「せとメガソーラー」施設へ訪問
せとメガソーラーへ訪問
今日、市議団で瀬戸地区のゴルフ場跡地に出来た荒川電工株式会社(高知の企業)の太陽光発電の現場を視察にいきました。ソーラーパネルは9,044枚、面積39,400㎡で最大出力は240キロワットです。家庭の電力量に置き換えると年間約600世帯分に相当します。現在は四国電力に年間1億円で売電しているそうです。
7年程で投資経費は回収できる
運用が開始になったのは今年の1月15日からです。1月15日から1月末までの日照時間が短い時期でも出力数は11万4,570キロワット。売電額は約458万円になります。総工費(初期投資額)は約5億4千万円で7年から8年の計画で投資分のもとは取れるそうです。太陽光パネル自体の耐久年数は30年はあるとのことですが、発電能力の保証期間は10年のようです。
民間でも蓄電できる法改正を
担当職員の方の話では、既存の電力会社以外の民間事業者は蓄電できない法律になっている問題や基礎工事を行う手続きでも条例でまだ自然エネルギー施設の整備が視野に入っていなくスムーズに行かないことの意見が出されました。
災害時の地域支援も行う
地震災害が想定される高知市においては企業の地域への貢献度も問われます。
荒川電工は災害時には高台としての避難機能を果たし、電力供給も行うことを約束し災害時の面でも地域に協力したいと話されていました。
原発依存と独占産業からの転換を
電力の生産と供給は現在の電力会社によってほぼ独占状態です。脱原発への動きからも自然エネルギーの普及、地域循環する方へ政策転換が必要です。独占産業から今後は各地域の発展や雇用の創出のためになる法律改正も含め制度の見直しが求められています。
今後、安田町や日高でもメガソーラー発電計画が予定されているそうです。また、風力や小水力への取り組みを研究しているようです。行政の関わりも重要になってきます。