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石の上にも 

風 青晃墨の根 160512_cIMG_0248
じつは、ウチのフウランやセッコクはチョイとばかり変わった栽培方法になっている。古典園芸としてこれらの植物を愛培されている方々は、一般に水苔植えにしておられる。
ところが、水苔には一つ大きな欠点があって、一度乾いてしまうと灌水のときに水をはじいてしまうのだ。多肉植物の栽培から蘭に移ったオイラは、ケシカラヌことに結構乾かしてしまうのだ・・・

もっとも、「東洋蘭(といっても、春蘭などシンビジウム属でしょう)は、どのくらい水やりをガマンできるかが勝負」という方もおられるから、乾かすこと自体は罪とはいえないだろう。・・・てか、乾かすのは得意。(威張ってどうする)
でも、「水を良くはじく水苔」にホトホト手を焼いたオイラは、軽石を主体とした中粒の石と、水をよく吸う素焼きの鉢による、いわば「石植え」という暴挙に出たのだ。「石植え」というと乱暴に聞こえるけれど、中国春蘭、蓮弁蘭、蕙蘭の仲間は、大まかに言って日本全国津々浦々で「石植え」に近い方法で栽培されているのだから、まるきり無謀なやり方ではないのだ。要は、「暖かい地方の樹上に着生し、ちょくちょく雨は降るにしても、いつもじゃぶじゃぶ根っこが水に浸かっているわけではない」って環境を水苔以外の植え込み材で実現すればいいって作戦だ。

写真は、そんな環境で今年の成長を始めた「青晃墨(Vanda falcata ' Seikouboku ')」の根。

2016.05.21 Sat 01:18
カテゴリ: バニラな人々
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