きょうのデータ部☆(3/5)
4月なみの陽気になったかと思えば、雪がふったり。
気温が乱高下しております。
今日は冷たい雨にけぶる茗荷谷から新宿方面をのぞんでみました。
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4月なみの陽気になったかと思えば、雪がふったり。
気温が乱高下しております。
今日は冷たい雨にけぶる茗荷谷から新宿方面をのぞんでみました。
本日は「週刊新刊全点案内」2396号の発行日です。
掲載件数は1045件でした。
今月の表紙はこちら
土筆のイメージです。
3月ともなると、都会でも、大きな公園や土手、河川敷辺りで沢山見る事が出来ます。
そして、以外にも、食べると美味しい!らしい・・・。(田舎の生まれですが私は食べた事がありません。)
春を実感する桜の様な派手さはないけれど、そっと、春を知らせてくれます!(Juri)
*こんな本がありました*
「桂米朝が遺した宝もの」
2025年は桂米朝生誕100年であり、歿後10年に当たるそうです。
落語が好きなので、もうそんなになるのか...と感じ入りました。弟子を多く育て、埋もれた噺の復活に取り組み、上方落語の救世主であった米朝師匠。
思い入れの深いファンも多くいらっしゃると思います。
本書には貴重な写真もたくさん掲載されているようです。赤ちゃんの写真からはじまり、会社員時代の若かりしスーツ姿、師である正岡容とのツーショット、弟子に囲まれたなごやかな一景、人間国宝認定、そして文化勲章を受章した晩年の姿など。
みなさんは米朝師匠のどんな顔、表情を思い出されますか?
思い出そうとすると、桂米朝という落語家を知った1990年代頃の姿が頭に浮かびます。ちょうどこの本の表紙や扉にある頃のお顔でした。
明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名のお知らせ」を掲載しています。新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
2月の新設は5件でした。そのうちの1つが「デジタルフォレンジック」です。
スマホやコンピュータなどの電子機器を対象とする鑑識・科学捜査のことで、デジタル鑑識・電子鑑識などとも呼ばれます。
NDC10版の分類は、デジタルフォレンジック自体の解説の場合は007.375、法務機関の犯罪捜査の場合は317.75、訴訟手続きの証拠として扱われる場合は327.19となります。
サイバー犯罪は年々増加しており件名新設となりました。現在デジタルフォレンジックを付与している本は19冊ですが、これから関連図書も増えていきそうです。
2025年5月施行の改正戸籍法に先立ち、先日、法務省から「キラキラネーム認容指針」が発表されました。
これは親の希望する名前のヨミを柔軟に認めつつも、社会通念上不適切とされる名前には制限を設ける指針であり
例えば「太郎(ジョージ)」というように、漢字の意味と大きくかけ離れたヨミは認容されません。
さて、では図書のタイトルではどうでしょうか。
TRC MARCにおいては、
図書のタイトルにルビが振られている場合は、そのヨミが特殊なものであっても、そのまま採用しています!
また、あわせて通常的なヨミ(統一ヨミ)もMARCに記録することで、特殊なヨミ・通常のヨミのどちらからでも検索できるようにしています。
なかなか興味深いヨミをさせているものもあり...
刑事(デカ/ケイジ)、生活(ライフ/セイカツ)のような馴染みのあるもののほかに、例えばこんな特殊ヨミがありました。
完璧令嬢(フローレスレディ/カンペキレイジョウ)
ぶっ壊れ錬金術師(チートアルケミスト/ブッコワレレンキンジュツシ)
R6(レイワロク/アールロク)
呼吸する(イキスル/コキュウスル)
微視的(オタクテキ/ビシテキ)
こうして並べてみると、ヨミや意味ありきで文字面を与えているものが多い印象でしょうか?
ヨミと文字の関係性...ううむ、なかなか興味深い世界ですね。
参考:特殊ヨミに関する話題(2011年)
参考:キラキラネームと戸籍法に触れている、特殊ヨミの話題(2022年)
(キラキラネームについての検討、このときからずっと続いていたんですね...!)
2月の雑記のテーマは「アート本」です。
私が図書館蔵書にいた頃のことです。
ある図書館からデータ作成の依頼があり、送られてきた段ボールを開けると、箱いっぱいに展覧会や美術展の図録が入っていました。
都内の美術館・博物館で発行された分厚くて重たい、いかにもな図録や、その一館でしか開催されなかったであろう小規模な展覧会のシンプルな冊子など。図録をこんなにまとめて見るのは初めてだったので、箱から取り出しつつ、この展覧会見に行きたかったな、とか、この作家さんの器はやっぱり素敵だなぁ、などと感心していたのですが
いざデータ作成となると...苦戦しました。
洒落ているつくりの図録は、オシャレすぎてどの文言をタイトルにすればよいのか迷うし、会期・会場の注記をしたいのに探せなかったり。また、一般の書店で販売されることを前提としていない図録もあり、発行元が情報源に書かれていなかったり、値段がわからなかったり。
図録データ作成初心者の私には悩むことがらが多く、とにかく本をひっくり返してあちこちから眺めてみては、いつもよりも時間をかけて作成したのを思い出します。
今でもミュージアムショップで図録を手に取った時は、さりげなく表・裏を見てタイトルを確認したり、奥付はどこかなーと、ついつい探してしまいます。
最近のコメント
» 長谷場さま コメント
» 「サイ」のちがいがわ
» magumagu様、
» 別置記号で検索して、
» しのざききみこさま、
» 古典籍について学び
» 米川さま コメント
» お世話になっておりま