コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

輪るピングドラム 第19話「私の運命の人」感想

2011-11-19 03:59:52 | è¼ªã‚‹ãƒ”ングドラム(2011秋-2012冬)

 今回は高倉家メインの話。いよいよ陽鞠の事情に関して明らかになりそうです。最後に明かされたある事実には驚くばかりでした。まさかそっちだったとは…!冠葉が報われる展開はやっぱりないんでしょうか。


 多蕗事件のあと。多蕗に必死に親とは連絡が取れないと主張していた冠葉ですが、なんと冠葉、街のラーメン屋で普通に両親と再会…。この展開には驚きました。冠葉はやっぱりペテン師の才能あるのかも。
 両親と再会した冠葉嬉しそう。雰囲気的に今までも定期的に会っていたのかもしれません。そして両親は痛みにも耐え、陽鞠を守り通した冠葉を褒めます。でも冠葉が怪我したことに対して罪悪感をあまり抱いていなそうなのがなんとも…。なんだかモヤモヤしました。冠葉が強がってその辺のことを詳しく伝えていないのかもしれませんが。高倉夫妻は他のキャラの両親よりまともだと思っていましたが、宗教団体に絡んでいる時点で高倉夫妻もやっぱりどこか歪んでいるのかもしれません。
 ミッションを成功するまで高倉家を守ってくれと冠葉にお願いする高倉父。冠葉もその思いに応えようとします。冠葉は両親を信じきっているようで。でもやっぱり歪んで見えるのは気のせいなんでしょうか…。
 それから「息子にいつものを」と合図をして、冠葉にお金の入った封筒を渡す高倉父。やっぱり冠葉はこの組織で仕事することで、お金を得ていたようです。この後もこの関係は続くんでしょうか…?


 学校。あの事件の後、多蕗は学校をやめてしまったようです…。雨が欝な感じがしました。それを気にする晶馬。その日冠葉も学校に。
 多蕗はあの後、ゆりとの新居からも出て、別れを。多蕗はこのままフェードアウトしてしまうんでしょうか…。
 結婚する前のことを思い出すゆり。自分達は運命の輪で繋がっている、だから結婚すべきだと切り出すゆり。やっぱり結婚を決めたのは利害関係からだったようです。それでもゆりには振りから家族を始めたいという願いがあったようですが、結局その願いは叶わず。ゆりもゆりで多蕗のことは大事な存在だと思っていたようです。
 多蕗がいなくなってもゆりは一人で計画を遂行すると決意。ですが夏芽の持っている日記の片割れがないと、呪文が分からないようで…。あの日記にはまだまだ秘密が多いようです。でもいつになったらプリクリの手に渡るんだろう…。

 陽鞠退院。前回、結局夜まで戻れたんでしょうかは謎なまま。退院祝いで高倉家ですき焼きをすることに。すき焼きが美味しそうです~。陽鞠のために冠葉が肉を奮発。相変わらず陽鞠ラブな冠葉でしたー。その奮発ぶりをみて、冠葉のバイトが何なのか気になりだす晶馬。晶馬も動き出す時が…?
 そしてその後陽鞠から冠葉・晶馬へセーターをプレゼント!ペンギンも~。冠葉、よかったね…。珍しく冠葉が報われました。冠葉・晶馬二人とも陽鞠からのプレゼントに感激!色も好評。ただ苹果の晶馬への思いはなかなか届かないようで…。晶馬の陽鞠大好きがどうにかならないと、これ以上進展はやっぱりないんでしょうか。

 食べ終わった後。仲良くする晶馬・苹果の二人、ダブルHを観て、複雑な気持ちになる陽鞠…。「二人」というのがポイントな気がしました。陽鞠が誰かに嫉妬しているようにも見えましたが、果たして…。でも一緒に片付けをしたりと、仲良しな晶馬・苹果よかったです。最終的にそこに落ち着いて欲しい…。
 病院。眞悧にこのことを相談する陽鞠。陽鞠は病気が治らないから退院させたのかと眞悧に尋ね、そして家から自分の居場所がなくなっていく気がすると相談。そのことに対し眞悧は陽鞠は自分の本当の気持ちに気づく必要があるんだとアドバイスを。陽鞠の本当の気持ちは…?


 後半。病院の眞悧に、日記の呪文について尋ねる夏芽。どうやら呪文は日記自体に直接描かれているのはなく、抽象的なもののようです。でも眞悧ははぐらかしてばかり。
 親が実現出来なかった願いを、子供に――。その眞悧の発言にに不安を感じる夏芽。夏芽も眞悧の真意に気づきはじめます…。
 ここで気になったのは日記に関しての眞悧の一言。

「あれがあると
 僕はゲームに勝てないんだよ」

 現段階で無敵に思われる眞悧ですが、その眞悧も日記の力には勝てないようで。プリクリが日記を早く手に入れろと言っていたのは、眞悧が起こそうとしている戦争を止めるためだったんでしょうか…。でもこの流れでいくとそっちに向かっていきそうな予感が…。
 眞悧は夏芽が日記の片割れを燃やしてくれることを期待しているようです。眞悧でも日記には干渉できないようで…。
 そして電車であっち側にいた冠葉のことを心配する夏芽。冠葉を守るために日記を燃やそうとします。そうして日記を燃やそうとする夏芽ですが、マリオを見て思いとどまります。
 それから冠葉が何故側にいてくれないのかと嘆く夏芽。そして高倉家、陽鞠がいるからいけないと考え、行動を起こすことに…。


 電車で話しあう冠葉・晶馬。晶馬はこの先どうなるのか不安に感じているようです。冠葉は罰は俺が受けたと晶馬を安心させようとしますが、晶馬はこうなったのは親のせいだと更に両親への反発。親への思いは、二人共違っているようです。この先二人が仲違いするという展開もあるんでしょうか…?

 自分の気持ちに気付こうとする陽鞠。そんな中、高倉家に夏芽がやってきて…。勝手に上がりこむ夏芽。でこ勝負に笑。陽鞠と夏芽、やっぱり相性は悪いようです。ペンギンにも戦いが~。相変わらずペンギン達面白すぎです。
 愛を返せと陽鞠を責めてくる夏芽。また夏芽は冠葉が陽鞠の妹だということが、面白い冗談と発言。

「本当の家族でもないくせに」

 夏芽はそう陽鞠に言葉を突きつけてきます――。陽鞠が本当の家族じゃない…?陽鞠の中の何かがブレだしてきました…。やっぱり陽鞠は冠葉・晶馬の本当の家族ではなかったんでしょうか。でもそうなると幼少期の写真に陽鞠がいる理由が分からないような…。やっぱり謎だらけです。
 そして夏芽は記憶を思い出させてあげると、陽鞠に記憶を思い出させる球を打とうとしますが、そこに冠葉・晶馬も帰宅…。タイミングがいいやら悪いのか…。
 夏芽の攻撃を阻止しようとする二人でしたが、夏芽はそれでも怯まず、陽鞠を攻撃。必死に逃げる陽鞠。結果夏芽の攻撃は当たらずに終わりますが、逃げ回った後、陽鞠はプロペラを見て過去のことを思い出します――。

 回想。子供ブロイラーでの出来事。陽鞠も昔そこにいたようです…。そして陽鞠にも消える時が間近に。

「さよなら、何もにもなれなかった私」

 そうしてその時を待つ陽鞠でしたが、そんな中、陽鞠に話しかけてくる少年が――。僕達は家族になるんだと陽鞠に話しかけてくる少年。9話に繋がるシーンです。そしてあの時のシーンのように約束を交わす二人。

「運命の果実を一緒に食べよう」
「うん、選んでくれてありがとう」

 一体誰だろうと思ったら、その相手はまさかの晶馬…!!

 
マリオじゃなかったのか~。この結末にはかなり驚きました…。まさか冠葉ではなく、晶馬だったとは…。冠葉やっぱり報われないようです。でも運命の相手がマリオじゃないって…マリオの存在意義って一体…。生存戦略なんだったんだろう…。
 運命の相手が晶馬だと思いだした陽鞠…。この先一体どんな行動に出るんでしょうか。ピンドラまた新たな局面に入ってきたようです。EDテーマ今回もぴったりでよかったです。あと後藤圭ニさん一人で頑張りすぎ~。なんで後藤さん担当回はスタッフの人数少ないんでしょう。


 次回は「選んでくれてありがとう」陽鞠の過去が更に明らかになっていきそうで楽しみです。そして過去を思い出した陽鞠が晶馬に対してどう出るのかも気になるところ…。まさかの苹果との恋バトル勃発…?
 今回は他にもペンギンが読んでいる本とか、シーン運びとか、ストーリーを普通に追っているだけでは気付けない要素もあって、どういう意味があるんだろうと気になる部分がいくつかありました。でもその辺に関して考えだすと時間がすぐ過ぎ去ってしまう+今の自分はそこまで至ることができそうにないので割愛。ピンドラは本当色々な意味でハードルが高い作品だったんだなと今回見て改めて感じました。文学力が欲しい…。

 ではまた次回に!

 



2 ã‚³ãƒ¡ãƒ³ãƒˆ

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第19話観ました。 (ひらがなでことみ)
2011-11-19 05:45:00
こんばんわ、ソウキさん。
話数が進むにつれて陽鞠の幼い頃の記憶が明らかになってきましたね。
それにしてもサブタイトルの「私の運命の人」が晶馬だったなんて、驚きましたよね。ということはOPで陽鞠を支えてる影の男性は晶馬なんでしょうか?ということは冠葉は…。これは何角関係になるのでしょうか?
にしても今回は後藤さん・石井久美さん(ローゼンメイデンキャラデザ)作監回のときの後藤さんは絵コンテ・演出・作監・原画と凄いですよね。
ますます続きが楽しみになってきましたね。

PS、ローゼンメイデン(6)コミック購入してきましたー。12/1発売のりぼんも気になりますね。

 ではでは。
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今回も楽しめました (夏芽真砂子)
2011-11-19 23:22:02
高倉パパママがあんな登場の仕方をするとはたまげた。
しかも堂々とKIGAのジャケットを身に纏っていたし。(笑)

そして、夏芽真砂子がまさか高倉家に乗り込んでくるとはこれも全く夢想だにしなかった。
この作品は様々なサプライズを用意してきたが今回もやられたという感じ。
しかも陽毬が兄弟ではない!?
おかしい?
かつて12話で「女神さまは三匹の中で、一番小さな幼い羊を選びました。選ばれた子羊は気立ての優しいステキな女の子。料理と編み物が好きで、いつも二人の頼りない兄の心配ばかりしている小さな女の子でした。残された兄弟羊は言いました。」
との説明は一体何だったのだろうか? 
今さら陽毬は他人ですとは。 う~む。

今回、真砂子は「特別な思い出し弾」も披露してみせた。
だが真砂子ってKIGAのメンバーの関係者なのではないのだろうか。
11話で冠葉が真砂子邸に乗り込み、阿佐美にヒットした赤丸弾を持ちだして「まさか、あそこから持ちだしたのか?」と問う場面があったし。
怪しいぞー。

それと今回、気になるのはトラックが転倒して夏芽ホールディングの弾がゴロゴロ。
あれは一体何…?…。
イメージ化された象徴的な意味合いなのか、物理的な実体として何か力を発揮するのか?
答えは次回に持ち越しかなあ…。

桃果と並んで晶馬が救済者とは驚き。 でも晶馬では桃果より格が劣るかな。(今のところ)
それから陽毬の冠ちゃんはスケコマシ発言には笑った♪

以上が今回の感想です。
ピンドラはとにかく面白い。
ピンドラとファム以外はもう眼中に無しですね。
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