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2008年12月 アーカイブ

2008年12月26日

ゆく年くる年・データ部編

典拠・望月です。
早いもので、今年最後の更新となりました。
2008年も残りわずか。データ部のこの1年を振り返ってみましょう。


まず1月からTRC MARC Tタイプに「学習件名標目」と「児童用内容紹介」を搭載、同時にMARC作成現場に「ICタグ」がやってきて、4月には新しく「雑誌MARC」をスタート、8月には図書館専用ポータルサイトTOOLiに「雑誌データ検索」「録音ベストランキング」「映像おすすめ&録音おすすめ」を搭載…と、あたらしい試みが目白押しの1年でした。


十年一日のように思われているMARC作成現場にも、こんなに変化がありました。
これからも発展しつづけるTRC MARC。データ部ログを通じて、その動きをお伝えしていけたらと思っています。


今年一年お付き合いありがとうございました。来年もよろしくお願い申し上げます。
それでは、よいお年を!


オンライン書店ビーケーワン:オバマ演説集 対訳
オバマ
『CNN English Express』編集部

朝日出版社(2008.11)
発送可能時間

↑changeってか?

※年末年始の休業に伴い、データ部ログの次回更新は1月5日(月)となります。

2008年12月25日

ゆく年くる年・件名篇

今年も残すところ1週間となりました。
このブログも明日が年内最終更新となります。
早いですねぇ。なんだか年ごとに1年の感覚が短くなっていくような(それは歳のせい…か?)

データ部はここ2週間ほど新刊の入荷冊数が多くて静かに殺気立っていたのですが、さすがにそれも落ち着いてきました。やっと余裕がでてきたので、卓上カレンダーを入れ替えながら、今年はこんなこともあったなぁと思い出してみたり。

そうして今年をふりかえるついでに、この1年でどんな件名を新設したんだっけ?と見直してみました。するとどうも、いくつかのチームに分れるような…。
(注:以下件名の後ろの( )内は、どこから採用した件名かを表しています。(N)は国立国会図書館件名標目表を参考に採用。(T)はTRC独自で採用したものです。)

たとえば「フェアトレード(N)」「社会起業家(T)」「社会的企業(N)」「持続可能な開発(N)」「コンパクトシティ(T)」。少し前なら何だそれは??と思ったような言葉たちですが、ここ数年で定着してきた感がありますね。「社会起業家」などはテレビでよく特集されますし、「フェアトレード」の商品をあつかうお店も増えてきました。こちらは“新しい価値観チーム”とでも申しましょうか。

続いて、「災害医療(T)」「事業継続管理(N)」「犯罪収益移転防止法(T)」「クレジットデリバティブ(N)」。こちらはかなりシビアなかんじ。名づけるなら“リスク対策チーム”でしょうか。街のあちこちで見かけるようになった「AED(N)」も一種のリスク対策と言えるかもしれません。

それから今年目立って多かったのが、来年からはじまる裁判員制度についての本。「裁判員制度」という件名は2004年からあるのですが、裁判つながりで「傍聴(N)」という件名を新設しました。ちょっと今更?という感もありますが…(すみません)。いつか裁判員に選ばれるかもしれないと考えると、実際の裁判を傍聴して勉強しておくべきかもしれませんね。

さて来年はどんな件名を新設することになるでしょうか。
できればほっこり幸せな気分になれる件名を作りたいものですが…でもそんな件名ってあるのかしら…?

2008年12月24日

すごい本屋さん

昨日は「週刊新刊全点案内」1600号の発行日でした。
掲載件数は1578件です。
この1600号が年内最終号となります。
今年1年間の掲載総件数は…合計66112件でした!

次号1601号は、年明け1月6日に発行します。

*こんな本がありました*

オンライン書店ビーケーワン:すごい本屋!
井原 万見子

朝日新聞出版(2008.12)
発送可能時間

イハラ・ハートショップは山の本屋さん。
JR和歌山駅から電車とバスを乗り継いで約2時間、人口100人ほどの集落にある、ただ1軒の本屋さんです。本屋さんですが、近くにほかに小売店がないので塩や洗剤などの生活雑貨も売っています。
置いている本の中心は農業関連書と児童書。集落には図書館がないので、ここは村の子どもたちと本の世界をつなぐ大切な場所なのです。「田舎の子どもたちにもたくさんの本との出会いを」という店主の井原さんの熱意と共感した作家さんたちの協力で、次々とイベントが企画されているんですが、そのラインナップがすごい。原ゆたかさんのサイン会、今森光彦さんとの交流会、宮西達也さんを囲んでのお絵かき大会などなど…うーん贅沢! きっとここで出会った本のこと、子どもたちはずっと覚えているのでしょうね。
地域の人たちに心から必要とされる本屋さん。大変なことも沢山あるのでしょうけれど、ひとつの理想の形だなぁと思います。

2008年12月22日

夢の超特急よ、いつまでも。

こんにちは。AV(録音・映像資料)の高田です。
いよいよクリスマス到来ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

私はこの時期となると、クリスマスを祝うというよりは、頭の中は帰省の準備でいっぱい。
マンションで決められたゴミ出し最終日よりも、実際には早めにゴミ出しを終えなければならず、食料品の買い物もクリスマスあたりで控えめになります。
帰省ラッシュという言葉もありますが、そうであってもなるべくラクに快適に帰りたい。
実家にグッタリした顔では帰れませんものね。

実家は大阪なので、交通機関の選択肢はいろいろとあるのですが、この年末年始は新幹線を利用することにしました。
…新幹線。
昔はホームにあがったとたん、室外機ユニットのあたり(?)から凄まじい轟音がわんわんと響いて、いかにもこれから新幹線に乗るぞー!といった雰囲気とワクワク感がありました。
そういえば先月末、0系がとうとう引退してしまいましたね。
0系には何度乗ったことでしょうか。私はいつからか彼のことを勝手に“はなまる”と呼んでいました。
“はなまる”に何回乗ったか、子供の頃からちゃんと数えておけば良かったなあ。

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2008年12月19日

メジャーが活躍~MARCや検索のはなし~

先月から、月末にお送りすることになりました「MARCや検索のはなし」。
2回目は、以前いちどとりあげました本の大きさの記録方法について、今回は実例を添えてもう少し詳しく解説いたします。

本の大きさは、外形の高さをセンチメートルの単位で、端数を切り上げて記録します。
(「日本目録規則」新版予備版では「表紙の高さ」でした)
縦長本および横長本の場合は、横の長さも測り、タテ×横 の形で記録します。

本のサイズは出版業界でも「四六判」「B5判」といった呼び方をすることが多く、「○センチの本」というのは図書館の世界だけかもしれません。

よく見かけるハードカバーの文芸書は 20cm が主流でしょうか。


★横長本て、どこから横長?

タテ横が同じ長さのものから「横長本」の扱いとなります。
絵本などで見かける形です。

オンライン書店ビーケーワン:こぞうのはつゆめ
こぞうのはつゆめ
(てのひらむかしばなし)
長谷川 摂子
長谷川 義史

岩波書店(2008.12)
発送可能時間

これは 15×19cm となりました。

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2008年12月18日

血液型のなぞ

典拠・望月です。

12月も半ばを過ぎ、MARC作成の現場も大きな山場を迎えています。
悠長に今年一年を振り返る余裕などあまりなさそうですが、オンライン書店bk1でも今年のベストセラーが特集されています。


中で目を引いたのが、こちらのシリーズ。

オンライン書店ビーケーワン:B型自分の説明書
Jamais Jamais

文芸社(2007.9)
発送可能時間


血液型の本も増えましたが、タイトルに「説明書」とか「トリセツ」とか付いたものが一気に増えたような気がします。
こういうのとか。

オンライン書店ビーケーワン:関西人の取扱説明書 商売&交渉じょうずな関西人のヒミツ、丸わかり!


かくいうわたしの血液型はA型なのですが、家族にB型が多いため、かなり影響を受けていると思います。
たとえば、使った参考資料を戻すとき。とりあえず、元にあった場所あたり(←「あたり」というのがポイント)に戻すのですが、そうすると08年版、06年版、07年版と順番が揃わなくなったりします。
そうすると、きちんと年順に並べなおしたくなって、もう一回置きなおすのです。
はっきり言って二度手間です。
来年は一度で済むよう、うまくA型の部分を使っていけたら、と思っています。


2008年12月17日

きょうのデータ部☆(12/17)

急に雑誌が増えた印象の1日でした。
全部で158冊。
(ちなみに昨日は70冊)

噂の「年末進行」というやつなのでしょうか…。
来週はさらに過激に? 大丈夫なのか、自分?

081217_0822~0001.jpg
こんもりしています。
中身で目立っていたのは、NHKの語学テキスト。
気持ちも新たに始めるのにはふさわしい季節ですね。

2008年12月16日

カッコイイ大人に出会う!

本日は「週刊新刊全点案内」1599号の発行日です。
掲載件数は1431件でした。

*こんな本がありました*

オンライン書店ビーケーワン:この世でいちばん大事な「カネ」の話
西原 理恵子

理論社(2008.12)
発送可能時間

「よりみちパン!セ」は、中学生以上を対象にしたシリーズ。刺激的な書き手たちが、学校や家庭では学べないリアルな知恵を伝授してくれます。養老孟司や重松清のような大御所から、みうらじゅん、浅草キッドの玉袋筋太郎、外務省のラスプーチン佐藤優…え? さらに、叶恭子にバクシーシ山下ってマジ? 理論社さん??

でも、このシリーズ大真面目、かつ面白い。書き手は子どもにむかって直球勝負。まわりくどい表現や言い訳は通用しませんからね。テーマは、生死、性、食、不登校、障害、メディアリテラシー、キャッチセールス、お酒、ドラッグなどなど。親や先生には聞きにくい話、でも子どもが大人になっていくために避けて通れない話題がいっぱい。

現代っ子にとって、身近な大人は親と先生くらいしかいないのでは?(自分だってそうだったような)。世の中にはいろいろな人がいて、様々な職業がある。そんな当たり前のことすら、リアルに感じられない子どもたちが多いのかもしれません。
そんな子どもたちにとって、本は多種多様な人と出会い、その人が真剣に考えたことを聞かせてもらう貴重なツールです。

この本を読んでみると、まるでサイバラさんが自分ひとりに向かって語りかけてくれるような親密さになんだか嬉しくなってしまいました。(ちゃんと買って読みました)
今後はリリー・フランキー、安野モヨコ、内田樹、中沢新一らが登場予定。これからも期待しています!

2008年12月15日

英語版もどうぞ

ミシュランガイド東京2009、ご覧になりましたか?
どこぞの部署では、今年の忘年会会場をこの本の中から選ぼうという企画が持ち上がったらしいです。(即、却下となったようですが。)

オンライン書店ビーケーワン:ミシュランガイド東京 2009 RESTAURANTS&HOTELS 日本語版

新刊書をめったに目にしない特注データですが、英語版の洋書MARCを作成することとなり、ぴかぴかのデータ見本を受け取りました。
昨年は在庫が確保できず洋書MARCを作成することができなかったのですが、今年は大丈夫!
MARCNO:08800152でTOOLiなどからご注文ください。

オンライン書店ビーケーワン:Michelin guide Tokyo 2009 restaurants & hotels

日本語版と英語版、表紙を見比べるとタイトルが「東京」か「Tokyo」かという違いしかありませんが、書誌はだいぶ違います。
洋書MARCは英文表記のデータとなりますから、出版者も注記もヨミもすべて英文となります。
背ラベルについてもカナではなくアルファベット表記が標準仕様となりますので、カタカナ表記をご希望の場合はその旨ご指示をお願いいたします。

2008年12月12日

西洋人の場合~典拠のはなし~

典拠・望月です。

今回の「典拠のはなし」は前回の記事に頂いたコメントにお答えして、西洋人の同姓同名についてご紹介します。

ただし、TRC MARC上の同姓同名ということで、

・ミドルネームのあるなし

Jackson,John(ジャクソン,ジョン)
Jackson,John H.(ジャクソン,ジョン H.

・つづりが同じでもヨミガナが違う

Hill,David(ヒル,デーヴィッド
Hill,David(ヒル,デイヴィッド

・ヨミガナが同じでもつづりが違う

Ray,Barbara(レイ,バーバラ)
Rey,Barbara(レイ,バーバラ)

などは同姓同名という扱いにはしていませんのでご了承ください。


西洋人は「原綴」と「ヨミガナ」が完全に一致した場合のみ同姓同名扱いとしています。
その場合、標目限定語を付記して区別できるようにします。
(標目限定語とは?→こちら
今回は“付記が付いている西洋人名”で件数が多いものをピックアップしてみました。

では、発表。

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2008年12月11日

来年の準備

典拠・望月です。

ようやっと来年の手帳を買いました。


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最近「手帳術」の本が流行っているなあと、調べてみたら2006年が一番多く出ていました。(TRC MARCにて件名:手帳で調べた結果)
私の最近は、2年前あたりからを指すようです(笑)


オンライン書店ビーケーワン:ノート&ダイアリースタイルブック vol.3 愛しの手帳選び



ちなみに、私は毎年同じシリーズの手帳を買ってます。
右側にあるのが今年の手帳。もうすぐお役御免です。

2008年12月10日

きょうのデータ部☆(12/10)

ある日。
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左は、R&B、ヒップホップ等ブラック・ミュージックの雑誌。
右は、小学生のこどもを持つ家庭向けの子育て雑誌。

まったくかぶることのなさそうな両者ですが、
最新号に共通するキーワードを発見しました。

なんだかおわかりになりますか?

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2008年12月 9日

美味しそうな本

本日は「週刊新刊全点案内」1598号の発行日です。
掲載件数は1545件でした。

*こんな本がありました*

オンライン書店ビーケーワン:斎藤雅緒の食
斎藤 雅緒

フレーベル館(2008.11)
発送可能時間

データ作成中に目に留まった本。表紙のいちごがいかにも美味しそうです。中を見るとこれまた美味しそうな野菜や果物がずらり。食材の写真集なんですね。

…と思ってたら、なんと 写真集ではなく<画集>でした!

でも本当に、間近で眺めていても写真と勘違いしてしまうほどリアルに描かれているのです。青果のみずみずしさはもちろん、ゼリーのツヤ感やエビの素揚げのカリカリ感まで精密に再現されています。エアブラシと絵の具でこれだけ表現できるとは。脱帽です。


食べものつながりでこちらも。

オンライン書店ビーケーワン:バナナは皮を食う 暮しの手帖・昭和の「食」ベストエッセイ集

「食」にまつわるエッセイを集めた本です。
ビーケーワンの商品詳細画面に入り「収録作品一覧へ」をクリックすると内容細目が見られます。興味をそそるタイトルが並んでますよ。
表題作は牧野富太郎先生のエッセイ。バナナの植物学的特徴を語っています。ちなみに「蜜柑は毛を食う」のだそうです…。

2008年12月 8日

そのうち雨はやむ・・・

大雪も過ぎて紅葉も残り少なくなった町で、植木屋さんが庭木の手入れをする姿を見ると年の瀬も近いと感じる頃になりました。季節の変わり目ごとに天気予報などで登場する二十四節季という言葉は旧暦のものですが、よく季節感を表しているなと感じます。

天気に関しては、昔(現役をご存知の方は少数派?)NHKの天気予報をされていた倉嶋厚さんという方の天気にまつわる話が好きで、二十四節季についてのいろいろ興味深い話も聞いた覚えがあります。

この方の著書に「やまない雨はない」というタイトルの本があります。奥様を癌で亡くされたことに発する長い長いご自分のうつ病体験をつづったもので、自殺まで考えるほど壊れかかったところから回復していくまでの闘いが描かれています。

オンライン書店ビーケーワン:やまない雨はない 妻の死、うつ病、それから…
 

 「やまない雨はない」というタイトルは、いかにも元気象予報官だった著者にピッタリの言葉ですが、現在の不安な世相から、何時か雨が上がり陽が差すような好転の時が来るのだという期待を願う言葉でもあるようで、来年はそんな年になって欲しいと願っているのですが。

2008年12月 5日

今年の図書館総合展は…

図書館業界の大イベント「図書館総合展」。11/26~28に開催され、今年も無事に終了しました。TRCもフォーラム・プレゼンテーション・ブース等で参加しました。

平日に開催されることもあり、私は一度しか行ったことがないのですが、TRCデータ部からは数名が、プレゼンテーションと、フォーラムの聴講に参加しました。

聴講で参加した人たちの感想を少々聞いてみたところ…

「データ部のスキャナーでお世話になっているマイクロテックさんのブースがよかった。新製品のコピー機は、本を上に向けた状態でコピーできてかっこいいです。」

「TRCブースでは、雑誌データのご紹介をしてました。プレゼンテーション当日に発売になった雑誌をお見せして検索し、もうデータができてます、とご案内したところ驚いていただけたようです。」

「思いがけず、図書館業界の知り合いに会いました…」などなど。

図書館に関わる人たちが一堂に会する場、今年も盛況だったようです。

2008年12月 4日

身振りで会話する

典拠・望月です。12月の雑記を担当させていただきます。

以前、このブログでも触れたことのあるわが甥っ子。
1歳半を過ぎて、絵本を読んであげたり、おもちゃで遊んだりと、だいぶ一緒に遊べるようになってきました。
カタコトで「じょーたん」(ぞうさん)とか「かーたー」(傘)とか言ってる姿は本当にかわいいです♪


赤ん坊といえば、こういったものがあると、こないだはじめて知りました。

オンライン書店ビーケーワン:赤ちゃんとおしゃべりできる!ベビーサイン
吉中 みちる
日本ベビーサイン協会

CCRE(2008.10)
発送可能時間


この本の件名は1.育児、2.ボディ ランゲージ。
ボディ ランゲージとはおもしろい件名だなあと探してみたら、ほかにはこんな本に付与されていました。

オンライン書店ビーケーワン:オヤジ★ジェスチャー
オヤジ文化普及委員会
小野寺 奈緒

晋遊舎(2008.12)
発送可能時間
オンライン書店ビーケーワン:しぐさの民俗学 呪術的世界と心性

オヤジ・ジェスチャーも、遠い未来にはこんな風に研究の対象になってたりするんでしょうか?
(さすがにそれはない、かな?)

2008年12月 3日

きょうのデータ部☆(12/3)

こんにちは。雑誌 池田です。

今月の「きょうのデータ部☆」は、雑誌チームでのひとこまをお送りします。

初回はこちら。

様々なジャンルで続々刊行される「週刊百科もの」。
これも出版業界では雑誌扱いです。
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週刊百科ものといえば、毎号の「おまけ」ですよね。
大きな箱に大事に入ってくるので、写真のような山ができあがります。
TRCでは、「付属資料注記」としてデータ化していますが、
この「おまけ」でダントツに面白かったのが人体の百科。
完結してしまったので、もう見られないのがちょっぴり残念です。

毎週こんな感じ ↓ で、とってもシュールでした。

付:左大腿の筋肉(前部)(1個)
付:髪の毛(1個)  
   ↑ 「個」って…?


2008年12月 2日

愛犬の毛を紡ぐ

本日は「週刊新刊全点案内」1597号の発行日です。
掲載件数は1478件でした。

今月の表紙です。

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*こんな本がありました*

同僚に「こんな本があったよ」と教えてもらったのがこちら。


オンライン書店ビーケーワン:いぬけいと 大好きな犬の毛をつむいで編む


「犬」+「毛糸」。犬の毛でニット作品を作ろう、という本です。
愛犬の毛を集めて、洗って紡いで毛糸にして、小物を編んだり。
毛をフェルト化して小物を作ったり。

原毛をそのまま生かした、生成りや茶色の作品は、
ナチュラルな雰囲気でデザインもとてもおしゃれ。
作品の脇には、原毛を提供した犬たちの写真もちょこんと載っています。

でも実は、この本を見た瞬間、軽い衝撃を受けました。
羊や山羊のセーターはいつも着ているのに。
ウサギやキツネ毛皮の小物も普通に持っていたりするのに。
それこそカツラは人毛なのに。
それなのに、愛犬の毛、で感じた驚きは何なのだろう…。
追究する価値のあるテーマかもしれません。

ちなみに、実家にはかわいいだけがとりえの老犬(18歳)がおりますが、
形見にどうかと聞いてみたところ、「抜けたらもう生えてこないからダメ」
と却下されました。


1597号には、こんな本もありました。
読まずに勝手なことを書く、とは、まさにこのブログのこと。。。
書名と表紙程度でも、結構語れてしまうものですね(汗)。


オンライン書店ビーケーワン:読んでいない本について堂々と語る方法
ピエール・バイヤール
大浦 康介

筑摩書房(2008.11)
発送可能時間

企業も備えを!~新設件名お知らせ11月分~

本日発行の『週刊新刊全点案内』の巻頭に掲載している「新設件名標目のお知らせ」記事。ご覧いただいてますでしょうか。
掲載するのは月初めの号のみですので、お見逃しなく。

ところで、TRC MARCの件名標目は、基本件名標目表(BSH)第4版を基本にしていますが、新しい概念などでBSHに件名標目が存在しない場合は、国立国会図書館件名標目表(NDLSH)や辞書類からBSHの体系にあわせた形で件名標目を新設しています。
上記の「新設件名標目のお知らせ」では、これらTRC MARCで前月1ヶ月間に新たに採用した件名標目を「新設件名標目」としてご紹介しています。

ちなみに11月は22件の件名を新設。
なかでも、新しい概念として注目したいのが、「事業継続管理」(BCM:Business Continuity Management)です。NDLSHから新設しました。

これはリスクマネジメントの一種であり、「組織が事業を継続して行うために、自然災害や事故などの発生・被害を想定し、リスクを分散・低減するマネジメント手法」のことです。
テロ、金融恐慌、国際紛争など、何がおこるかわからない現代。企業も、さまざまな影響により、存続の危機にさらされる可能性があります。
そのとき、事業をいかにして継続・復旧させるかなど、事前にあらゆる方面から対策を講じておくことが求められているのです。

欧米に比べ、「事業継続管理」に関しては、まだまだ取り組みが遅れているといわれている日本ですが、今後ますます重要になってくるテーマだと思います。
この件名を主題にした本の刊行も増えていくのではないでしょうか。

2008年12月 1日

最終号

こんにちは。雑誌 池田です。

いよいよ師走。
データ部でも図書の冊数が増え、年末らしい慌しさが漂ってきました。

とはいえ、雑誌はもっと先を突っ走っています。
「新連載」の文字もまぶしい2009年1月号が続々入荷中。
自分の中の時間感覚が麻痺するばかりの今日この頃。
クリスマスっていつだっけ…。

一方で、お正月を迎えることなく、本日(12/1)発売分で終刊を迎える雑誌が2誌。
「読売ウィークリー」と「月刊現代」です。
どちらも歴史ある総合誌で、終刊を惜しむ声も聞かれています。

ヘビーな目次情報には泣かされていただけに、データ部としては嬉しいような。
でも、総合誌が次々と消えてゆく現状ってどうなのかしら…と寂しいような。
とりあえず、密かに楽しみにしていた連載がもう読めないかと思うと無念です。
(いつも仕事中に隠れ読んでいました。すいません。)

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総合誌のお仲間(?)たちに囲まれるおふたり。

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