[ゲーム][DS] 『METAL SAGA 鋼の季節』…う~ん…。
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株式会社サクセスの「メタルサーガ」シリーズ最新作『METAL SAGA 鋼の季節』買ってみました。わたくしメタルシリーズとは『METAL MAX 2』からリアルタイムで熱中しており…もう13年も前なのか。歳を感じるなあ。
どうでもいいけど「METAL MAX」の商標ってあんまり自由に使えないようですね。特典に付いてきた「サウンドトラック メタルの源流」にはFC版METAL MAXの音源が収録されているんですが、METAL MAXの呼称が使われずに「第一作目BGM」というなんとも奥歯にものの挟まったような言い回しが。サクセスさんも大変だ。
さて、紐解いて少々プレイしてみたんですが…。
…結論から申し上げますと、操作系統が非常に残念。
というのもこのゲーム、"フルタッチペンオペレーション"――すなわち操作をすべてタッチペン入力のみで行い、ボタン類は使用しない(十字キーのみ一部使用可能)という仕様になっており、これが従来の十字キー&ABXYLRボタン入力に比べて格段に操作性が悪い。今まで両手で行っていた入力を、タッチペン1本のみで補わなければならないわけですからその不便さはかなりのものです。メッセージ送りをする際にも延々と画面をつつき続けなければならないのがちょっと苦痛。
さらに言えば、入力画面のレイアウトもあまりいい出来とはいえません。例えば『聖剣伝説DS』などは「はい/いいえ」の入力アイコンのサイズを大きくし(指先でも入力しやすいくらいの大きさに)、またアイコンごとの間隔をある程度離すことによって誤入力を防ぐように設計されていたのですが、『METAL SAGA 鋼の季節』は選択肢文字のサイズがあまり大きくない上、文字列の位置が近くて誤操作を招きやすいものになっています。このゲームのように選択肢の出る機会が多いとおなさらそのへんが気になります。
タッチペン操作を考慮に入れたRPGというのは基本的にある程度キャラの操作が自動化されていて(たとえば『コンタクト』などでは、攻撃するターゲットを指定しておけば手持ちの武器で自動的に攻撃を繰り返してくれるというように)、入力の煩雑化を防ぐ試みになっているものですが、『鋼の季節』は操作系統を特にタッチペン向きに改善したりせず、入力だけタッチペンオンリーにしてしまっているため、これがプレイ時の快適さを大きく減じさせています。
おまけにキャラの移動速度が遅い。いや取り立てて遅すぎるというワケではないのですが、完全タッチペン入力の不便さをさらに際立たせるに十分な遅さ。その上エンカウント率が低く設定されているわけでもないので、相対的にやたら敵との遭遇率が高く感じられます。入力方式・移動速度・エンカウント率の微妙な悪さが相乗しあって負のスパイラルを大形成。
それ以外の要素は決して悪くないのです。敵の強さ自体はうまいバランスだし、特技システムは『METAL SAGA 砂塵の鎖』からさらに進歩してるし、調理や発掘やハッキングといった新要素も意欲的に取り込んでいます。
それだけにインターフェース部分の致命的な悪さが際立つ。
それでも僕なんかにとっては十分面白いといえるんですが、これはメタルマックス信者のひいき目でしかないことも事実。
本作はちょっと人様にオススメできる出来ではないと思われましたので、今回アフィのリンクは無しです。
- [2006/06/15 20:11]
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