やじうまの杜

年賀状は滅びぬ! 窓の杜でお馴染みの無料宛名書きソフトがDLランキング急上昇中

まだ間に合う! 12月25日までに投函すれば元日に届きますよ

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窓の杜にも年賀状の季節がやってきました。お馴染みのソフトたちがDLランキングで人気上昇中です!

 今年2022年は「年賀状じまい」「年賀状マウント」といったワードが話題となるなど、まことに残念ながら「年賀状離れ」がより一層進んでしまったような年になりましたね。そうした昨今の空気感ではありますが、年賀状という伝統文化はまだまだ滅びそうにありません。

 そうした中、いよいよ窓の杜の年賀状シーズンがやってきました。現在、窓の杜ライブラリのダウンロードランキング内で、お馴染みの年賀状作成ツールたちが人気上昇中です。読者の皆様で「やばい、まだ年賀状の用意が終わっていないっ!」という方、安心してください。みんなそうです。どうか諦めずに年賀状を作ってみましょう。

 ということで本稿では改めて、窓の杜ライブラリに収録されている年賀状作成に役立つソフトたちをご紹介します。

同報メール送信もできる宛名印刷ソフト「はじめての住所録」 ランキング上昇率:79%

「はじめての住所録」

 今回、とりわけランキング上昇率が高かったのが宛名印刷ソフト「はじめての住所録」でした。こちらのソフトは名前や住所、電話番号、メールアドレスなどを入力して宛先・差出人の住所録を作成、そして[印刷]ボタンを押してハガキや封書の種類を選択すれば、宛名を一括で印刷できるというシンプルなものです。

 宛先ごとに宛名印刷のON/OFFを切り替えたり、任意のキーワードで宛先を絞り込み検索できる機能に加え、住所録に登録したメールアドレスへ同報メールを送信する機能も搭載。名前やメールアドレス、備考といった住所録の情報を、各メールの本文に差し込むことも可能です。

年賀状の宛名・裏面印刷ができる定番ソフト「はがき作家 16 Free」 ランキング上昇率:65%

「はがき作家 16 Free」収録の「はがき作家 うら 16」

 窓の杜で絶大な人気を誇る宛名・裏面印刷ソフトが「はがき作家」です。宛名印刷・住所管理ソフト「はがき作家 あてな」と裏面作成・印刷ソフト「はがき作家 うら」の2種類で構成されています。宛名データを登録してあるから、もうずっと「はがき作家」を使っている、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 特徴は入力・配置したレイアウトをリアルタイムにプレビューできる点です。「はがき作家 あてな」では、7ケタの郵便番号を入力すると住所まで自動入力されたり、逆に都道府県、市町村と順にプルダウンメニューで住所を選んでいくと郵便番号が自動入力される機能があり、住所と郵便番号をスムーズに入力できます。

 なお、裏面を作成・印刷する「はがき作家 うら」では、文章や画像、差出人情報を自由に配置できるほか、背景に任意の画像やグラデーションを使うことが可能です。ただし、無償版ではサンプルテンプレートを適用すると「体験版」と印刷されるといった制限があります。

初心者でも扱いやすい宛名管理・印刷ソフト「二刀流宛名印刷」 ランキング上昇率:58%

「二刀流宛名印刷」

 「二刀流宛名印刷」は、シンプルなデザインで初心者でも扱いやすい宛名管理・印刷ソフトです。その名の通り、ビジネスで利用する住所録とプライベートで使う住所録の両方に対応する「二刀流」であることが特徴です。住所録の一覧画面は「Microsoft Excel」のようなグリッド表示になっており、データの並び替えや検索、修正などが自在に行なえますし、フリガナの自動入力や住所のグループ管理にも対応しています。

 またビジネス用の住所録は、会社宛と個人宛の双方に対応するなどのカスタマイズが施されています。たとえば、敬称の初期設定は「様」になっていますが、組織宛ならば「御中」を自動でセット。ほかにも会社名の自動補完機能といった便利な機能も備えています。

ほかにもまだまだある! 年賀状作りにパワポや「Stable Diffusion」を大活用

 年賀状作りはなにも専用ツールだけしか使えないということはありません。年賀状の裏面(通信面)のデザインだって、普段使っている「Office」「Microsoft 365」アプリをうまく活用して、自作でもお店に負けないクオリティに仕上げることができます。「Word」の代表的なテクニック「差し込み印刷」をマスターすれば宛名書きにも使えますよ。

 また、無償版のソフトではなかなか使いたい素材がないという方は、過去にご紹介したシヤチハタ(株)の筆文字フォントサービス「J-Font.com」で提供中のフリーフォントや、日本郵便(株)が配布しているフリーイラスト集なども活用するとよいでしょう。

 呪文を的確に操れるプロンプトの魔術師さんであれば、今年大きな話題となったAI画像生成ツール「Stable Diffusion」で来年の干支である「卯」のイラストを描いてみるのも面白いですね。

 そして年賀状を書き始めると、なかなかにやっかいなのがマナーですよね。「新年あけましておめでとうございます」や、目上の人への「賀正」など、誤った言葉の使い方は特に気を付けたいところです。

 そして、もし写真入り年賀状を送るのなら、送る相手に配慮して写真・デザインを決めていくことをおすすめします。冒頭で触れた「年賀状マウント」を、何枚届いたかを競う枚数勝負バトルだと思っていた方はご注意を。

意外と知らない年賀状マナー 記事一覧

 さて、いよいよ今年2022年も残すところ、あとわずかになってきました。改めまして、窓の杜編集部一同は皆様の年賀状作りを応援いたします! これまでご紹介してきたツールを活用して、ぜひ年賀状作りを楽しんでみてくださいね。

 ちなみに、年賀状を 元日 に届けたいという方は 12月25日まで に投函すればOKとのことですよ。2023年の年賀状は12月15日から受付中です。年賀状を書きたいと思っている方、ご準備のほどお忘れなく。

12月25日までに投函すれば元日に届きますよ