三峡への入り口の街

道のり _ 中国 | TB(0) | コメントする(0) | このエントリーをはてなブックマークに追加 |

IMG_1014.jpg 今年の大河ドラマ、八重の桜は色鮮やかな映像だったそうな、平清盛が汚すぎると叩かれたせいかは知らんが。
まだ見てないんですけどね。

あの土埃に塗れた武士の姿は
リアルな力強さに満ち好きだったのだが、
やっぱりTVの中だけでも色鮮やかさは欲しい。

特にこの霞みきった景色を見た後では....





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何とかならんのか、このもやは

宣昌西を流れる長江沿岸は10数kmに渡って遊歩道が設置され、雄大な風景に圧倒されるはず...
この酷い大気汚染さえなければ。

ここから上流は険しくも美しい峡谷が広がり、40kmほど上流には三峡ダムがある。

中国政府の闇そのもののような建造物だ。


► 強制移住

 このダムの建設によって重慶までの600km近くのダム湖が広がりその影響で
200万人以上の人々が強制移住させられ、その多くは貧困層に陥っている。
恩施トゥチャ族ミャオ族自治州に近く、必然にトウチャ、ミャオ族の人々も大きな影響を受けただろう。

こちらの貧富の差は日本と全く水準が違う。
露上で天幕を広げ眠る人、ボロッボロの崩れかけの家に住む人、
その横で高級マンションに住む人、下の写真のような住宅街、
それこそ別世界に住む人々もいる。

貧困が一部とかではなく都市と田舎、都市の中でも地域によってそれこそインフラから大きな差がある。


► 生態系の破壊

 水生生物は環境依存が大きい。
ソウギョのような大河に住む魚は繁殖自体をその長さに依存している
上下の行き来が制限されるだけでも淡水魚類の繁殖にには壊滅的な影響が出る。
宣昌にも生息していたヨウスコウカワイルカはいまや絶滅状態らしい。

既に汚染物が多く流入していたので長江の生き物にとっては最後の一撃だったのではないか?
海まで流れ着いた大量の汚染物は生態系を巡って海産物として日本でも食べられることに....

天竜川を見たら人様のことなど何も言えないが。


► 決壊の危険性

 四川大地震は三峡ダムと関係があるらしい。
地震に詳しいわけじゃないが、ひとつ確実に言えるのは、上海から続く長江流域は広大な平原と、
数多くの経済力の高い都市がその川岸に位置し、巨大な人口を抱えていることだ。
やっべ、原発と変わらないような気がしてきた....


何でこんなもの作ったんだ?リスクの方が高くね?


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天然塔

うぃきに情報がない...だと...!?

日本側のサイトには情報が見当たらない。
中国語でかろうじてわかったのは明代の夷陵人という学者が設計し
再建を繰り返しながら維持されてきたこと。
1940年の宣昌作戦の際に日本軍との交戦時に破壊された?
高さ42m、7階建ての石塔だ。

宣昌の象徴であり、三峡への入り口の標識でもあるらしい。




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