2025-02-23

セブンイトーヨーカ堂などのスーパー事業を米投資ファンドと売却交渉

不採算スーパー事業などを売却して中核事業であるコンビニ事業に焦点を合わせ企業価値の向上を狙う、というわけだ。

その肝心のセブン本体に対しては、カナダ企業から7兆円規模の買収提案が出ている。

それに対して創業家資金を集めて株式の非公開化する防衛構想を示している。

セブンの取る道としては、

カナダ企業の買収提案に乗る

創業家株式を売却して非公開化する

・どちらも選択せず現在経営陣のまま、企業価値の向上に務める。

などが選択肢としてある。

ふーん、そうなんだ。

という程度の話なんだけど、

ちょっとおかしいと感じるのは

創業家イトーヨーカ堂はあっさりと米投資ファンドに売却されることを容認するのに

セブンイレブンがカナダ企業に買収されることには断固として反対するのはなんなん?

ということかな。

この創業家によるセブン防衛というのは簡単なことではないらしい。

主に資金面で。

なんせ7兆円の買収提案に対してのカウンターから集めるべき資金が膨大になる。

もちろん創業家だけで負担はできないかメガバンクはもちろん日本商社、はては米国投資ファンドにまで資金調達を打診している。

らしい。

それでも資金が集まるのかどうかはまだハッキリとしていない。

そこまでの無理筋を押してでも防衛する意思セブンに対しては見せるのに、

本来の祖業であるはずのイトーヨーカ堂に対しては極めて冷淡というのはなんでなんだろ?

という素朴な疑問を抱いてしまう。

また我々一般消費者としても同じような感覚を抱いている人も多いかもしれない。

イトーヨーカ堂の売却は、ふーん。

セブンカナダ企業へ、には拒絶反応

みたいな感じの人もいるかも。

でもどっちも同じようなことだと思うんだけどね。

あと、イトーヨーカ堂現在ヨークHDという持株会社の傘下に入っていて、

今回米ファンドと売却交渉するのはそのヨークHDだ。

ヨークHDにはイトーヨーカ堂だけではなく、

みんな大好きな、LOFTロフト)や

赤ちゃん大好き、赤ちゃん本舗

なども含まれてたりする。

でもそこらへんが米企業に買収されることへの拒絶反応とかもないわけなんだろ。

だったら別にセブンカナダ企業に売却されてもいいだろうにさ。

なんで?って思う。

ヨークHD投資ファンド相手から、先々傘下企業がどんな扱いを受けていくのか未確定な部分があるけど、

セブンに買収提案してるカナダ企業世界規模のコンビニ企業からね。

ただ金儲けの道具としてセブンを粗雑に扱うわけもなく、ひょっとしたら相乗効果セブンイレブンがもっとよくなる可能だってある。

なのになんでセブンイレブンの買収提案だけ、拒否反応を示すのかね。

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