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2022.05.24

花が嫌いのわけ

「花が嫌いなの」と。89歳の女性が背中を丸めて借家の草をむしりながら話す。どうしても理由が知りたい。「こんなに綺麗な花だよ、なんで嫌いなの?」と、私も一緒にしゃがみ草をむしりながら聞いてみた。
 戦争当時は小学校5年生、大工の家に生まれ7人兄妹の長女として懸命に家の手伝いもした。戦況が悪化し、グラマンと呼ばれたアメリカの戦闘機があぜ道を歩くお婆さんたち少女を撃ってきた。防空壕に逃げ込んだら「あんたらのせいで家が狙われる」と言われた記憶。
食料の買い出しを父さんに頼まれた時、少女は花に魅かれた。買って帰ると「大事な金で、なぜ花を買うたか」こじゃんと怒鳴られた。涙は枯れた。「その時から、私は花が嫌い、お父さんも嫌い、戦争は大嫌いよ」と言う。そして憲法守れの署名を書いた。この話を伝えたい人がいる。それは「仁比そうへい」日本共産党の参議院比例候補と「松本けんじ」高知・徳島選挙区候補に。
戦後77年、花を嫌いでいなければ、いけなかったお婆さんの人生を。仁比さんは弁護士として「寿命が削られても平和憲法は守る」と書いた。二人は通じるはず。

 

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公共交通の利用向上目指し、新たな動きへ

バス電車無料デー・アンケート「久しぶりに乗った」50%

市民交渉、市は「第二弾」検討か
 
 9日に行われた平和と生活を守る高知市の会と高知市の交渉では、交通問題もテーマになりました。
 市民からは、市がコロナ対策予算で昨年度に実施した「バス電車無料デー」の効果はどうだったのか。また、交通弱者を支える取り組み、例えば子ども料金の無料化などを求める要望が出されました。
 市が新設した「交通戦略課」からは無料デーの効果について、20日間で延べ49万人の利用があった事や同じコロナ中の比較でも利用者数が電車では2.4倍、バスは2.8倍となり、運行事業者からも「張り合いがあった」などの意見があり、大変好評だったとの事です。

「6月議会向け予算確保進める」

 担当課はこれまでの形で無料化を継続するのではなく、アンケートで久しぶりに乗った方や若者の利用など、これまで見えなかった潜在的な利用者の把握ができたとし、利便性をさらに高めることや継続利用者が増える公共交通にしていきたいと、6月市議会に向け予算確保を行うと回答しました。   
大型バスにかわり、デマンドタクシー制度の活用が市内12カ所で広がっています。ルート型とエリア型があり、ルート型はこれまでのバス路線を走りエリア型は家から拠点バス停まで走ります。
 地域のご意見をお寄せください。

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韓国と日本

韓国大統領選挙後、新政権で日本との関係はどうなる?なんて考えながら好物のキムチを「旨い!」とほおばり韓国料理店の大将と話す。
大将は妻と共に始めた、この店をコロナで、もう閉めようかと苦しみながらも元気に守っている。
私はこの店のトマトキムチがお気に入り。大将は笑顔で言う「僕は韓国人。日本で生まれ、ずっと働き税金も払ってきたよ」。昔、日本が東アジアで侵略戦争を始めた頃、青年だった両親に教わった本場、韓国の味を代々引き継いでいる。
不思議なメニューがある。薬飯(ヤッパ)は塩味の焼き飯ではなく、シナモンが香り蜂蜜味で木の実が混ざった甘い薬膳飯。「何で薬飯と言うのですか?」とたずねると、韓国の歴史では昔、蜂蜜は滋養によく貴重な食材、薬でもあり特に王宮料理に使われた料理だと聞く。蜂蜜の話を通して韓国の日常の歴史が少し見える。対話は相手の世界を知る入口、私にとっての「センス・オブ・ワンダー」、わくわくするのだ。
どんな壁も対話によって平和的に解決する外交を!

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高知市=介護、障害者施設への送迎費支援は厳しい

燃料、食材、資材一気に高騰! 「平和と生活を守る市民の会」市と交渉

6月市議会に向けて、今こそ声を高めよう!
 毎年、平和と生活を守る高知市民の会は、市と交渉や懇談を重ねています。コロナや物価高騰に苦しむ声、子どもや若者、働く世代の声も伝え市を動かしています。今回は子どもの医療費無料化の拡大や交通問題も取りあげました。
 あきめず、声を上げる事が、行政を変える力になります。

 送迎費用2倍近く高騰

 交渉で、障害者団体の方はコロナによる利用者の減少で事業収入が減り、物価やガソリン代の高騰、高止まりによって事業に欠かせない送迎など、経営困難になっていると訴えました。 
障害福祉課の話からは、支援の必要性や燃油高騰対策の国通知の意義を認めつつも担当課だけでは合意形成が難しい現状が見えました。

市長の認識、決断が問われる

6月市議会では、コロナ交付金を活用した支援はどうなるのか、争点になると思います。
4月28日付けで国から示された通知には新たに「原油価格・物価高騰等総合緊急対策」が含められました。広範囲に影響がある問題ですが、福祉現場は命のインフラであり、弱者の暮らしを守る最前線、潰してはなりません。
危機的な実態を的確に掴んで、弱者を助ける事に繋がる予算を求めます。

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