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2019.07.29

反緊縮への支持

立命館大学・平岡和久教授の「地方自治と財政」の記念講演へ参加。「反緊縮」政策の潮流を学んだ。

国の財政緊縮政治が生み出したのは成長できない経済「失われた20年」の現状だ。一方、冨と貧困の格差は拡大を続けている。東京一極集中しながら地方創生できると思っている矛盾の政治、少子化を止められない政治、低賃金、非正規労働を許す政治に反旗がひる、それが「反緊縮」への支持の広がりだ。

今回の参議院選挙で反緊縮の路線でたたかったのは野党、中でもれいわ新撰組の反緊縮政策は分かりやすく国会議席を獲得し「反緊縮」への国民の支持を明確に示した。

国はこの先20年も人口減少や少子高齢化を理由に医療、介護、教育などの財源危機をあおり、さらに増税と公共部門を縮小せよと、地方自治体を次の行革へと追い込んでいる。平岡教授は「国や地方が反緊縮政策を行っても財政破綻しない方法はある、今の行革(削減)路線は切りかえる時」だと話す。

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6月市議会報告 国保、低投票率、学力テストを追及

保険証交付、窓口対応が緩和へ

高知市は事務取扱要綱で、保険証交付要件のひとつに滞納額の一律2分の1額の支払いを求めています。相談窓口では要綱に従い、まず2分の1の支払いが求められてきました。この為、払えず実質無保険状態(資格証)に陥る市民がうまれ、苦しんでいます。

 他中核市の様に交付要件(2分の1廃止)の見直しを求めましたが健康福祉部は「滞納額2分の1のみが解除の要件ではありません」と答弁。 質問後、担当課からは要綱は変えないが、窓口での対応について滞納額2分の1額の支払いがなくても、保険証の交付ができるよう対応マニアルを整備し取り組んでいくとの報告がありました。

市長=投票率改善へ予算措置を約束

 低投票率問題について、今以上の選挙啓発や移動困難者への支援が行えるよう予算の拡充を求めました。 

市長は「選挙管理委員会から予算要求があれば、適切な予算措置を行う」と約束しました。今後は選管の積極的な取組み提案があるのか、問われてきます。

学力テスト多すぎる問題 市教委認めず

 国連から日本は3度、勧告を受けていますが、行き過ぎた学力テスト等の弊害が、いじめや不登校、自殺などに現れ、子ども達を苦しめている実態を国連の指摘とあわせて示し、広島市など他都市が行っている様に学力テストの縮減、見直しを求めました。市教委は「本市の状況は国連が指摘する『高度に競争的な学校環境と』は全く異なるものと認識している」と答弁。現状のテスト偏重の教育環境を認めませんでした。

 

 

 

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高知 「野党共同」 松本けんじ 大躍進!得票率43%へ 

高知市4千票差へ追い詰める

 投票日の翌朝、県庁前での挨拶で松本けんじさんは「選挙は負けたけれども、皆さんの暮らしを良くして欲しいという声が無くなったわけではない、野党共同で得た力、財産がある、これからも頑張ります」と訴え、大きな拍手が上がった。

 35歳の闘いに感動と支援の輪が広がり、得票率も4割を超える歴史的な大前進となった。

参議院選ではご協力いただきお世話になりました。32の野党統一選挙区では10議席を獲得、日本共産党の議席も7議席に。選挙結果をどう考えますか。「改憲勢力3分の2取れず」これは野党共同の闘いがあったからと実感する。高知・徳島選挙区・松本候補の人気は日を追うごとに上がり、まさに「猛追」だった。支持を増やす私たちも気魄に満ちる。与党を本気にさせ、追い詰めた結果は本当に凄い! 

そして本物の野党共同へと高知の歴史を切り拓いたのは松本候補の力、魅力だと、つくづく思う。

演説で「苦しいのは、あなたのせいじゃない」この言葉に、どれだけの県民、若者が救われたでしょうか。

一緒に政治を変えたいと36歳の青年が応援団になり、最後まで投票を呼びかけた。パワハラや低賃金に身も心も壊された彼が必死に応援する姿は今も涙が出る。彼を覆っていた、あきらめ感が希望に変わったのだ!選挙後、あべ首相は「野党には希望がない」とののしるが、それは違うと、この青年の姿が証明している。

 

 

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