Fate/Zero　第11話　「聖杯問答」　感想: アニメ感想【カニ】: あくあぐらす～Aqua Glass～

Fate/Zero　第11話　「聖杯問答」　感想 2011-12-11

王とは何か？庶民には難しい話ですね。
あまりにも難しかったので、慎重に考えながら時間を掛けて
駄文を連ねようと思います。（ダメじゃん）

考えた結果、考えるのは止めましたwww
はっは～。もういいや。
ライダーが痺れる程格好良い。そんな回でした。

征服王・イスカンダル。
絵に描いたような気高き王ですね。
戦闘シーンはまさに圧巻。短い時間でしたけれど、ＴＶアニメでこのレベルの
戦争シーンを描いてくるのは凄いですね。

彼の態度、言葉、行為。
そのどれもが素晴らしく格好良いと思えて、それ以上の言葉は不要にすら思えてきます。

でも、これで終わるのはいくらなんでもダメかな(汗
今回ＯＰがカットされていたのを見ると、重要な回であったのでしょうね。

セイバーの敗北。
彼女のような騎士は、実戦で負けるよりも信念を否定される方が堪えるのではないかな。
それほど今回の彼女は打ちのめされていたと思います。

う～～ん。
王とは何か…かぁ。

難しいのですが、一つ確かな事がありまして。
歴史で学ぶような時代の王って、現代とは違いますよね。
今みたいに民の選挙によって選ばれる訳では無い。無論選挙制なんて古代ローマ時代から
確率されていたので、選挙で選ばれてという王も多くいたとは思いますけれど、
イメージとしては武勲を挙げて成り上がった騎士が就いていたというもの。
（何故イメージで語っているのかというと、世界史を知らないからw理系に歴史を求めてはいけないw）

歴史を紐解いてどこを探しても実際にそんな王は居ないかもしれない。
でも、イメージだから仕方ない。

また、世界情勢もいつ他国から侵略を受けるか・自国内のクーデターや下剋上が起こるか
分からない…というイメージwww

だから、自国を守る為には他国に侵略を掛け、周りの国々を従えるべきなのだと思う。
王が国を守るというのは、こういう事なのかなと。
無論侵略行為に無血なんて絵空事なので、多くの血が流れる。
民を犠牲にする。

王とは、それを悔やむでは無く、寧ろ血を流してくれる民を誇りに思って率先して戦場を駆ける。
民はそんな王に信頼を寄せて、命を預ける。

セイバーのような王だと、守りの戦いに勝てたその一時は良いかもしれない。
けれど長い目で見れば、絶対に良くない。
何れ必ず他国に屈服する日が来るから。

永遠に守り抜くなんて事はやっぱり不可能な事なんだと思うのですよね。
所詮イメージですが。

勿論このセイバーの王道が貫けるのであれば、それは立派で凄い事なのだと思います。
けれど、人に寿命があり限界がある以上絶対に不可能な道。
セイバーが落ちれば、瞬く間に臣下は路頭に迷いますしね。

ライダーは自分が人間だと思っている。
~~決して改造人間だとは思っていない。~~
それが分かっているから、誰よりも人間であることを貫いているし、
誰よりも人間臭いライダーに人は集まるんでしょうね。

人間としての魅力に溢れているから、彼は王たらんとしている。
ライダーが格好良いと思える所以ですね。

話を戻して…
本当に徹底的なまでに「負けてしまった」セイバー。
彼女がライダーの考えを聞いて、どうするのか。
今後の展開に重要になってくるのかなと思っています。
どうなるのか。注目したいです。

「イメージ」か。なんて便利な言葉なんや。

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著者：カニ | コメント:(3) | トラックバック:(60)

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: 2011-12-11
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はじめまして

>歴史で学ぶような時代の王って、現代とは違いますよね

多分ライダーたちの言う王とは時代が変わっても変わらぬものだと思います。
今回の話は今回出てきた全てを使って
「人間は皆王なのだ」
ということを言いたかったのかなと思います。
そしてもっと言えば
「英霊の座は人の内にあり、人こそが聖杯、万能の願望器なのだ」
ということを表していたのかなと思います。

イスカンダルは分かりやすいので省きます。
ギルガメッシュの宝物庫、この作品において宝（具）とは英霊の逸話、すなわち宝＝英雄と考えるならギルガメッシュの宝物庫には本人にもわからないほど多くの英雄たちが眠っている。
それは、聖杯とともにある英霊の座とどれほどの違いがあるのか。
宝物庫と英霊の座にそれほどの差がないとするのなら
宝物庫と共に存在するギルガメッシュこそが聖杯とも言えるのではないか。
そしてこの英霊の座は人間すべてがその内側に持っているのではないか。
たとえば本、たとえばアニメ、出会った人それらの言葉は読んだ人間、見た人間の中に（宝）剣として突き刺さる。
その剣は未熟なものが使えば自分を傷つけ、使うべきものが使えばそのものの道を開く。
それらの剣の取捨選択を間違えなければ自らの願いをかなえることができる。
だれかが自分の中に残していった剣を自分の欲のために好き勝手に使う。
それが暴君であるが故に英雄ということなのかなと思いました。
そしてそんな行いをする者のことを王と呼ぶのだとイスカンダル達は言っていたかなと思います。
「誰もが王になることができ、誰もが臣民でもある」と。
そう考えるならば、王とは時代により変化するものではないのかなと思います。

長々すみません

野良猫: 2011-12-15
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Re: はじめまして

野良猫さん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
この度はレスが遅れてしまい、大変申し訳ありませんでした。

> 多分ライダーたちの言う王とは時代が変わっても変わらぬものだと思います。
> 今回の話は今回出てきた全てを使って
> 「人間は皆王なのだ」
> ということを言いたかったのかなと思います。
> そしてもっと言えば
> 「英霊の座は人の内にあり、人こそが聖杯、万能の願望器なのだ」
> ということを表していたのかなと思います。
>
> イスカンダルは分かりやすいので省きます。
> ギルガメッシュの宝物庫、この作品において宝（具）とは英霊の逸話、すなわち宝＝英雄と考えるならギルガメッシュの宝物庫には本人にもわからないほど多くの英雄たちが眠っている。
> それは、聖杯とともにある英霊の座とどれほどの違いがあるのか。
> 宝物庫と英霊の座にそれほどの差がないとするのなら
> 宝物庫と共に存在するギルガメッシュこそが聖杯とも言えるのではないか。
> そしてこの英霊の座は人間すべてがその内側に持っているのではないか。
> たとえば本、たとえばアニメ、出会った人それらの言葉は読んだ人間、見た人間の中に（宝）剣として突き刺さる。
> その剣は未熟なものが使えば自分を傷つけ、使うべきものが使えばそのものの道を開く。
> それらの剣の取捨選択を間違えなければ自らの願いをかなえることができる。
> だれかが自分の中に残していった剣を自分の欲のために好き勝手に使う。
> それが暴君であるが故に英雄ということなのかなと思いました。
> そしてそんな行いをする者のことを王と呼ぶのだとイスカンダル達は言っていたかなと思います。
> 「誰もが王になることができ、誰もが臣民でもある」と。
> そう考えるならば、王とは時代により変化するものではないのかなと思います。

蓄えた叡智や経験等をどう使うかという事でしょうか。
それらを自らの欲の為に使うのか、人々の為に使うのか…。
う～～ん。

>　それが暴君であるが故に英雄ということなのかなと思いました。

この一文以外は仰りたい事は何となく理解できますね。
誰よりも人間らしい人間が王であるという事ならば、確かに時代などに左右されない
普遍的な存在でしょうね。

なんにせよライダーの王たる器のデカさだけは分かりやすい程分かりやすかったと
思いますねw

では。
コメントありがとうございました。

カニ: 2011-12-20
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