最近になってお客さんの要望で図面も赤黒印刷が増えてきました。以前は線の太さで違いを出していたのですがね。太い線が今回工事範囲、細線が既設なり別途であったり。それが赤が今回工事範囲というように移行して来ました。これがなかなか難しくて上手く行きません。なにが難しいかというと一般的に使われる印刷スタイルが「CTB ファイル」だからです。これだと図形の線色に従属するため細工が難しく赤黒2色で書けば簡単ですが、図面は複雑なのが多く色分けしなければ見分けがつかなく、そうはいきません。、国交省の「電子納品CAD製図基準」にも沿いませんしね。そこで、印刷スタイルを「STB ファイル」に替えれば簡単でしょ。という話になるのですが、今までいただいたdwgもしくはdxfファイルで一度も印刷スタイルが「STB ファイル」というデータを貰ったことがありません。それだけ普及していないと言うことです。いずこも同じでお客さんとうのはわがままで、簡単にそういう要求を出してきます。印刷スタイルを「STB」にしてデータを相手に渡しただけでは、ご存知のように印刷できませんよね。autocadの設定をctb形式からstb形式に替えなければ行けません。そういう知識がほとんどないんですよね。言われた通りに印刷するか、寸法をはかるぐらいしか出来ませんから。「プロットスタイルってなんや?」いう人がほとんどですからね。コマンドラインに「convertpstyles」と入力し、使用するモードに切り替えるだけの簡単な話なんですが。こういう話をしてわかったそうしようかなんて言ってくれる人なんてほとんどいません。初めから聞く耳もたずですから。当分は「CTB ファイル」でしょうね。コンサルや役所が使い出すと普及も早のですが、考えられません(笑)困ったもんです。
コマンドラインに「convertpstyles」と入力し「OK」ボタンをクリックするだけなんですが。

参考までに
『色従属印刷スタイル テーブル (CTB ファイル)
色に依存する印刷スタイルテーブルは、図形の色を使用して、線太さなどのプロパティを確定します。 図面内で同じ色に設定した図形をすべて同じように印刷したい場合、色に依存する印刷スタイルを使用してください。 色従属印刷スタイル テーブルに定義されている印刷スタイルは編集可能ですが、追加や削除はできません。 色従属印刷スタイル テーブルには、255 個の印刷スタイルが定義されており、Bricscadカラーに 1つずつ対応しています。
名前の付いた印刷スタイル テーブル (STB ファイル)
ユーザ定義の印刷スタイルを、確定します。 名前の付いた印刷スタイル テーブルを使用すると、同じ色を持つ図形でも、割り当てられた印刷スタイルに基づいて、違うように印刷することができます。 名前の付いた印刷スタイル テーブルには、必要な数だけ印刷スタイルを含めることができます。 線種や色などが図形に割り当てられているのと同様に、名前のついた印刷スタイルを図形または画層に割り当てることができます。 印刷スタイルがBYLAYERに設定される図形は、その画層に割り当てられる印刷スタイルを受け継ぎます。
』(AUTOCAD FAQメニュー引用)

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