IRCbot Console は下記のような機能をもっています。
- 各種設定を全てブラウザ上から操作可能
- RSSの新着エントリをIRCにメッセージとして送信
- 一定周期や決まった時間にIRCにメッセージを送信
- IRC上の発言に対してメッセージを返信
- HTTPリクエストを受け付けて、IRCにメッセージを送信(HIP (HTTP IRC Proxy)と同等機能)
- ログを収集し、ブラウザ上で参照可能
インストールも簡単(Javaが入っていれば、ダウンロードしてコマンド1つでOK)で、設定も全てブラウザから行えますので、設定ファイルをゴニョゴニョするような手間なく始められます。
また、スクリプトとしてJavaScript(Rhino)を使えるようにしており、他のWEBサービスを組み合わせることによって、さまざまな使い方ができると思います。
社内IRCや、プロジェクトでIRCを使っている方は、ぜひお試しください。
特に開発プロジェクトなどで、TracやRedmineのRSSをIRCに流すのは、とても有用だと思ってます。IRCbot Consoleでは、それをすぐに始められます。
以下、作った経緯とか、、
何か作ろうと思ったときに、IRCでRSSを流したいってのがあったので作り始めました。
んで、他の人にも使ってもらえるように、簡単に導入できるものにしようと思って、そのときに、CIツールのHudsonと同じように、全てブラウザからやらせたら、誰でも使い始められるのではと思って、IRCbot Consoleもブラウザからすべて操作できるものにしました。
設定ファイルは、触りなれている人ならば、別に苦じゃないのかもしれませんが、やっぱ、ブラウザから出来るのと比べてしまうと、ぜんぜん使いやすさが違うとHudsonを触ってから思うようになりました。
RSSを流すこと以外にも、いくつか機能を思いついて、最初はそれを全部個別に実装しようかと思いましたが、他の人でも自由に後から機能を追加できるような形が良いと思い、スクリプトが実行できる形にし、タイミングも、一定周期、決められた時刻、IRCにメッセージが流れたタイミングと、思いつくパターンに対応してみました。
そして、自分でスクリプトを試している際に、動作確認が面倒だったので、スクリプトの編集画面でテスト実行が出来るようにし、自分としてもとても使いやすいものになりました。
あとは、外部からの契機でメッセージが流せるようにということで、HTTPでメッセージを送信できるようにと(これはもともとHIP (HTTP IRC Proxy)でやっていたので、それを移植しただけ)、、現時点で思いつくものを一通りいれて、思い残すことは(今のところ)ありません。
だらだらと、作り始めて1年近くたってしまい(途中、興味がそれたことが多々..)ましたが、やっと公開できてよかったです。