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社内ブログは「読む」より「書く」が大事。

どんな企業でもWeb2.0化して利益を倍増させるコロンブスの卵が発見された!!
の追記になります。

社内ブログはナレッジマネジメントツールとして機能するか?
2005年の記事です。

小川氏は「社内ブログは、書く人と読む人がまったく別であっても問題はない」と言い切る。情報を持ち発信する能力のある人がどんどん書けばよく、その一方で読むことに徹する人がいても一向に構わないのだそうだ。



<てるや>

この使い方は違うんじゃないか??
全員の知識を活かすのだから読むことよりも
こっちの社長がやってるように
「強制的に全員書かす」ことが重要じゃない?
四畳半社長、社内ブログは素晴らしい!

読むのだって全員のブログなんか読めるわけないんだから
それぞれが興味をもったことを
検索優先が高いものから適当にみればいい。
そこから、「今人気の高い記事」を集計する。
社長は自然と上がってきた人気記事だけチェックすればいいのだ。

このシステムで最優先なのは「知識を溜めること」。
有効なアイディアを素早く発見して磨き上げるには
知識カオスの量がものをいう。
溜めなければ繋がらないし、磨かれない。

仮にこれまでもグループウェアなどで意見交換する場があったとしても、
見る人と書く人が限定されてはそれだけ効果が薄い。
アルバイトまで「自分発信基地としてのブログ」をもち
知識を溜めていけば自然とつながっていく。

メールなどで主要コミュニケーションをとってるところは多いだろうが、
それすら知識のコミュニケーション。
せっかくの知識を個人VS個人で
見たら捨てるではあまりにもったいない。

グループウェアやメールとか別のツールで知識の蓄積を分断、
処分をしてはもったいない。
できるだけブログに統一する。
ぜひ読んで欲しい連絡やコミュニケーションは
そのブログエントリーのアドレスをメール送信するべきである。
(もしくは別の工夫でw)
(携帯で2度手間なことはしないほうがいい)
(めんどくさいコミュニケーションは根付かない)
(どこからでもワンタッチエントリーできるぐらい簡単に)
(もしくはエントリーと送信が一体となったシステムがあればいい)

社内ブログは、はてなダイアリーのように
自分と同じ単語を使ってるエントリーとか
それによる似た傾向のエントリーへの自動トラックバック
などがついてたらなおよい。

強制的に書かせないと書く習慣がつかないので
どんな知恵をもったひとでも、めんどくさいと思って書かなくなる。
そして、書かない人は自分の考えが誰にもつながらないから
結局読まないのである。
そしてダイヤの原石を捨てることになる。

終業間際の20分をブログタイムに当てるとか、
ブログエントリーを評価基準に加えるとかしたら書かざるをえないだろう。

といっても特別凄いものをかけというわけじゃない。
書く習慣をつけて、知識を溜めることが目的なのだから
優先順位として決めるなら
1「仕事に関連すること」
2「面白かったこと、面白いこと(社内にユーモアは必須)」
3「興味があること、もしくは日報」
とするぐらいで、
結局ネットにある個人ブログとして考えてもかまわない。
まったく仕事と関係ないように見えても、
何がきっかけで大爆発するか誰にもわからないのだ。
市場のカオスと従業員の日常はリンクしている。
これだけ簡単な市場調査もあるまい。

社内のコミュニケーションが密になり、
風通しがよくなるのは、会社急成長の必須条件だ。
従業員をビジネスマンとして扱うより
まず人間だと思った方がいい。
(グーグルはそうしてる)

みんなが持ってるよい考え方やよい仕事の仕方も
自分だけのものにせずどんどんブログで共有すべきである。
それがどんな些細な事務だとしても、
全員でやれば凄い利益やコストダウンにつながる(はずw)
ここまできたら自動的な社員教育だ。

人気エントリーの記事にはさまざまなご褒美をあげたらよろし


未来工業研究結果 - あるSEとゲーマーの四方山話
たっくのコメントにあった未来工業を研究してみました。
うまくいってる会社に共通するものは多いですね。
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  3. |2007/02/10
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コメント

<たっく> 

全く内容の無いエントリ書かれても読むのが面倒になるだけだしな~。
かといって書く人が固定されても何だし…。
そこはちゃんとしたエントリが書けるよう時間(1日20~30分)を設けるべきだよね。
それが出来ないのなら強制は厳しいかも^^
  1. #/mQkURt2
  2. [編集] |
  3. 2007/02/10

<てるや> 

インターネットの仕組みそのままなら、内容のない記事は注目されないよw
チェックするのは、
「人気記事」
「自分のエントリーとの関連記事」
「仲のいい社員の記事」
ぐらいで充分。
ほっといても優秀な社員の記事が中心になる。

社内ブログだけど、家や携帯からもチェックできたらいいよね。
(情報漏えい?w)
  1. #-
  2. [編集] |
  3. 2007/02/10

<たっく> 

会社の規模にもよるかもな。
社員が何百人もいるようなとこで毎日1人1エントリを課すと、ものすごいカオスと化す。
中には「今日は疲れた。早く帰って寝よ」なんてどうでもいいものまで出てくるだろうね。
こうなるとホントに価値のあるエントリまですぐに埋もれちゃう。埋もれちゃったら人気記事にもならない。
αブロガーのエントリばかり注目されるようでも社内ブログの真の力を発揮したとは言えないしな。
  1. #2NZBXl8Y
  2. [編集] |
  3. 2007/02/11

<てるや> 

たっくも四畳半社長と同じ考えか。
そういうふうに埋もれないためには「はてなダイアリー」のようなシステムが最適なんだけどね。
そうなったとしても、記事はいつか検索されるのをまつとして、まあ居酒屋の愚痴として消えるよりはマシかな?
  1. #-
  2. [編集] |
  3. 2007/02/11

<たっく> 

書かなくてもいいとしてしまうと書かない人はずっと書かなくなる。そして書かない人は読みもしない。仕事でグループウェア使ってた時の状況はそんな感じだった。
だから強制はせずとも書きたいと思わせる動機作りは必要かもな。
よくTVとかでも取り上げられる未来工業(徹底した節電、残業禁止、高給与、工場を止めてまで全社員で海外へ社員旅行しかも費用は会社持ちなどで知られる)では提案書を出せば一律500円、採用されれば3万円が提案者に支払われるインセンティブを導入してる。
http://kawamura-sr.blogdehp.ne.jp/article/13148017.html

提案書とブログエントリでは重みが違うので500円はムリだろうけど、こういう意識付けも必要だろうね。
  1. #2NZBXl8Y
  2. [編集] |
  3. 2007/02/11

<てるや> 

―社是は「なぜ、なぜ、なぜ」―
これは笑ったwww
いや、ビジネスマンも科学者もみんなこれ基本よ?w
でも社是にしてるところは初めて見たw
基本をどこまでも貫くのがどれだけ大事かよくわかってらっしゃる(〃 ̄▽ ̄〃)

凄い会社だね、ちゃんとトヨタやグーグルの真似できるところが日本でもあったんだ。

―「評価の基準もあいまいなのに、成果主義などを入れても社員のやる気は上がりません。うちの会社は、評価をしない『年功序列』。そのために、休暇制度をはじめ様々なインセンティブ(動機付け)をつけているのです」

グーグルで働く人も「これだけ借りを作っちゃあ、グーグルに対して何かせずにはいられない」っていうぐらいとんでもない種類の報酬があるらしいからね^^

―そんな「楽」をしながらも、収益力は高い。

いや、ほんとそうだよね。
斎藤一人が言ってたけど、2倍苦労したから2倍儲かるかというとそうじゃなく
今の2倍「楽」をしないと、2倍儲けれないんだって。

仕事をこなす前に、仕事の「楽しさ」を知らないといけないね。
そういう意味じゃ社内ブログも、まずは楽しさ優先でかまわないと思う。
アルバイトでも会社の歯車的仕事以外で、自分の発言で「参加」するのは「楽しい」けどねw

「楽」を極めると「極楽」になるとは、やはり斎藤氏の言葉。


そして、この記事で一番の注目はここか。

― 一方、「ユートピア経営」と評される未来工業をそっくりまねて失敗した経営者もいる。

むしろこの失敗談を知りたいなあ。
トヨタを真似できない企業と同じってことでしょ?
そっくりまねたのに??

仮説でありえるのは、システムの背景にある哲学をトップが理解してないんじゃないかと。。
形を真似したつもりでも、「なぜこれがみんなを幸せにするか?」という背景を理解できてないから、同じシステムを「オレのやり方」で運営して、導入時の混乱や、細かいところでシステムの思想と逆を突き進み、従業員は「意味が分からない」「そんなこというんだったらなんでこのシステムを導入したんだ!」とかでメチャクチャになってんじゃないの?

こうなるともうトップの器の問題なのかね?
ここまでの記事で、納得のいかないトップだったら理解するまで導入は遅らすか、
基本的に社員を信じるシステムなんで、信じきって完全コピーするか。。
背景をわかってないと結局完全コピーできなくてやっぱ危険か??
  1. #-
  2. [編集] |
  3. 2007/02/11

<てるや> 

「学ぶ」は「まねぶ」と誰かが言ってたが、真似るのはシステムやノウハウではなくその裏に流れる考え方のほう。
だから、社内ブログで「業務に関係ない面白い事」を書いたら怒る!
というのは、背景哲学をわかってないから、逆にシステムをマヒさせてしまうかもしれない。

まず楽しさが先。
この先何が大ヒットにつながるかわかんないよ?
  1. #XCrtMn7Q
  2. [編集] |
  3. 2007/02/13
なまえ:


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