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2021.05.11

誕生と廃業

 日に日に日差しが熱くなる、汗がにじむ初夏だ。
地域を回ると新しい鯉のぼりが揺れている「赤ちゃんが生まれたんだ」と嬉しくなった。
その道の先を進む、ある工場の社長がハガキを2枚見せてくれた。取引先の印刷屋さんが廃業する挨拶。
社長は「うちも廃業同然よ」と大事な機械を見せてくれた。歴史ある店を閉じるという事が、どれほど辛いことか。そういう思いをしている人が沢山いるのだ。
「なんぼ、コロナが終わる時が来るいうても、この歳で借金はもうできん」と店主の多くが口をそろえ話す。
国に守られてきた大手大企業は安い賃金、儲けを求め海外に生産拠点を移した。グローバル化の名で安さ競争の激流にさらされた中小企業は今も氷河期だ。「メイドインジャパン」と誇りだった日本の伝統、先見的で精密な「技術」も後退を続けてきた。救済もせず、この流れを進めた政府が今さらに経済成長できないと嘆く姿に冷酷無情を感じる。追い打ちをかけるコロナ禍で、私たちが見ているものは何か。
 生まれくる命に「希望」の社会をつなぎたい。

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隠された苦しみ 生理の貧困、望まない妊娠、DV増える

 生理の貧困、若者や女性への支援広がる 

今も深刻な女性たちの暮らしに注目して欲しいです。コロナ以前からのパワハラ・セクハラの人権問題、非正規という働き方や低賃金など、様々な苦しみがある、それが広がっています。
 NHKの報道では国際NGO「プラン・インターナショナル」が日本の実態を調査。3月に15歳~24歳まで2千人を抽出。生理用品の購入が「できなかった」「ためらった」と答えた人が36%と報告、またTBSの報道番組では生理用品でないもの(トイレットペーパー)を代用したが27%と報道しました。全国各地で支援の輪が。名古屋市は市内の女子学生に生理用品を無料配布しています。
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 政府、税金の使い方がおかしい 市民や自治体にこそ予算を!

日本共産党は国会で生理用品の無料配布を求め、3月4日、参議院予算員会で丸川男女共同参画大臣が「生理の貧困への対応を検討する」と答弁、46億円の予算確保の流れと聞きますが、地方がどう活用するかも問われています。
総務省の人口推計を参考に12歳~22歳を無償化する場合の予算は165億円規模です。
無駄遣いの典型「アベノマスク」は260億円、アメリカから買おうとしている戦艦イージスアショア2隻で5000億円、日本共産党以外の政党が受け取る政党助成金は毎年320億円。
コロナ災害は税金の使い方の是非を浮き彫りにしたと思います。声に出せない「苦しみ」がある事も知り、支える事ができる政治に変えよう。

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技能実習生の実態

「技能実習生がいなくなった」との相談、地域の方は「すごく真面目でいい青年」と心配している。
日本語があまり話せないままの失踪。技能訓練の期間中であれば、やり直す事もできる。早く、戻ってほしいが、このまま契約期間を過ぎれば、不法滞在扱いになってしまう。
 市内でも多くの外国人が働いているが、最近、技能実習生の事件ニュースが相次ぐ。例えば、コロナの影響で、働いていた職場の業績が悪化し突然、解雇される実習生が全国で増えている事やベトナムから技能実習生として来日、その後ブローカーに「不法就労が発覚しないように偽造在留カードが必要だ。あなたに悪い影響はない」と騙され、不法就労の状態で長野県の農家に送り込まれた20代の男性もいる。
様々な理由から不法滞在となり、劣悪な労働を強いられ、犯罪に巻き込まれるケースもある。
入国管理局に収容された場合でも母国に帰れずスリランカ人の女性が不審死する事件が起きた。
外国人の命や雇用も身近な問題となっている。

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入明立体交差 さびだ鉄柵交換へ

≪入明立体交差・5月末着工≫ 
古い鉄柵、やっと交換!

 市は5月末から工事を予定、期間は3カ月。
特に、工事沿線にある住宅や商店の方には個別に説明をする様です。また、近隣4町内の住民には町内会を通じ5月連休明けから、お知らせを行う予定です。 通行規制が心配されます。影響がある商店や近隣住民の方はいつでもご相談ください。
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ごちそう様が響く「子ども食堂」

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 高知市万々の子ども食堂を支える人たちに学ぶ。ありのままを受け入れる心の深さ、笑いも涙も共に味わう居場所。「一緒に食べよう」や「ありがとう」の声が響く場所は今日もいい匂いがする。
27歳の母は「救われた」と涙した。大学ボランテイアのお兄ちゃんの背中にかきつきピースする子、漁師さん持ってきた鯛に目を輝かせ、初めて食べる子、地域のおじいちゃんが竹を切ってくれ、そうめん流し。農家さんや豆腐屋さん、スーパー、色んな方たちの力で居場所は動き出す。お米や野菜を寄付した地域の方は「素敵な取り組みね!続けてほしい」と話した。今はコロナ禍で集まる事ができないが、食材やお弁当の配送が続けられている。
子ども食堂という優しい心の連鎖は県内では81ヵ所、高知市には41カ所と広がった。人口比では他県より多く、頑張っていると県社協の方も話す。
 お金だけでなく人との結びつきが弱くなるのも貧困、私はこの取り組みの輪が社会を変える、人の温かさを感じる街をつる力になると信じている。

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