週末ゲーム
第669回
自由すぎる攻略も可能!?車を対岸に渡す橋建設SLG「Poly Bridge」
物理演算を活かした、現実ではありえない橋作りを楽しめる
2017年3月24日 11:00
『週末ゲーム』では、インターネット上でたくさん公開されているゲームの中から、編集部がピックアップした作品を毎週紹介していく。今回は、パズルのように楽しめる橋建設シミュレーター「Poly Bridge」を紹介しよう。
本作は現在、PC向けゲーム配信プラットフォーム“Steam”にて配信されている作品。日本語にも対応しており、価格は1,180円となっている。
正攻法からあり得ない解法まで、自分だけの橋を作れ!
本作は、対岸との間に橋を建設し、向こう岸に車を渡すことが目的となる。建設SLGというと難しいイメージを持たれるかもしれないが、普通に橋を作るだけでなく、まるでジャンプ台のようなトンデモな橋を作れたりと、ありのままに楽しく橋を作ることに熱中していける内容となっている。
ゲームを起動すると、まずは基本的なルールを学習することができるチュートリアルが開始される。どのようにして橋を作るのか学ぼう。
チュートリアルを終えたら、ステージごとに用意された状況で橋を作る“キャンペーンモード”を進めていこう。キャンペーンモードは複数のワールドに別れており、1ワールドごとに15ステージが用意されている。各ステージをクリアしないと先に進めないということはなく、最初から好きなステージを遊ぶことができる。ただ、序盤ほどシンプルなステージが多いので、初心者は初めのワールドから開始した方が無難だろう。
キャンペーンモードでは、“道路”や“木材”など橋の建設に使う資材を選択し、それをマップ上に配置して橋を作っていく。橋を作り終わったら、実際に車などが通れるかのシミュレーションを開始することができる。そこで車が向こう岸に渡れたらクリアとなるが、設計ミスなどがあると橋が壊れてしまい、車が水の底に沈んでしまう。そうなるとクリア失敗なわけだが、いとも簡単に崩落してしまう橋にどこかシュールさを感じてクスリと笑ってしまうのも一興だ。
さまざまなギミックを持つ橋作りや、ジャンプ台までも……
橋は道路や木材を組み合わせて作るのが基本となるが、ステージによっては車のほかにも、川を横切る船や、飛行機といった乗り物が出現する。そこで、これらの乗り物が橋にぶつかって壊されたりしないように、橋の形を考慮したり、さまざまな機能を持つ資材も組み合わせて橋を作ることも重要になってくるのだ。
そういった資材には、跳ね橋を作るために必要な油圧機や、木材よりも強固な鋼鉄、そして吊り橋を作るためのロープなどが存在する。ステージ毎の解法は必ずしも一つだけではないため、発想力の赴くままに資材を自由に組み合わせ、自分だけの橋を作り上げた時には達成感を感じることだろう。
序盤のステージこそ普通の橋作りが主となるものの、このゲームを遊んでいくうちに、ステージをクリアするためには“橋”というイメージの持つ固定観念にとらわれてはいけないのだと気付く時がくるだろう。たとえば、橋を作るための資材に制限がかかり、どうやっても向こう岸までの橋が作れない、といった状況のステージに直面した時がそうだ。
では、そんなステージはどうやってクリアすればよいのか?そう、車を向こう岸に渡すという、とてもシンプルな目的に立ち返るのだ。ゴールへと車を送り届けるべく、ジャンプ台のような橋を作り、青空へと車を飛ばし、対岸に打ち込もう。
ソフトウェア情報
- 「Poly Bridge」
- 【著作権者】
- Dry Cactus
- 【対応OS】
- Windows、Mac OS X、Linux
- 【ソフト種別】
- ダウンロード販売 1,180円
- 【バージョン】
- 1.0.5(17/01/21)