輪るピングドラム　第19話　「私の運命の人」　感想: アニメ感想【カニ】: あくあぐらす～Aqua Glass～

輪るピングドラム　第19話　「私の運命の人」　感想 2011-11-19

久々ピンドラ感想♪
面白すぎる。

前回の多蕗との決闘回が滅茶苦茶面白くて、感想書こうかなとか思っていたのですが、
ちょっと諸事情で回避していました。
で、2話ぶりに感想書きましょうと思って、過去記事漁っていたのですが…。
あれれ？17話の感想書いてないですね(汗
…見たはずなのですが、何故感想書かなかったのか記憶に無いw
ま、まぁ、いっか。

さてさて第19話。
いや～、衝撃の事実でした。陽毬が冠葉達の妹では無かったとはぁ！！！！！
ビックリですよね！
というのは半分嘘で…一応予測していた事ではありますので、
これに関してはそれ程驚きは無かったですね。
寧ろ驚いたのは、寧ろ陽毬の運命の人が晶馬だったことですね。

これは驚いた。
てっきりマリオか眞悧、若しくは安直ですけれど冠葉かと思っておりました。
なので晶馬というのは意外だったのです。

でもこれで納得。
双子の描写の違いに関してなのですが…。

これまで前面に出て陽毬を誰よりも必死になって守ろうとしていたのは冠葉でしたよね。
きっと両親と連絡を取れているのも冠葉だけだし、誰よりも陽毬の為に時間と労力を割いていたのも彼。

対して晶馬はというと、当然兄として陽毬を心配して駆けずり回っていたのですけれど、
ハッキリ言って目立っていなかった。
寧ろ苹果との関係にその描写の多くを割かれていて、晶馬はなんだか蚊帳の外という感じ。

その決定的なシーンが前回のエピソードであったと思います。

多蕗によって本当に死ぬ直前まで追い込まれてしまった陽毬。
そんな絶体絶命の状況の中での双子の描写は、明瞭に分けられていましたよね。
冠葉は早々に現場に駆けつけ、体を張って、必死になってもがき妹を助けようと獅子奮迅の活躍を見せた。
方や晶馬はというと、全ての事が片付いてから現場に到着。
彼のこの時の活躍は、部外者である苹果以下だったと言わざるを得ない程でした。

これまでの双子それぞれの扱いを、このシーンだけではっきりとイメージ付けてくれたのですよね。
「陽毬の運命の人は晶馬では有り得ず、冠葉に相違無い。」
そう想わざるを得ない程、双子の扱いには差があった。

若しかしたらですけれど、プリンセス・オブ・ザ・クリスタルの作り出した空間で、
毎回晶馬だけ早々に退場させられていたのも、この事を強く印象付ける為だったのかもしれません。

そうまでして冠葉＞晶馬を印象付けられたからこそ、この逆転劇は驚きだったのです。
でも、これは実に上手い作劇ですよね。
これまでの冠葉の必死さもこれで合点が行きますもの。

冠葉は間違いなく自分で無く晶馬が陽毬にとっての運命の人であると言う事実を知っていると考えます。
当然陽毬が実の妹で無い事も知っている。
全て知っているからこそ、陽毬を女性として愛していて、そして弟には渡したくなかった。
だから誰よりも熱くなっていた。

多分晶馬自身は、それらの真実を忘れているんじゃないかな。
若しくは覚えていても陽毬を妹以上には見ていないのかもしれない。
どちらかは分からないけれど、冠葉よりも熱くなかったのは、そういった事情があったからだと。

「失われた何か」のおはぎさんの感想だったと思うのですが（違うかもなのでリンクは張りません）、
「OPのラストカットのように双子は対立するのでは」的な事を書かれていたと記憶しています。
細かいニュアンスは間違っているかもですけれど、今回のお話をもって本当に今作は
そういった展開になっていきそうですね。

いよいよ終盤に入ってきた今作。
多くの愛憎渦巻く混沌とした様相を見せて来ましたけれど、今後どうなるのか非常に楽しみであります。

■言及リンク
http://scriptor.blog54.fc2.com/blog-entry-1310.html

ポチってくれると嬉しいです。励みになります

著者：カニ | コメント:(2) | トラックバック:(32)

To　LOVEる-とらぶる-ダークネス　番外編第3話　感想 | topページへ戻る | 僕は友達が少ない　第7話　「携帯電話は着信が少ない＿|￣|○」　感想

このページのtopに戻る

《アニメ》輪るピングドラムの関連記事

このページのtopに戻る

※ネタバレ厳禁でお願いします。

今回も楽しめました

高倉パパママがあんな登場の仕方をするとはたまげた。
しかも堂々とKIGAのジャケットを身に纏っていたし。（笑）

そして、夏芽真砂子がまさか高倉家に乗り込んでくるとはこれも全く夢想だにしなかった。
この作品は様々なサプライズを用意してきたが今回もやられたという感じ。
しかも陽毬が兄弟ではない！？
おかしい？
かつて12話で「女神さまは三匹の中で、一番小さな幼い羊を選びました。選ばれた子羊は気立ての優しいステキな女の子。料理と編み物が好きで、いつも二人の頼りない兄の心配ばかりしている小さな女の子でした。残された兄弟羊は言いました。」
との説明は一体何だったのだろうか？　
今さら陽毬は他人ですとは。　う～む。

今回、真砂子は「特別な思い出し弾」も披露してみせた。
だが真砂子ってKIGAのメンバーの関係者なのではないのだろうか。
11話で冠葉が真砂子邸に乗り込み、阿佐美にヒットした赤丸弾を持ちだして「まさか、あそこから持ちだしたのか？」と問う場面があったし。
怪しいぞー。

それと今回、気になるのはトラックが転倒して夏芽ホールディングの弾がゴロゴロ。
あれは一体何…？…。
イメージ化された象徴的な意味合いなのか、物理的な実体として何か力を発揮するのか？
答えは次回に持ち越しかなあ…。

桃果と並んで晶馬が救済者とは驚き。　でも晶馬では桃果より格が劣るかな。（今のところ）
それから陽毬の冠ちゃんはスケコマシ発言には笑った♪

以上が今回の感想です。
ピンドラはとにかく面白い。
ピンドラとファム以外はもう眼中に無しですね。

夏芽真砂子: 2011-11-19
WEBサイト: URL

コメントの編集

Re: 今回も楽しめました

嫌だわ。早くすり潰さなくちゃ。

…。

コメントありがとうございます！(笑

> 高倉パパママがあんな登場の仕方をするとはたまげた。
> しかも堂々とKIGAのジャケットを身に纏っていたし。（笑）

これはビックリでしたねwww
冠葉のあの迫真の叫びが演技だったとはw
両親も当たり前のような顔して出て来ましたし、ここは本当にしてやられました～。

> そして、夏芽真砂子がまさか高倉家に乗り込んでくるとはこれも全く夢想だにしなかった。
> この作品は様々なサプライズを用意してきたが今回もやられたという感じ。
> しかも陽毬が兄弟ではない！？
> おかしい？
> かつて12話で「女神さまは三匹の中で、一番小さな幼い羊を選びました。選ばれた子羊は気立ての優しいステキな女の子。料理と編み物が好きで、いつも二人の頼りない兄の心配ばかりしている小さな女の子でした。残された兄弟羊は言いました。」
> との説明は一体何だったのだろうか？　
> 今さら陽毬は他人ですとは。　う～む。

冠葉の態度を見る限り、兄妹では無いのではと思えましたので、
私は納得しましたが。。。
確かに唐突と言えるのかもしれませんね。
ただ１２話のそのお話は、確か晶馬がしていませんでしたっけ？
彼もまた陽毬が実の妹であると思っている。若しくは、血は繋がっていないけれど
実の妹と思っていると考えているのならば、別段不思議な事では無いと思いますね。

> 今回、真砂子は「特別な思い出し弾」も披露してみせた。
> だが真砂子ってKIGAのメンバーの関係者なのではないのだろうか。
> 11話で冠葉が真砂子邸に乗り込み、阿佐美にヒットした赤丸弾を持ちだして「まさか、あそこから持ちだしたのか？」と問う場面があったし。
> 怪しいぞー。

寧ろ組織を憎む立場なのではないでしょうか。
冠葉が悪い連中（組織）に唆されているから、救い出したい。という気持ちだと思います。
これは以前に描かれていましたし。

ただ彼女は組織について…というよりサネトシ先生に関して何も知らないのでしょうね。
寧ろ組織と繋がっているのがこの先生で、真砂子は先生から、
組織のモノとは知らずに記憶忘却弾を使っている。
そう私は解釈していますです。

> それと今回、気になるのはトラックが転倒して夏芽ホールディングの弾がゴロゴロ。
> あれは一体何…？…。
> イメージ化された象徴的な意味合いなのか、物理的な実体として何か力を発揮するのか？
> 答えは次回に持ち越しかなあ…。

なんでしょうねwww
「イメージ化された象徴的な意味合い」で正しいのではないでしょうかね。
特に意味というか、ストーリーに関わる事では無いのではないかと思います。

> 桃果と並んで晶馬が救済者とは驚き。　でも晶馬では桃果より格が劣るかな。（今のところ）
> それから陽毬の冠ちゃんはスケコマシ発言には笑った♪

ここに来ての晶馬の台頭には驚きですよね。
今後は彼の活躍が一杯描かれるのかもしれませんね。

> 以上が今回の感想です。
> ピンドラはとにかく面白い。
> ピンドラとファム以外はもう眼中に無しですね。

他の作品でも良い所見つけてあげて下さいw
この作品が面白い事には完全に同意いたしますw

ではでは、コメントありがとうございました。

カニ: 2011-11-20
WEBサイト: URL

コメントの編集

このページのtopに戻る