ウガンダの牧師、教会でゲイポルノを上映し「反同性愛」を訴える


【2月19日 AFP】同性愛行為が違法とされているウガンダで、キリスト教牧師が17日、教会の中で同性愛のポルノ映像の上映会を行い、反同性愛法のさらなる強化を訴えた。
「同性愛について、寝室の中でのことは個人的な問題だなどという議論がある。だが、実際に何が行われてるのかあなた方は知っているか?」
首都カンパラ(Kampala)にある福音派教会のマーチン・セセンパ(Martin Ssempa)牧師は、300人が集まった満員の教会でこう訴え、同性愛者のスカトロ描写の写真などをスライドで見せた。「オバマ(米大統領)がアフリカにもたらそうとしているのは、これなのか?」
ばかばかしい!!

ヘテロポルノにだってスカトロ物もあれば、もっとえぐい物もあるでしょうが。ヘテロ向けの陵辱ものだの痴漢ものだのキディポルノだのはゲイポルノよりもっとたくさん流通しているのに、「反異性愛」は一向に訴えないのは、どういうわけ? 誰かこの牧師をオランダはアムステルダムのポルノショップにでもぶち込んで、もう少し現実を見せてさしあげるといいんじゃないでしょうか。

いや、ポルノじゃなくて、現実世界のニュースでもいいかも。あたしが愛読してるBox Turtle BulletinというゲイニュースサイトにはHeterosexual Menace(訳すと『異性愛の脅威』または『異性愛者の危険人物』)というコーナーがあるのですが、そこではこんなニュースが日々紹介されています。

どれもこれも、同意の相手とスカトロ行為にふけるゲイポルノの方がなんぼかマシだと思うんですけど、どうでしょう?

なお、このコーナーの「異性愛の脅威」というタイトルは、言うまでもなく、アンチゲイな人たちが強調したがる「同性愛の脅威」とやらのパロディーです。異性愛者は日々こんなことをやらかしているのに、それは脅威じゃないんですかという皮肉なわけですね。セセンバ牧師は、フィクション上のセックスファンタジーを根拠に同性愛者を糾弾する暇があったら、自分たち異性愛者の寝室で「実際に何が行われてるのか」をもっとよく学ばれた方がいいのではないでしょうか。