なんでも作っちゃう、かも。

Arduino/Make/フィジカルコンピューティング/電子工作あたりで活動しています。スタバの空きカップを使ったスタバカップアンプなど製作。最近はもっぱらArduinoと3Dプリンタの自作に興味があります。

Arduinoで遊ぼう - オープンソースのカメラコントローラ「Photoduino」

Posted by arms22 on 2010年11月29日 14  0

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PhotoduinoはArduinoベースのオープンソースのカメラコントローラだ。コマ撮りや高速度撮影、HDR撮影、昆虫や動物など撮るのが難しい被写体の写真撮影を支援する。Photoduinoはオートフォーカス・シャッター・2基のストロボを制御し、音や光、衝撃センサやレーザバリア、赤外線バリアをトリガに写真を撮影する。回路図やスケッチ(ソフトウェア)はGPLv3ライセンスで公開されている。

photoduino - The opensource camera controller
http://code.google.com/p/photoduino/

主な機能

  • インターバルモード
    指定した時間間隔で撮影を行う。時間は秒、分、時、日が指定できる。コマ撮りに。
  • オーディオトリガ
    サウンドセンサー(コンデンサマイク)の入力をトリガに撮影を行う。高速度撮影に。
  • バリアーモード
    赤外線LEDとフォトダイオード、または赤外線レーザとフォトトランジスタを組み合わせて不可視バリアを作り、物体がバリアを通過したら撮影を行う。昆虫や動物の撮影に。
  • ショックトリガー
    圧電センサーの入力をトリガに撮影を行う。
  • フラッシュスレーブ
    フォトトランジスタの入力をトリガに撮影を行う。他のストロボに同期して撮影したり、雷の撮影など行える。



ハードウェア

Photoduino - component side IMGP0201

PhotoduinoのハードウェアはArduinoシールドとして設計されている。EAGLEの回路図やボードファイルは次のURLからダウンロードすることができる。ユニバーサル基板がメンドクサイって人はFusion PCBに基板を発注するといいよ。

http://code.google.com/p/photoduino/downloads/detail?name=photoduino.shield.hardware.v.2.0.zip&can=2&q=

必要な部品リストは次のURLに写真入りでわかり易くまとめられている。

http://code.google.com/p/photoduino/wiki/HardwareComponentList?wl=en

ほとんどの部品は日本でも同じものが、あるいは代替品が買える。Photoduinoはシャッター、ストロボの制御にBT149Dというサイリスタを使用している。国内だと秋月電子のMCR22-8というサイリスタが使えることがわかった。BT149DとMCR22-8はアノードとカソードのピンが逆になっているので注意してほしい。LCDは一般的なHD44780互換のキャラクタLCDを使えば良い。

高感度小型サイリスタ MCR22-8 600V1.5A(8個入)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-03155/


カメラとの接続

conector-C6-pinout.jpg

カメラとの接続方法はメーカごとにバラバラなので次のURLを参考に接続ケーブルを作成してほしい。PentaxやCanon(の一部のカメラ)は一般的な2.5mmのステレオフォンプラグが使えるので、コネクタ部分の部品は入手し易い。それ以外のカメラの場合、コネクタの形状が特殊なので市販されているリモートケーブルを改造して、ケーブルを作成する必要があるだろう。

http://code.google.com/p/photoduino/wiki/CameraConnectors?wl=en


ソフトウェア

メニュー周りを日本語に翻訳したソフトウェアを作成しました。翻訳と言っても英語をカタカナに変換しただけですが、スペイン語や英語が苦手な方は使ってみてください。

photoduino.shield.firmware.v.0.9-jp.zip
http://code.google.com/p/arms22/downloads/detail?name=photoduino.shield.firmware.v.0.9-jp.zip


撮影する

Photoduinoのインターフェースは2つのボタンとLCDだけ。基本操作はボタンの短い押しと長い押しで行う。最初は少し戸惑うかもしれないけど、すぐになれる。

基本的な撮影手順は、
  • モード選択
    撮りたい被写体に合わせてモードを選択する。
  • コンフィグ変更
    カメラによってはフォーカスが合っていないとシャッターが切れないことがある。その場合、オートフォーカスタイムを十分大きな値にするか、カメラのオートフォーカスをオフにしておくと良い。センサ入力のリミット値の調整も行おう。
  • 撮影
    コンフィグが終ったらRunを選択し、撮影を開始する。

Photoduinoを使って撮影された写真がflickrで公開されている。面白い写真が取れたらPhotoduinoのflickrプールに投稿しよう。ぼくもミルクリングや雷を撮ってみたい。雷のシーズンはもう終っちゃったけどね。。

Flickr: Photoduino
http://www.flickr.com/groups/photoduino

Photoduino - カメラ制御用のArduinoシールド
http://jp.makezine.com/blog/2010/09/photoduino_a_camera-controlling_ard.html


Arduino Uno
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Make: Tokyo Meeting 06 出展してきたよ。

Posted by arms22 on 2010年11月24日 4  0

Make: Tokyo Meeting 06 行って来ました。今回、DotsduinoなどArduinoで作った何かをメインに出展してきました。Dotsduinoのキットは好評で、用意した18個すべて売り切れてしまいました。ありがとうございます。年2回の恒例行事になりつつありますが、これからも可能な限り出展し続けたいなと思いました。


写真で振り返るMake: Tokyo Meeting 06。

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想像以上に大きかった実物大はやぶさ(左)と謎の4脚ロボ(右)。ちょっとだけ乗らせてもらいましたが、操縦が難しい。

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紙の空き箱で作られた戦艦ヤマト(左)と、たぶん「紅の豚」の飛行艇(右)。他にもEVA2号機やベレッタなど沢山作品がありました。どれも稼動部が滑らかだった。

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ベツヤクさんが作ったダンボール製BOXY、BEXY。威力は抜群。


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パワーアップしてビジュアルがカッコよくなったとんとんすもう(左)とボルテクスキャノン、通称高橋砲(右)。高橋砲はソレノイド2個使って何かを叩いてるみたい。撃つと砲身の中が光るとかギミックが細かい。今度は量産してサバゲーですね。


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盆栽っぽいキノコが可愛かった(左)手芸コーナーとついったーのクジラ(右)。最近あんまりクジラを見ないのは新しいUIのせいかな?

aniomagicセット ぴんそろったー

MTM06のおみやげ、aniomagic(左)とお隣ブースだったサンハヤトさんに頂いてしまった「ぴんそろった」(右)。。これはぴんを揃えたらつぶやく「ぴんソロッター」を作りなさいという、ご用命か?!

ま、こんな感じ、続きはflickrプールで。

http://www.flickr.com/photos/arms22/sets/72157625304885567/


追記2010/11/24
そうそうMTM06の会場でオライリーの中の人に、Make: Electronicsを頂いてしまいました!毎日少しずつ読んでいます。ぼくみたいにまるっきり電気、電子の基礎がない人でもわかるように丁寧に書かれてます。実験→理論とい構成になってるのでとりあえず実験だけ楽しむのもありです。何からはじめていいか分らない人とか、基礎からわかり易く解説してる本を探してる人におすすめです。

Make: Electronics ―作ってわかる電気と電子回路の基礎
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Make: Electronics ―作ってわかる電気と電子回路の基礎

Posted by arms22 on 2010年11月17日 2  0

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オライリー・ジャパンから新しいMake本「Make: Electronics ―作ってわかる電気と電子回路の基礎」が11月27日に発売されます。

本書は「発見による学習」というプロセスを通じて基本を学ぶ、新しい世代のためのエレクトロニクス入門書です。最初に実験または製作を行い、その後、理論を解説するという構成で、退屈になりがちな学習をより深く心に残る「体験」にします。本書で行う実験は「電気を舌で味わう」「電子部品の分解」「LEDを焼き切る」など。作例としては、侵入アラーム、反射速度計測タイマー、ロボットカートなど、エレクトロニクスの重要な要素を理解するのに最適で、実際に使えるものを取り上げました。また本書では、ホビーとしてのエレクトロニクス(電子工作)を楽しむための実践的なアドバイス、さまざまな法則や電子部品にまつわる数多くのコラムも多数掲載。入門者にかぎらず、中・上級者にも新たな発見があることでしょう。

Make: Electronics――作ってわかる電気と電子回路の基礎


Make: Tokyo Meeting 06で先行販売されます。また本書に沿った内容で初心者向けにワークショップが行われるようです。電池を舐めたりとか、電池を舐めたりとか、電池を舐めたりとか。。電池を舐めたい人はぜひMTM06へ。


Make: Electronics ―作ってわかる電気と電子回路の基礎
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Make: Electronicsの実験だけじゃ物足りない人にはコッチをお勧めします ;)

Mad Science ―炎と煙と轟音の科学実験54
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Make: Tokyo Meeting 06、11月20日・21日開催!

Posted by arms22 on 2010年11月08日 6  1

Dotsduino

今月、20日・21日はMake: Tokyo Meeting 06ですよ!みんな予定あけて遊びに来てね!今回、ぼくはArduinoを使った作品を中心に出展します。基板の製造が間に合えば「Dotsduino」(写真上)のキットを少量ですが持って行きます。あ、もちろんスタバカップアンプも持ってくよ!ぜひぜひブースに遊びに来てください!

Photoduino - It works! Arduino digicam

Train Schedule Message Board with Arduino



Make: Tokyo Meeting 06は11/20、21に東工大にて開催!
http://jp.makezine.com/blog/2010/11/mtm06_announce.html

梅.py "Python自習室" その5

Posted by arms22 on 2010年11月01日 5  0


梅.pyこと「Python自習室」の名の下に"好き勝手しすぎてPythonのPの字もない"会の5回目に参加してきました。今回、@mitszoのたっての希望により、8x8ドットマトリクスLEDを使ったキットを用意して、簡単なワークショップを行ってきました。梅.py参加者の8割の方がワークショップに参加してくれました。

 梅.py Python自習室 その5  梅.py Python自習室 その5
ごちゃごちゃと、はんだづけ手順書。

 梅.py Python自習室 その5  梅.py Python自習室 その5
完成してご満悦の@mitszoと、キットの裏側。部品数は少なかったんだけど、組み立てに結構時間がかかっていた。実配線図がわかりずらかったのと、ワイヤリング作業が意外とむずかしかったようだ。

 梅.py Python自習室 その5  梅.py Python自習室 その5
僕は基板化したキットを組み立ててました。はんだづけガールのココロの声「あーはんだづけめんどくせー」(想像です)。

毎度、場所と時間を提供してくれる@mitszoとアクセンスの中の人たちに感謝です。テンクステンクス。

梅.py Python自習室 (mini Hack-a-thon)「はんだごてもあるよ!」 その5

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