朝日 反日デモ―中国の自制を求める : 朝日新聞デジタル:社説

 一連の騒動のきっかけは、中国への挑発的な言動を繰り返す石原慎太郎東京都知事による購入計画だ。
 政府が都に代わって購入に踏み切ったのは、その方が中国との無用な摩擦を避けられるとの判断があったからだ。

 これはウソ。石原氏が挑発的な言辞を振りまくのは困ったことだが、尖閣諸島(魚釣島)の所有権についてはただプライベートセクターでの動きでしかなく、同島についての日本国の領有権は微動だにしていない。むしろ、国家がここに介入してくれば問題になるし、実際に問題になっている。そしてこの介入を柳条湖事件記念のこの時期に行ったのは、日本国が愚鈍なのか戦略的なのかということになる。実は、これは後者である。日本は中国の弱体化につけこんで防衛を強化している。
 ここは明確なソースがないので推測だが、魚釣島の防衛を行う場合、この土地がプライベートセクターであるばあい、所有者の同意などの手続きをどう扱うかという問題があり、国有化しておくほうが手順が楽になる。つまり、そのような事態が近未来に想定されるので、日本国側でさっさと準備を進めたという判断だった。
 それがこの時期で本当に戦略的だったかについては議論はわかれるだろう。

 日中関係の大局を見渡したとき、この問題で両国が衝突することにどれだけの意味があるのか。ここは頭を冷やして考えるべき時だ。

 というか、これ、単に習近平サイドの力の誇示でしょ。