B♭オーナー鈴木曜さん急逝
代表的なジャズクラブのひとつ赤坂B♭のオーナー経営者 鈴木あきらさんが9月1日に亡くなった。
あす、9月5日が彼の喜寿の誕生日だったのに。 残念です。
てっきり、10数年前に患った喉頭癌の再発かと思いましたが、
奥さんのお話では、8月29日にお店を締めて帰宅するとき、
赤坂見附の駐車場に向かう途中で、タクシーにはねられたそうです。
彼は大学時代の後輩で、大学で組んでいたジャズバンドでTP、後にベースを担当していたから、
付き合いは実に半世紀以上、本当に永いおつきあい。
画家の息子であった彼は、「大学出てサラリーマン」という平凡な道を嫌って、
とつぜん大学を中退して映画製作の道へ、進藤兼人監督のもとに身を寄せ、
一時は助監督にまでなるのですが、挫折。
その後デザイン会社を興して、大学同期の杉谷宏幸さんのライブハウス事業を手伝うようになる。
杉谷宏幸さんは赤坂B♭の創業者ですが、持病の糖尿を悪化させ急逝、
彼の事業を引き継いだのが鈴木さん、というわけです。
杉谷さんが経営者の時代から、昔のよしみをいいことに、
私が関係していた社会人バンドのライブを、稼ぎ時のクリスマス前後の土曜夜に貸しきって、
大騒ぎしていましたが、杉谷さん亡きあとも、鈴木さんに引き継いでもらうことに。
年末の一番のかきいれどきを、素人バンドのライブで楽しませてもらっいました。
上の写真はその時のワンショットで、
大学時代のバンドの出番で無理やりステージに引っ張り上げて、1曲吹かせた時のもの。
もっとも、本人もマンザラでもなかったよう。
このコロナ騒ぎで、お店に2年近く行けなかったので、会う機会もなく、
突然の訃報にただただ驚くばかり。
鈴木さんのご冥福を、心からお祈りします。
Comments
by ドラムスコ
7月にお店に行ったんだ。こっちはコロナで2年ご無沙汰。まさかこんなことになるとはねえ。
サービス業には向かない鈴木さんでしたが、ここまで大健闘だったと思います。安らかに。
by さめこ
立て続けにお世話になった方々の訃報、ショックです。Bフラットは最近7月に夫婦でピアノとトランペットのDUOを聴きに行ったばかりです。ライブ中は入口近くでマグカップ片手に音楽をお聴きになったり、店内を写真に収めていらっしゃいました。そのお姿が記憶に新しくて、何とも言えない気持ちです。本間さんはどうか100歳超えまで長生きして下さいね。
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