うわさのカフェテリアに潜入
午前中に2つのディスカッションおよび取材を終えると、カフェテリアに案内された。“うわさのカフェテリア”で念願の食事である!――なんだか、これが一番の目的だったような気もするが……。
カフェテリアの中は、大学の食堂を思い起こす風景だった。ひとつの長テーブルで部署やポジションに関係なく、いろいろな話をできるという環境をあえて作っているそうだ。
新鮮なオーガニック食材を使った一流シェフたちの料理が並ぶ。な、悩む……。どれを食べよう!? アメリカでの食事は、名の知れたレストランでも、どれなら食べられるかと悩むこともしばしばだ。ここでは、見た目からして全部食べたい!! カツオのグリルも「ウマソー」(失礼、おいしそう~)だし、ビーフもやわらかそうだし……。パンやサラダ、ドレッシングからデザートの種類までも豊富なので目移りしてしまった。
一緒に食事をした社員の方も、「毎日ここに来るのが楽しみだよ。今日はどんなメニューだろうってね」と話す。
食後のコーヒーを取りにいくと、そこにも“オーガニック”の文字が。ふと見るとファミレスなどで見かける“チャイルドチェア”(子供用のイス)が置いてある。子どもたちも食事に来るのだろうかと考えていたら、ちょうど小学生の2人の子どもたちとその母親とトイレで遭遇した。
聞いてみると、春休みなので、グーグルの社員である父親とみんなで食事をしたのだとか。スペイン料理の“タパ”カフェでと聞いて、ああ、そっちもトライしたいと思ったのは言うまでもない。実は、このビルのカフェはなかなかオススメだと聞いていた。つまり、グーグルのカフェテリアは、ひとつではないということだ。この日、大きなカフェの入っているビルをふたつは回ったし、フローズンドリンク“スムージー”専門カフェも見かけた。