『居酒屋』

居酒屋 (新潮文庫)

居酒屋 (新潮文庫)

【あらすじ】


 主人公ジェルヴェーズは愛人ランチエとともにパリで居酒屋を営んでいる。
 貧困な労働者階級の集まるその店で、ある夜、閉店まであと二時間という頃に一本のワインを七人で飲んでいるグループ客があった。テーブルにビールグラスを運んで帰ってきたジェルヴェーズを見て、ランチエは激怒する。客が飲んでいるワインは店のものではなく、持ち込みだったのである。ランチエは客のところへ行き談判する。
「こういうことを一度許してしまいますと、きりがなくなるのです」
 客たちの年齢層やルックスや話し方はちょっと異様だった。だが、まさか彼らがブルジョア階級の文化人だなどとは思わなかったのだ。たちまち外へ引きずり出され、公衆の前で罵倒されるランチエ。集まる群衆。彼は警察へ連れて行かれてしまった。
 ジェルヴェーズは愛娘ナナと二人、たまねぎのスープを飲みながら、ランチエの帰りを待ち続ける――。

 読んでないんだけど、たぶんこんな感じの話じゃないかと思います。

インスパイア元:
よしもとばななさんの「ある居酒屋での不快なできごと」 - 活字中毒R。
http://d.hatena.ne.jp/matasaburo/20090814/1250243089