レビュー

明朝体の仮名と丸ゴシック体の漢字を組み合わせた「ほのかアンティーク丸」

通称“アンチゴチ”と呼ばれる漫画向け書体、角ゴシック版も

「ほのかアンティーク丸」とその角ゴシック版「ほのかアンティーク角」

 「ほのかアンティーク丸」は、アンチック体の仮名と「源柔ゴシック」を合成した日本語フォント。Windows 95以降などに対応するTrueTypeフォントで、作者のWebサイトからダウンロードできる。商用なども含め、あらゆる条件で無償利用することが可能。

 オリジナルデザインのひらがなとカタカナに、「源柔ゴシック」の漢字や英数字などを組み合わせた派生フォントであり、ゴシック体の漢字に対し、仮名文字が明朝体となっている。ゴシック体と明朝体の組み合わせは通称“アンチゴチ”と呼ばれ、漫画の台詞で使用されることが多い。

 その仮名文字は明朝体の骨格でありつつも肉付きがよく、丸みも加えられており、丸ゴシック体の漢字とよく馴染む。ポップな雰囲気と趣深い印象が同居する様はまさに、いいとこどりだ。

 なお、「ほのかアンティーク丸」は同作者による「ほのか丸ゴシック」の姉妹フォントと言えるほか、その角ゴシック版にあたる「ほのかアンティーク角」も併せて公開されている。

ソフトウェア情報

「ほのかアンティーク丸」
【著作権者】
Adobe Systems Incorporated、M+ FONTS PROJECT、MM 氏、HONOKA Project
【対応OS】
Windows 95以降など
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.00(15/07/02)

(中井 浩晶)