なんか盛り上がっているので、ちょっと思ったことを。
これが「Fラン大学生」だったらはてぶ数も10usersぐらいだったと思うけど、主張は大変真っ当で論理的に正しいと思います。就職活動は「己を知り他人を知れば百戦あやうからず」なんだと典型的なMECE感をもって全体を定義した上で後は深度の問題である、と。私は卒業間際で単位落としてしまい就職活動を「おかわり」し、最初に受けた会社がたまたま弊社でノリで1ヵ月後に内定をもらって「もういいや」で終了してしまった。社会人が学生に対して「論理的に心底YOUはどうしたいんだっけ」って言っても、それはディテールが分かっているから言える話じゃないかなぁ。ディテールが分かってない人にディテールを語っても結局それはイメージに抽象化されてしまうから。ものすごい戦略的に自分の言うことをひたすら推敲して1つの美しいストーリーに結実させるって難しいよ。引用元の方のように自分を追い込んで論理を昇華させていくやり方は使い方が難しいし人を選ぶ。私は就活で論理的に心の底から自分のやりたい事を語った記憶などないし、エントリシートも「経営とITが分かる人間になりたいでーす。」って適当に書いたよ。
私はこういう論理的な正しさが苦手なので、もっと単純に申し上げたい。自己分析も業界研究よりも何よりも就職活動で内定が欲しいのならこれだけを守ればいいと思う。
それは、就職活動をやめないことです。
はじめっからリングに上がらない人が結構いたし、就職活動の始めの2ヶ月ぐらいで憧れの会社にフルボッコされて立てなくなって就職活動をやめちゃう人が多かったかな。「憧れの会社群の説明会⇒適正試験⇒何とかこぎつけた面接⇒パトラッシュもう疲れたよorz」が一巡目ぐらいなんだけど、一巡目で「なんだもうろくな会社が無いなぁ」って燃え尽きちゃう人もいた。丁度ゴールデンウィークが近くなるとぽつぽつと「内定ktkr」な人がでてくるようになり自己嫌悪とプレッシャーの入り混じった重たい気持ちになってフットワークも重たくなる人も多かった。
私の周りにおいては、まぁ社会的に知名度があるとかないとかはおいといて、就職活動をやめなかった人は例外なくどこかから内定がもらえていました。やめないことによって自分の中に成果を挙げるための習慣というのが段々と刷り込まれていくんじゃないだろうか、と思ってます。やめない人は、そこで違う道を探すんです。就職活動で学んだ一番のことは「人生ってのは一本道じゃねーな」ってことかな。違う道を探すことをそこで学ぶべきだと思うのです。「これがやりたい」なんてあんまりないんだから「これだけは仕事としてやりたくない」という目線から考えてみるのもいいんじゃないでしょうか。土日働きたくないとか。夜勤はイヤとか。僕の基本路線は後者です。How型なんで。そういう最低限を集めていって積み上げる。トップダウンで「人生における仕事の目的とは」から落とし込むのは大変難しいです。人間は「やりたい」よりも「やりたくない」のほうが、自分の思いが強いことが多いしね。
そんな僕は今週土曜日の1月26日にある第2回BPMオフ会に出席するからこの辺の話をしたいなんていうキミは飲み会にトゥギャザーするといいお!