党・西森県議が議事進行を止め「ポロシャツはダメ」と発言。しかし、議運の申し合わせでは「5月~10月はクールビズ期間で軽装、ポロシャツは許可される」とあり、公明党や自民党県議の指摘は間違っていると白熱する一幕があった。
 9月議会に突然、自民党などが「これからは上着着用。(ポロシャツはダメ)」と提案。共産党や県民の会はクールビズに逆行し、合意なき強行で、約束にも反すると指摘するが、「また議論すればよい」などと、自民党や公明党は強行。少数意見は排除、これが与党議員のあるべき態度でしょうか。

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こども医療費助成 県制度の改善なしか 

 9月議会
 知事=『デジタル化、移住促進と人口減少対策』強調するが
子育て、介護、労働、業者支援 独自努力やスピード感が・・・


子ども医療費助成、14年改善なし
 9月県議会が開会。代表質問では、子どもの医療費無料化、学校給食の無料化を取り上げました。子ども医療費助成は市町村の努力と財源で高校、中学卒業までと前進してきました。 
一方で、国や県はどんな努力をしてきたのでしょうか。
県は22年前に、乳児の入院と通院に対して医療費助成をスタート。改善させながら現在は0歳~6歳までの無料化に対しては県が2分の1の補助を市町村に行っています。
しかし、県の医療費助成には所得制限が残っている事や14年前の改正以降、医療費助成の底上げが全くないなど、結果は、全国的に最低レベルの水準となっています。

県、「財政支援スキーム検討」というが

 知事は、人口減少対策として、子育て支援の充実を進める主旨の議案説明を行い「市町村の実情に応じて総合的に使える財政支援を検討」と述べましたが、県の子どもの医療費助成の支援割合を底上げるとは言いません。
 
県は制度改善のリーダーシップを
 昨年、こども家庭庁が設置され「子どもの健やかな成長と子どものある家庭へ支援を行い、子どもの権利や利益を守る」と、こども家庭庁設置法第3条1項に任務を位置づけました。「こども」とは満18歳の成人までと考えますが、そうであるなら高校生までの医療費無料化を県や国が責任を持つ必要があります。しかし、バラマキ政策ばかり、永続的な安定になりません。さらに、国は子育て支援の財源について「社会保険化」を狙っています。これは「料金払ってサービスなし」と指摘される今の介護保険を想像させます。

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2023.09.17

ジャニーズの闇

アイドルのトップ組織と言えば「ジャニーズ事務所」を連想するが、性加害問題で被害者たちが訴える。
有名になる為の「儀礼」だと権力者の性暴力を容認し、少年たちの心身を長年に渡り踏みにじり続けてきた組織的事件。回りの人もマスコミも見て見ぬふりだったとの数々の証言。「組織的隠ぺい」が被害を拡大させたが、この期に及んでも新たな役員を身内で固め、事務所の名前は変えない。被害者達はジャニーズと聞くだけで苦しんでいる。CM契約してきた大手企業がやっと企業倫理にも反すると契約見直しを公言した。
 今、所属するタレント達の仕事は明らかに減るだろう、誰が責任を取り「金と権力の闇」この改革に動くのか。私たち個人や市民社会も見識が問われている。どこでも起こりうるハラスメントや虐待は「地位」と共鳴してエスカレーションする。まともな人事評価がされていない事もこの事件が浮き彫りにしたと思う。

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マジです! 定期テスト、宿題、時間割、細かい校則なし

北海道・大空高等学校 「学びは自分でデザイン」
生徒の声「校長先生が一番話しやすい」

県議会・総務委員会の行政視察で北海道の大空町立・大空高等学校を訪ねました。
町の教育長さんは町立高校が出来た経緯について、学校統廃合の議論が契機に。どうしても、この街に学校を残したいという世論の中、3年間論議し、新設することにしたと話します。現在、大空高校では約100名が通い、4割が県外からの寮生です。珍しい民間登用の校長先生は、学校の特徴について「定期テストなし」「宿題なし」「時間割なし」「細かい校則なし(制服はあり)」「体育祭開催は自由」と説明します。

自主性育つ、国内、海外留学制度も

生徒は週30時間の授業を自分で選び学ぶスタイル、さらに「地域未来留学制度」を活用し、3年間の中で、全国で連携する他の高校へも留学ができます。(高知では嶺北高校)驚いたのは、海外短期留学もできます。どこで、何を、どう学びたいのか。生徒自らが考えプレゼンをして海外留学先を決めると聞きます。

学校が町を存続させる『核』に生徒も先生も来たくなる学校

校長先生に学校設置の苦労をお聞きすると、「例えば、約200人規模の学校が廃校になる事で1億2千万円の経済損失がある事などを市民や議会にも説明し理解を訴えた」、「大空高校が気に入り、道教育委員会を辞め、転勤のない町雇いの講師として決意をして来た先生もいる」と話します。生徒は「県外から来るのは不安もあったが皆が優しくて楽しい」と。将来なりたい自分を描き、仲間と語りあえる環境があるんだと感じました。学生寮では放課後に町営塾が開かれ、学ぶ環境は生徒が話す通り、抜群だと思いました。

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低賃金のカラクリ追及!

医療・介護職 なぜ、賃金アップ進まぬ
政府調査、派遣会社に手数料、経営圧迫で賃金上がらず

 介護職員の人材確保をめぐり財政制度等審議会は5月末に意見書を発表「介護事業者の5割が人材紹介会社を活用」「人手不足の事業者が高額経費を支払っている」とし、人材紹介業者の手数料の相場は年収の約3割だと指摘しています。国の賃上げ補助も人材紹介の手数料に流れ、結局は賃上げなどの処遇改善につながらない状況です。
若者が暮せる高知をめざせ
議会で追及しましたが国、県は何をすべきでしょうか。民間の派遣会社まかせでなく、ケア労働者への尊敬と人材育成や県内就職に、もっと支援する必要があると思います。

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2023.09.01

原発処理水 海洋放出やめて!

 福島原発事故から12年、国は放射性物質トリチウムなどを含む処理水を海に流した。国は、漁業者との「合意なく流さない」とした約束を守らなかった。「他の国も薄めて海洋放出している」とか「薄めると科学的に大丈夫だ」と説明するが、放出完了に30年かかると言う。どんなに薄めようが30年という時間をかけ蓄積していく、それを環境汚染というのではないのか。風評被害に国も電力も賠償金を用意するとしたが、これが危険で莫大な費用がかかる原発の実態だ。
 海に囲まれた日本にとって漁業は単なる産業の一つではない。日本人の食文化の基礎でもある。世界無形文化遺産となった和食のおだしは魚介類。私も作る味噌汁のだしも「いりこ」。その母なる海を汚してはならないと日本人なら皆が思っているだろう。先日、海の匂いがする中土佐町久礼、漁師町を地域の皆さんと訪ねた。台風や大雨つづきでお目当ての新子はなかったが、カツオを食べた「美味しいねー!」と声が弾む。 
魚を捕る人、売る人、料理する人、海の恵みで町が出来ている、自分の暮らし、命に繋がっている。海を守れ!

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危険で高価な原発エネからの転換

自家発電型・自然エネの意義高まる

新しい循環型社会つくるために、 東京大学工学系研究科の梅田靖・教授は、環境再生保全機構の報告資料の中で「たくさん作ってたくさん売る、消費型ビジネスからの脱却を」と話しています。これからは「地球をどうしようか?」という視点で環境汚染を考え、人類が消費者から使用者として行動を変える事が重要だとも述べています。例えば、車も洗濯機もシェアできる時代、その環境づくりも大事だと話します。市内でも
最近、コインランドリーが増えましたね。企業側も変わり始めています。生活に欠かせない電気も環境汚染や自然破壊のない方向に転換が必要です。

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マイナンバーカード「ひもづけ」トラブル

市内女性 『保険証、勝手にひもづき解除できない』 訴える

重大な制度欠陥、次々と
 マイナンバーカードの運用では受診できないケース77万件が報告されました。他人の銀行口座、医療カルテに、ひもづけられる事や暗証番号管理の不安なども後を絶ちません。医療機関からは「いったん中止」「現行の保険証は継続を」との声が強く広がっています。
カード利用を辞めたい方や国外へ引っ越す場合は制度上「返納」でき、マイナンバーカードを使わない選択は可能です。(*ひもづけが残る)

保険証だけ解除ができない
 先日寄せられた相談では必要と思いカードを作ったが、自分のカードの、ひもづけ状況を確認したいと市役所で調べてもらうと、なんと「同意」をしていないはずの健康保険証と、ひもづいている事が判明したそうです。
 市内に住む女性は市の窓口で「どうすれば、ひもづけ解除ができるのか」と訴えましたが、「現状の国の規定では保険証の場合、ひもづけの解除はできない」との説明だったと訴えます。 
 私も問い合わせしましたが、本人の意思は反映できず「強制的ひもづけ」になってしまう制度だとわかりました。
本来、カードを作る時点で、銀行口座や保険証とのひもづけは本人が選択し同意が原則となっていますが実態は、ひもづけを辞めたくても保険証の場合は、できない制度となっています。

国は強引、保険証廃止ありき
国の強引なやり方が浮き彫りになります。
今の保険証は継続せよと言う世論を広げることは重要です。また、自分のカードがどうなっているか、今一度、点検をしてみてください。
 

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