リッキー・マーティン、同性愛者だとカムアウト


【3月30日 AFP】プエルトリコ出身の歌手リッキー・マーティン(Ricky Martin、38)が29日、公式サイトで同性愛者であることを明かした。マーティンがゲイではないかといううわさは以前からあったが、突然のカミングアウトで世界中のファンを驚かせた。


「私は幸せな同性愛者だと誇りを持って言える。自分が自分であることに感謝している」こう明言したマーティンは数か月前に回顧録を書き始めた。その際、自分の性的指向を打ち明けようと決意。この決断は人生のターニングポイントとなったという。


また、もっと早くに打ち明けなかった理由については、告白すればキャリアがダメになると以前から忠告を受けてきたからだと書かれている。

というわけで、ついにリッキー・マーティンがゲイだとカミングアウトした模様です。昨年6月には、バイセクシュアルだとカムアウトしたという誤報が流れた彼ですが、結局バイセクシュアルじゃなくてゲイだったんですね。この誤報騒ぎの時には、リッキーが彼の「ハートは女性と男性両方のものでありうる」と発言したというデマが飛び交い、その後否定されていたのですが、実は彼のハートは男性のもの(恋愛的な意味で)だったわけです。

以下、リッキー・マーティンの公式サイトから引用。


もし誰かに「リッキー、あなたが恐れていることは何?」と聞かれたら、私は「戦争中の国々の町に流れる血や……児童奴隷や、テロリズムや……権力ある立場にいる人たちのシニシズムや、宗教の誤った解釈」と答えるでしょう。でも、自分の真実が怖いですって? まったくそんなことはありません! それどころか、それは私を力と勇気で満たしてくれています。
If someone asked me today, "Ricky, what are you afraid of?" I would answer "the blood that runs through the streets of countries at war...child slavery, terrorism...the cynicism of some people in positions of power, the misinterpretation of faith." But fear of my truth? Not at all! On the contrary, It fills me with strength and courage.

というわけで、前向きな気持ちでのカミングアウトのようで、まずはよかったです。最近ではアダム・ランバートなどオープンリー・ゲイの歌手も増えてきていますし、リッキー・マーティンが今後、カミングアウトしても「キャリアがダメにな」ったりはしないと身をもって示してくれるといいなと思います。