au、MNPでの転入が10万人突破と発表 | スラド

大方の予想通り、ソフトバンクからの顧客流出が起きている。
2006年9月の契約数によればソフトバンクモバイルの契約者数は15,283,600。そこからauに10万、DoCoMoは未発表だが仮にその半分としても両者合計で15万の流出である。実にシェアの1%が、たった1週間で失われたわけだ。
無論、このペースがいつまでも続くわけではないが、まだ制度は始まったばかり、メールアドレス持ち越し不能(当然だが)問題や料金プラン改訂などで様子見のユーザも多かろうから、当面はほぼ同様に推移するのかも知れない。
仮に年内このペースが続くとすれば(年末まであと9週間)、SBMは実に10%のユーザを失うことになる。


しかしまあ、なんとマスコミに冷遇されていることか。

折角SBMが大々的に発表した「お得な」プランのお得感を台無しにするような報道が目立つ。いやまあ、「実はお得でない」のだから仕方ないのだが、もう割り切ってばっさり固定料金なり低価格プランなり、「本当に判り易い」かつ「安い」プランを提示しない限りこの窮地を脱する術はないのではないか。

MNP後の端末販売シェア、auとソフトバンクが増加──ドコモは5%減 - ITmedia Mobileとのことで、実際に流出したのはDoCoMoの方だったらしい。DoCoMo発表の「SBMに限って言えばDoCoMoからの移出よりDoCoMoへの移入が多い」というようなアレはつまり、「auの話はしたくない」ということか。いやそれは薄々は感じていたが、まさかこれほどとは。
あ、数字は一応「10月分販売数のうちMNP適用前の23日まで分」と「それ以降」の比較であって、全ユーザ数の変化ではないので念のため。