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大そうじへの備え
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●We7 Cedes On-Demand Music Ground, Tries Pandora Model Instead - paidContent:UK(28/9/2011) ●We7 morphs from jukebox into a radio station - The Register (30/9/2011) 最近驚くほど頻繁にSpotifyの名前を聞くようになったのですが、どんなコンテクストで語られているかを見たり聞いたりする度にふつふつと沸き上がる幾つかの疑問があります。今後、様々なブログ記事を投稿していく中でそれら疑問を提示していければと考えているのですが、その最初として、新しくなったwe7を紹介します。 先週、イギリスのデジタル音楽サービスwe7が、無料のオンデマンド・サービスを終了し、広告ベースのインターネットラジオに完全移行しました。しかも、今の時点ではこのサー
先週拙ブログで取り上げたEUの著作隣接権保護期間の延長ですが(URL)、今週月曜、欧州連合理事会がこれを承認、録音物に対する著作権の保護期間が現行の50年から70年に延長されることになりました。来年1月1日までに、委員会は保護期間延長実現に向けたレポートを提出することになっており、報道によれば2014年の施行を目指しているとのことです。 この保護期間延長案の内容を知るのに1番良い方法は、(他の法律絡みのニュースがそうであるように)原文を読むことだと思います。その原文は、下記の欧州委員会のウェブサイトで読むことが出来ます。その下の記事はBillboard.bizのものですが、本件の背景から実際の指令の内容まですっきりまとめられた良記事なので合わせて紹介しておきます。 ●Term of protection - European Commission (last accessed on 17/
既報ですが、アメリカの著作権法“Copyright Act of 1976”にある、レーベルなどが保有している原盤権が所定の手続きを踏むことでアーティストに戻ってくるという条項“termination clause”(消滅条項)の存在が話題になりました。ロッキング・オン社のウェブサイト、RO69でもこんな感じで取り上げられています: ●1978年リリースの作品のマスター音源がすべてレコード会社からアーティストに強制返還? - RO69 (16/8/2011) かなりざっくり説明すると、この条項は、アメリカ国内で1978年1月1日以降にリリースされた作品について、リリースから35年経つと原盤権がアーティストに戻されるというもの。アーティストがこの権利を行使するには、2年前までに権利の返還を申し立てなければなりません。1978年リリース作品の権利返還には、この申し立てを今年中に行う必要があり、
無事に先週末イギリス旅行から帰ってまりいました。今年イギリスに行くつもりは全くなかったのですが、このバンドがどうしても見たくて飛んでしまいました。ドイツかアメリカで見たいなぁと思っていたので、タイミング合わず結局イギリスで見ることになったのは残念でしたが、グラスゴーの大合唱をエンジョイ出来て良かったです。彼らのライブ以外に、特に何にも目的もなかった旅行なのですが(とほほ・・・)、せっかくイギリスにいるので、どうしても1つやっておきたかったことが。それは、以前予告しましたが、Spotify(無料版)とWe7(無料版)を使うこと。私が留学時に使っていた時と基本的にほとんど変わらなかったのですが、We7は当時ほとんど使っていなかったので、実際の使い心地なんかも確かめられてすごく良かったです。その件は次回投稿しますが、今回は、このニュースを: ●2010年第3四半期(7月~9月)有料音楽配信売上実
●EMI go into reverse - The Guardian (22/6/2010) ●I kissed a copyright lawyer - The Economist(18/6/2010) ●EMI Rejig Gives Faxon Control Of Rights-Hungry Label - PaidContent.org(18/6/2010) 「音楽業界は著作権業界だ」なんて話は、今に始まった話ではないかと思いますが、このニュースはすごく象徴的だったので、簡単にですが紹介します。 2007年からEMI Music Publishingでチェアマン兼エグゼクティヴのRoger Faxon氏が、この度EMI Recorded Music部門も陣頭指揮を執ることになったとのこと。これにより、同部門のチェアマンをしていたCharles Allen氏はアドバイザーという立
最近、オランダでのサービス開始も発表したSpotifyに、最近2つほど大きな動きがあったのでまとめて紹介します。Spotifyに関しては、こちらも参照のこと。 ●Spotify - the next generation - Spotify.com (27/4/10) Spotifyにソーシャル・ネットワーキング・システムが加わってヴァージョン・アップしました。このニュースは4月にリリースされた割に、ユーザーのSpotifyプレイヤーがヴァージョン・アップされたのはちょっと後だったのですが。変更点が多いので、「つべこべ説明するより、このビデオを見よ!!」と言っちゃった方が早い気もしますが、その前に、目立った機能をまとめると: <ソーシャル・ネットワーキング機能(ある程度の情報公開を含むので、使わないという選択肢もあり)> - Facebookの友達でSpotifyの同機能も利用している友達
本帰国から3週間経ちました。実は既に社会人復帰しまして、お陰様で忙しくさせてもらっているのですが、代わりに、ご覧の通りブログの更新回数がめっきり減りました。せっかく調べた注目ニュースも放置気味に・・・。そこで、短信でも良いのでより多くの面白いニュースを紹介できればと思い、以前やっていた「今週の英音楽ニュース」を復活させることにしました。“深く調べる時間がないからとりあえずここにいれとけー!”ってのもあるのですが、“1つの記事として投稿する程のものではないけど興味深い”タイプのニュースも載せられると思うので、出来るだけコンスタントに続けていきたいと思います。 では早速。今週は2つほど。 ++++++++++++++++++++++++++ ●Warner Music may stop licensing songs to free online streaming sites - The G
前回のブログをアップした直後、PCが故障→修理になり、更新が遅れましたが、Digital Economy Billが下院を通過したニュースの続編です。前回の記事はこちら。 先週DEBが下院を通過したというニュースを知った直後、BlurのドラマーでFACのボードメンバーであるDave Rowntreeが、以下のようなコメントをTwitterで発表しました。 Depressing to see the Digital Economy Bill get rushed through last night without proper scrutiny. Hardly democracy in action. (昨夜、ロクな議論もなくDEBの議論が急いで行われたことに対してうんざりしている。民主主義なんてほとんどないようなものだ) - Dave Rowntree (davefromlondon )
●Digital Economy Act becomes law - CMU News-Blog (9/4/2010) ●Creative industries, rights groups and lawyers react to digital economy bill - The Guardian blog(8/4/10) 一昔は"Digital Britain"、今は"Digital Economy Bill(DEB)"として知られる、イギリスのデジタル分野における経済関連法案が、この度下院を通過。上院でも問題なく通過する見込みで、法律化することがほぼ確定しました。 上記のThe Guaridanの記事を読む限り、業界団体はおおむねこの法案を歓迎、圧力団体やISPsは遺憾・・・といった反応。他のパイラシー問題と同じような構造が見て取れます。 DEBって何?という方は、拙ブログの以下
●Fans advised that Music Matters - BBC News (24/3/2010) ●Music matters to new anti-piracy campaign - The Guardian (24/3/2010) ●Campaign launched to eradicate music piracy - Telegraph (25/3/2010) イギリスで、音楽教育を目的としたキャンペーン「Music Matters」がローンチされました。元CMO Management(Blur, Gorillaz)で現ユニバーサルのNiamh Byrne氏が発起人となりスタートしたこのキャンペーンには、既に多数のミュージシャン、小売店、レーベル、マネージメントがサポートを表明しています。コピペですが、ローンチの時点でオフィシャルサイトに発表されていたアニメーショ
最近、私の職場にSpotifyがやってきました。正確には、最近イギリスからはるばるやってきたスタッフがSpotifyのプレミアム・アカウントを持っていて、彼女発案で、誰も使っていないノートパソコンとスピーカーを繋いで、オフィスのBGMにSpotifyを使えるようになりました。ちなみに、なぜ彼女は日本でもSpotifyが使えるのかと言うと、プレミアム会員の人は、サービス・テリトリーを出てもSpotifyが使えるようになっているからです。Spotifyについては、以前拙ブログのこの記事で詳しく説明しています。 うちの職場は洋楽好きの固まりですが、Spotifyについては「名前くらいは知ってる」程度の認識。日本で似たようなサービスをしていたNapsterの事も、知ってはいるけど詳しくは分からないという感じ。自分が思っていたよりSpotifyの実態が知られていない事をまじまじと実感させられました。
「Digital Britain」の名で知られていた、イギリスのデジタル関連計画が、この度「Digital Economy Bill」として法律化に向けて動き出しました(政府発表のドキュメントはこちらからどうぞ)。この問題、10月くらいから活発な議論が行われていたのですが、ブログ更新を怠っていたせいで、膨大な情報量になっていました・・・(汗)。以下、ちょっと読みにくいのですが、参考記事と合わせて簡潔に説明したいと思います。 ●Lord Mandelson sets date for blocking filesharers' internet connections - The Guardian (28/10/2009) 10月末、マンデルソン卿ビジネス・イノベーション大臣は、2011年4月までの12ヶ月間インターネットの監視を行い、パイラシー行為の70%減少が達成できなかった場合、同年夏
イギリス政府のパイラシー対策の提案に関する件の続報。パイラシー対策として、違法ファイル共有を続けるものに対して警告状を送付、そして最終段階としてインターネットの一時遮断を盛り込んだこの提案。ここ数日議論が過熱してキりがなかったのでTwitterでぶつぶつつぶやくだけにしていたのですが、ここらでサラッとまとめます。 まず指摘したいのは、何度も強調しているように、ネット一時遮断に反対しているFACをはじめとしたグループの多くは、パイラシー行為を奨励してはいないということ。彼らは、遮断という対策法が、果たして有効なのかどうか、道理に反しているのかいないのか・・・そういった点について議論したがっているはずだし、実際そうあるべき問題です。しかし、政府案賛成派の、BPIみたいな業界団体はともかく、ミュージシャン側の反応を読んでいると、両者意見が既に一致しているパイラシー行為自体を議論したがっているよう
Featured Artists' Coalitionとリリー・アレンを始めとしたミュージシャン達による、違法ファイルシェアリングの意見相違についての続報。今回FACが新しく出した声明を読んで、彼らの意図をしっかり読み取って、その声明に対するからリリーの返答を読んでみて下さい。基本的に2者ともゴールは一緒。ただ、リリーはまだFACを勘違いしてる。そして、多くのリリー賛成派(NMEのこちらを参照)も、多分FACの意図を理解できてない。FACのパイラシーに関する姿勢に関しては、今まで私もやや不透明だと感じていた部分があったのですが、今回の声明でようやく分かりました。以下、「私の解釈の元で」という前提ですが、ポイントをまとめます。 ●両者一致している点 - デジタル時代の今、新しい音楽ビジネス・スタイルが必要である。 - ミュージシャンは、音楽ファンによって作品を“購入”されることにより、収入を
●British music executives head to Japan to drum up business - the Guardian (10/8/2009) 1ヶ月近く前の記事で申し訳ないのですが、ずっととっておいた記事なので、是非紹介させてください。 サマソニが開催された週末、イギリスの30以上の音楽関連企業が、英国貿易投資総省(UK Trade & Investment)と英レコード協会のサポートのもと、日本の音楽マーケットでの成功を目指し、来日&視察を行ったというニュース。日本はアメリカに次ぐ世界2位の音楽マーケットを持っているだけでなく、多くの国がセールスの下落に悩んでいる中、日本は昨年セールスでは0.9%成長(記事によれば、携帯を通じた音楽ビジネスの成功がその要因らしい)。しかし、洋楽のシェアはたったの2割。そのうちUKミュージックはさらに小さく25%。それでも、
●Behind the music: Who needs major labels these days? - the Guardian (6/8/2009) 予告通り、この記事を取り上げてみます。 話のテーマは至ってシンプル。"この時代、メジャーレーベル(=従来のレコード契約)は必要かどうか?"今年1月、シングルとアルバムをiTunes独占リリースし、未契約バンドとしては異例の大ヒットを飛ばしたThe Boxer Rebellionの商業活動を例に、レーベルの存在意義について考察しています。The Boxer Rebellionと言えば、私の中では、UK叙情系期待のホープとしてデビューした頃(2005年)の記憶が強いわけですが、話はその後の活動について。以下、要約してみました。 2005年に華々しくデビューを飾ったThe Boxer Rebellion。しかし、同じ頃、ボーカルのNath
●VIRGIN MEDIA MAKE ANNOUNCEMENT - WE WRITE AN AWFUL LOT ABOUT IT - CMU Daily (16/6/2009) -->VIRGIN'S NEW DOWNLOAD SERVICE - SPECULATION AND RAMIFICATIONS - CMU Daily (16/6/2009) (サイトの都合上リンクが貼れませんが、この記事が、上記の記事の次にあるので、こちらも是非) ●Analysis: Virgin Media’s unique unlimited music service - Music Ally (15/6/2009) 昔、「デジタル音楽の行方(amazon.co.jp」という本をちらっと紹介したことがあるのですが、本書に書かれている世界がますます絵を描いたように実現され、そして自分も既に実現したサービス
■音楽業界の敵か味方か、スポティファイ上陸へ - 東洋経済Online(22.3.2014) Spotify日本上陸は6月との報道。具体的なサービスインの時期が報道されたのはおそらく初めてではないでしょうか。とはいえ、水面下ではローンチ時期を設定しては延期するのを何度も繰り返してきたのでしょうから、今回も、実際は6月とならないかもしれません。 さて、ここでは、Spotify上陸による音楽業界への影響やビジネスモデルに関する議論ではなく、ユーザーにとってのSpotifyについて考えたいと思います。 具体的には、 (1)年に1、2枚はCDを買う人 (2)過去に買ってiPodに突っ込んだものだけで十分な人 (3)youtubeや(違法な)無料アプリでまかなえるからCDは買わない人たち ……そう少なくはなさそうな、こういったコア層以外のリスナーにとって、Spotifyはどういった点で魅力的で、どう
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