佐藤 浩実

佐藤 浩実

Hiromi Sato

ジャーナリスト

日本経済新聞社に入社し、製造業などの取材を担当。2013~16年に日経ビジネス記者。17~23年春まで新聞社のシリコンバレー特派員として米国のテクノロジーとエンターテインメントを取材する。現在は休職し、家族の帯同でカリフォルニア州に滞在。愛知県出身。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネス電子版に記事を最後に執筆した時点のものです。

この著者の記事

AIが奪えない仕事、溶接から翻訳まで技能磨き直し これが私の生きる道

第2特集

AIが奪えない仕事、溶接から翻訳まで技能磨き直し これが私の生きる道

人工知能(AI)が急速に進化し、人間が仕事を奪われる不安が現実味を帯びてきた。米国では、AI時代を生き抜こうと、技能を磨き直す人たちが現れている。溶接工、顧客サポート、デザイナー、翻訳者──。それぞれの職場での挑戦を追った。

その開示に血は通っているか

編集長の視点/取材の現場から

その開示に血は通っているか

上場企業に人的資本の開示が義務づけられた2023年。準備期間が十分でなかったこともあり、関連部門は対応に追われました。財務諸表のような画一的なフォーマットがないだけに、「まずは最低限の水準をクリアしよう」という企業が多かったのでは。人的資本開示アワードを始めたのも、先進事例を示す…

Netflix幹部が明かす世界ヒット連打の仕組み 「グローバル、全く狙わない」

佐藤浩実の北米取材ノート

Netflix幹部が明かす世界ヒット連打の仕組み 「グローバル、全く狙わない」

米ネットフリックスは11月下旬、日本や韓国といった非英語圏の作品に特化した発表会を開いた。世界での製作・配信体制をいち早く築いた同社だが、各地から集まった幹部が口々に語ったのは「グローバルヒットを狙わない」という製作哲学だ。逆説的な戦略からいかにして世界的な人気作は生まれるのか。…

マスク氏、トランプ政権中枢に 「敗戦」テック業界との接着剤になるか

佐藤浩実の北米取材ノート

マスク氏、トランプ政権中枢に 「敗戦」テック業界との接着剤になるか

トランプ氏が米国の大統領に返り咲く。物議を醸す新政権の高官人事が続くなかで、選挙で負けたハリス氏を支援してきた企業の経営者は今、何を考えているのか。取材で浮かび上がったのは「イーロン・マスク氏」と「中道」というキーワードだ。

トランプ氏の大勝を支えた「ポッドキャストポピュリズム」 日本でも兆し

佐藤浩実の北米取材ノート

トランプ氏の大勝を支えた「ポッドキャストポピュリズム」 日本でも兆し

米大統領選挙でトランプ氏が大勝した。経済や移民問題といった有権者の関心事に訴えて7つの激戦州をすべて制し、多くの世代で得票率を高めた。今回、若年層に接触する手段として台頭したのがポッドキャストだ。嗜好の似通った仲間を重視する「部族主義」と親和性が高く、今後、日本の政治活動でも影響…

トランプ大統領はテック業界の福音か AIに追い風、半導体に逆風

「もしトラ」ファイナル 最後の決戦

トランプ大統領はテック業界の福音か AIに追い風、半導体に逆風

大幅な関税引き上げを明言し、米グーグルをはじめとする巨大テック企業への批判を繰り返してきたトランプ氏の再登板は、テクノロジー業界にどんな影響を及ぼすのか。AI(人工知能)や仮想通貨、半導体、反トラスト法(独占禁止法)執行の観点で見通す。

米大統領選、企業を襲う喪失と衝突 16年は1日で7億ドルの経済損失

佐藤浩実の北米取材ノート

米大統領選、企業を襲う喪失と衝突 16年は1日で7億ドルの経済損失

米国時間11月5日、米大統領選の投票が始まった。経済から安全保障まで超大国の行方に世界が注目する一方、米国で事業を営む企業にとっては直後に職場で起こり得る混乱への対応が目下の課題となる。従業員の欠勤や生産性の低下、職場での衝突にどう向き合うか――。社会の分断が深まる中で「失われる…

マルチタスクはNG 米国の経営者が実践する「ぶれない心」の作り方

「心の時代」の経営

マルチタスクはNG 米国の経営者が実践する「ぶれない心」の作り方

米国のビジネスリーダーは、厳しい実力主義や社会の分断など多くのストレスにさらされている。自分の「心」を守り、能力を発揮できる状態を保つスキルはいまや必須。禅から派生した「マインドフルネス」が改めて注目されている。

セールスフォース・ベニオフCEOも虜 「禅」が日本のキラーコンテンツに

「心の時代」の経営

セールスフォース・ベニオフCEOも虜 「禅」が日本のキラーコンテンツに

「禅」が世界のビジネスパーソンにこれまで以上に浸透している。米セールスフォースのマーク・ベニオフCEOは、禅の哲学として知られる「初心」を貫き、大規模な成長投資に打って出た。禅的思考をはじめ独自性の高い日本の哲学はキラーコンテンツになり得る。

リコー・山下会長 「和尚さん」との40年、会社の常識は非常識と悟る

「心の時代」の経営

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「部長と課長はどちらが偉いのか」。リコーの山下良則会長は、そんな「会社の常識」を超えた問いを投げかけてきた「和尚さん」との約40年の交流が、本質を見つめる心を養い、「社長時代の支えになった」と語る。