トラックドライバーの女性採用　職場環境整わず見送りも｜物流ニュース｜物流ウィークリー

トラックドライバーの女性採用　職場環境整わず見送りも｜物流ニュース｜物流ウィークリー

男女雇用機会均等法は、企業に雇用されて働く従業員が性別を理由にして差別を受けることのないように１...概要を表示 男女雇用機会均等法は、企業に雇用されて働く従業員が性別を理由にして差別を受けることのないように１９８５年に制定された。運送事業者も同法に基づいて雇用や求人を行っているが、女性ドライバーを雇用できない職場環境に悩む経営者も少なくない。 浜松市で電気部品を配送する運送事業者は「普通免許でも乗れるトラックをルート配送に導入して女性ドライバーの採用を検討していた」。しかし、「荷主から『積載量が減った車両での配送は輸送効率が低下する』『ほとんどが１０〜４０kgの重い荷物で女性では運べない』と指摘され、採用を見送ることになった」という。 重量物を輸送する掛川市の運送事業者。「最近は大型車に女性ドライバーが乗務するケースも増えたが、その大半は手積み手下ろしがない海コンやダンプ」と分析したうえで、「荷役がない輸送では女性も雇用できるが、力仕事の多い重量物輸送では、やはり女性採用は躊躇してしまう」と明かす。