感染症診療の原則

学生が教えてくれた話。

大学でHPVワクチンの話を聞いたAさん。
このAさんにはおばあちゃんがいて、おばあちゃんは毎日テレビを見てすごしているため、最近HPVワクチンにやたら詳しくなっていたそうです。

そのおばあちゃんがAさんをよんでこういったそうです。

「おばあちゃんがお金を出すから、あのワクチンやってきなさい。妹やイトコ（女性が多い）の分もおばあちゃんがお金を出すから皆にAちゃんからそういってくれる？」

Aさんのおばあちゃんは子宮の病気を患ったことがあります。身内の健康を心配しているわけです。　でも皆に自分からワクチンのことを言えないのだとAさんに告げました。

それは「しきゅう」という言葉を口に出しにくいから。（Aさんはびっくり）
そういった世代もいるのだということを学習。

お金持ちのおばあちゃん、知識もあるおばあちゃん。Aさんはラッキーな人です。
しかし、話には続きがあります。

Aさんはさっそく妹にこの話を告げました。妹の第一声は「それって痛い？」

「筋肉注射だからね、それなりに。3回やるんだけど・・・」
この妹さん、「絶対ヤダ！痛いのヤダ」といったそうです。

これからAさんがどのような情報戦略をとるのか。続報を待っているところです。