みなさん、どうも、アサウラです。
今回は一ヶ月更新じゃないぜ!!
(`・ω・´)b
結構な時間が経ったのでそろそろ触れてもいいかと思ったのと、たまには宣伝告知以外でも……と思いましてね。
私、実はこう見えて暇を見ては運動しているんですよ。
……えぇ、ベン・トーアニメ化の際に信じられないぐらいに太ったものでしてね。
アニメが終わって三ヶ月後の三月ぐらいからダイエット初めて、一ヶ月ちょっとで10キロほど落としたものの、その後にベン・トー関連で台湾に行って、そこで三泊四日なのに数キロ太って帰ってきた途端に、ダイエットがバカらしくなってまた太ったり……とそんな感じでした。
……で、その後の話にして、現在からすると少し前……つまるところ一年前ぐらいの話なんですがね?
最近でこそランニングになったものの、デブがいきなり走ると膝に悪い……それも硬いアスファルトの上だと尚更悪い。
……ということで、昔は夜中にウォーキングを河原をひたすら腹筋に力を入れながら大股で素早く歩き続ける……ということをやっていたんですよ。
……で、ある夜、白の水玉というホモ臭いシャツを着ながら歩いていたんですよ。
ひと気がまったくない、真っ暗な河原で、たまに男女のカップルが深夜にいたりするような場所でしてね。
日中は日当たりもいい場所なのでベンチやテーブルもあって、お年寄りの憩いの場的な漢字になっているはずなんですが……夜になると、いやもう、本当に真っ暗でしてね。
で、若干服が湿る程度の極々弱い霧雨が降る中……そのテーブルの脇を抜けてしばらくした時……ふと、気づきましてね。
アサウラ「(´・ω・`)あれ……今、テーブルの上に、ポーチがあったような……?」
振り返ってみても、真っ暗闇なのでほとんど何も見えないんですが……しゃがんでみると遠くのアパートの明かりの中にテーブルのシルエットが浮かび……その上が、何かこんもりしているんですよ。
アサウラ「(´・ω・`)あのサイズ……化粧ポーチ……?」
霧雨も強くなりつつありましたし、夜中なんてほとんど人の来ない河原なので、日中からあるモノと考えるともう結構湿っているはず……財布ならともかく、そんな状態の化粧ポーチを拾って届けるのも……。
そう、いろいろ考えたんですが……えぇい、気になった段階でこちらの負けだ!! と、思い立って引き返したんですよね。
で、案の定持ってみるとPSVITAぐらいが入りそうな黒い革っぽいポーチで、結構重い。
かなり濡れてて……あぁこれは持ち主に渡った頃にはカビてるパターンやなぁ、とか思っていたらですね……。
アサウラ「( ;゚Д゚)うわっ! チャックが空いてらぁ……!!」
そして危うく中身をぶちまけてしまいそうになるも、何とか手で押さえたところ……。
アサウラ「(;・∀・)……あ、札束が……」
私の手の中に現れたのは、
万札の束ですよ。
そう、私が化粧ポーチだと思ったのは内容量ガッツリな、お財布だったのです。
アサウラ「( ;゚ω゚)……ちょっ、何でそんなのが……こんな場所に……」
この時、
レッツノートを買うか買わないかで迷っていた時期でして……そこでこの札束があれば……と悪魔が囁いたのは言うまでもありません。
だが、こんな大金を猫ババするなんて良心の呵責に苛まれるのは確実……しかし、これだけあればレッツノートが……と、まぁ少々迷うも、警察に届けるか、と結論に。
(´・ω・`)え? 何でかって……? そりゃ……。
何故ここに大金を放置したのか、聞きたいからですよ!!
(`・ω・´) 何故こんなところに!?
何故テーブルの上に!?
何故財布だけが!? 何せ雨の夜、人なんかろくに来ない河原の、テーブルの上ですよ!
雨が降ればぬかるむ地面、周りに何があるわけでもない河原、そしてテーブルの上だから落としたというよりはどう考えても置いたと考えるべき……しかしながら、当然周りにお店はおろか自動販売機もなくて、財布を出す必要性なんかないんですよ、周囲数百メートル!!
しかも残された財布には大金……!!
(`・ω・´)この謎の真相には、猫ババする札束よりも価値があると感じ――!!
(`・ω・´)……ん? 金と一緒にカードもこぼれ……。
(`・ω・´)………………………………………………。
(`・ω・´)…………………………………………………………………。
ガクガク((( ;゚Д゚)))ブルブル なんかえらいものが金と一緒に出てきたお……!!
札束と共に現れたのは……
中華人民共和国身分証明書……。 そして……
登録名が違うキャッシュカードが二枚……。
ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド
繰り返しますが……。
霧雨。
夜(深夜一時)。
ひと気のない河原。
テーブルの上にポツンとあった大型の財布。
(後に判明したところ、チャックは開いていたのではなく破損していた)
中身には万札の札束。
中華人民共和国身分証明書。
登録者の名前が違うキャッシュカード二枚。
……さて、これだけの情報がそろったところで、何を人は思うでしょうか?
恐らく十人十色の想像が湧くことでしょう。
しかし、日本人の大半の方ならこう思うことでしょう。
何か、ヤベぇ。
ちなみに私の想像はこんな感じでした。
チャイニーズマフィア、はたまたその関係のヤバイ奴が何らかのトラブルの結果、川に沈められたものの、発見を早めるために犯人が机の上に目印代わりに財布を置いた。
そして、それを見つけたデブ……アサウラ。
なので、持っていたiPhoneでライトを付けて川面を照らして沈められているであろう死体を探したり……。
ただ、見つからず……。
何せ暗くて、川幅もあるのでなかなか……。
けれど、それ以上にふと思いましてね?
……今、私は誰かに見られていないだろうか? 本当にひと気がない河原なんですよ。
結構開けてもいるので、相当に離れた場所からでも人の有無はわかるんです。
……で、もし、
この財布がエサで、何らかの罠であったのなら……。 つまり、こうです。
犯人が自分の身分証を入れた財布をあえてテーブルの上に放置。
それを拾うバカを確認したら、速攻で追い掛けて因縁を付けて財布を盗んだとして私をとっ捕まえて……あとはフルコース。 そんなことに考えが至った瞬間、周囲を警戒し、LINEで同業者の知り合いに交番を探していただきましたが……悪いことに二キロ先までない。
そこからは他人の財布を抱えて、身の危険を感じつつの高速ウォーキングの開始です。
もうね、二百メートルぐらい離れた場所をふらふらしていた爺さんとかにもの凄い恐怖を感じながらひたすら交番を目指していたんですが……。
アサウラ「( ;゚ω゚)アレ? あそこに交番っぽいのが……?」 慌ててLINEで訊いて調べて貰うも、そこに交番はない、と言い張られる。
正直、後ろから近づいてきていたオッサンが怖かったので、二キロ先の警察署に行くよりも、その交番に託してみようと……
命を!! で、中に入ったところ、誰もいない。
常駐タイプではなかったのか、ともかく中にある電話で問い合わせてみると……。
『……少し時間がかかります。十五分ほど、その場にいてください……』
……と、言われましてね。
で、受話器を置いて待ってみるんですが……。
霧雨。
物音すらしない深夜一時。
ひと気のない河原。
テーブルの上にポツンとあった大型の財布。
中身には万札の札束。
中華人民共和国身分証明書。
登録者の名前が違うキャッシュカード二枚。
存在しないはずの交番。←New
誰かが来る、というメッセージ。←New
外から丸見えの、狭くて袋小路の建物の中にただ一人……。←New
私は思いました。
そもそも、電話の相手は
『誰が向かう』とは口にしていないんですよね。
存在しないはずの交番に来るのは、本当に警察官なのか……。
そして、本当にこちらに向かっているのは
『彼ら』だけなのか……。
その、真実は……。
(´・ω・`)まぁ、現実的なオチなんですけどね。
ホラーな体験の果てに現れたのはパトカー。
安定の警察官が現れ、一緒に財布の中身を検分することに。
大量のお金、カード幾枚か、身分証明書と在留カード(?)、中華人民元などなど……。
まぁ怪しい気配はプンプンながら、在留カードがあればすぐに連絡がつくだろうとのこと。
その後いろいろ手続きをして……
警察官「落とし主から連絡したいってなった場合は、あなたの連絡先をお教えしてもいいですか?」
アサウラ「(`・ω・´)b 是非に」
何せ、どういう経緯があったのかを知るために、交番に持ち込んだようなもんですからね!
ここまで来た以上はどんな展開になるのか、ワクテカですよ!!
……と、調子のいいことを書いたものの……実際、家に着くまで結構ビビってあえて遠回りしたりして、尾行を警戒したりしました。
( ゜∀゜)アハハ八八ノヽノヽノヽノ\ / \ / \
んで、翌朝。
最初に警察から電話がかかってきて、持ち主が見つかったとのこと。
その持ち主から御礼の連絡がいくかも……とのことで電話を切った数分後に、その件の人物から着信が……。
どんなチャイニーズマフィアが来るのかと、割と本気で身構えたんですが、電話口からは割と人の良さそうな日本語が。
むっちゃくちゃ感謝されつつ、御礼がしたいとのこと。
話を訊くと、どうも学生さんらしく……それならば、金銭は受け取れない、と告げるも向こうも引き下がらず……。
(´・ω・`)そんなやり取りの果てに金銭よりも情報が欲しかったので、飯を奢っていただくことに。
ぶっちゃけ何が喰いたいとかどうでも良かったので、その日の夜に駅で待ち合わせして王将に行くことにしました。
……で。
駅で待ち合わせなんですが、よくよく考えるとお互いの顔がわからない……。
けれど、私は身分証の写真を見ておりましてね?
やや小太りの細目の男……といううっすらとした記憶を頼りに探したんですが、見つからず。
……が、代わりに、明らかに誰かを探しているテイの人がおりまして。
んで声をかけてみるとビンゴだったんですが……。
(´・ω・`)何か、韓流スター風イケメンになってた……。
明らかに細くなって、垢抜けきって、お洒落なんですよね……。
中国の方でしたが、もの凄く韓流スター風……。
まぁ、若いし、変わるのだろうということで、王将にinして話を訊くことに。
(※以降、仮名で学生さんなので、学君で)
最初から最後までとにかく感謝されまくりでして、自分の国ならこんな状況なら絶対に帰ってこない、あなたは恩人だ、天使(神様?)みたいだ、日本は本当素晴らしい、と
祭り上げられてこの王将が聖地にでもなるんじゃねぇの?って勢いでした。 ……で、いよいよ真相を聞くことに。
何故あんな大金を持っていたのか、そして何故それをあそこに置き忘れていたのか……。
その真相は……。
学「(´・ω・`)バイト終わりに給料受け取って、疲れてたんであの河原で休んでうたた寝してたんです。気が付いたら日が暮れてて、慌てて帰ったら財布その場に置いてきてたみたいで……今朝学校に行こうとして改札口で気づいてパニックでした」
( ;゚ω゚)……………………………………。
( ;゚ω゚)……ヤベェ、さほど面白くない結末だ……。
ちなみに中華人民元が財布にあったのはお母さんの言いつけで、とりあえず財布には常に元を入れておけ、というのを守っていたからだそうな。
とりあえず、チャックが壊れた財布は良くないから買い直した方がいいよ、とアドバイスしておきました。
……で、その後……。
彼の身の上話を聞いていて、度肝を抜かれたのですが。
学「(´・ω・`)僕、日本のアニメが好きで日本来ました」
ガクガク((( ;゚Д゚)))ブルブル 本当いたのかこんな人……!!
あの手の日本のオタク文化が好きで日本に来た外国人ってのは、漫画家なり作家なりが、安易に外国人キャラを登場させるための常套句なんですよ。
そうすれば外国人がいてもいい理由になるのと同時に、日本語・日本生活に慣れているのもおかしくない上、適当にネットスラングとかぶっ込んでさほど面白くもないが楽にいろいろ使える小ネタの出し入れ口として都合のいい設定なんですが……。
……本当にいましたよ、ガチなのが……。
まぁ、女の子じゃないのが残念ですが。
学「(´・ω・`)日本語も、アニメ見てたら覚えてました。なので、スラングとかも覚えてますが、逆にスラングを普通のだと思っていることもあります」
まぁ、多分違法動画なんでしょうけれども……。
アサウラ「( ;゚ω゚)へ、へぇ、凄いね……」
学「(`・ω・´)将来は日本でアニメ作るのが夢です! 今大学行きつつ専門学校も行ってます!!」
アサウラ「( ;゚ω゚)...。o○(ガ、ガチ勢、だと…)」
どうもバイトしているのも、その専門学校の費用を捻出するためのもののよう。
後々人から聞いたところによると、本土の人で違法だろうが何だろうがそこまでガッツリ日本のアニメを見られて日本の大学に来られるのは結構な富裕層ではないか……とのこと。
学「(`・ω・´)ところで、アサウラさんは何をしている人なのですか?」(注:実際にはアサウラではなく、本名の方をでした)
アサウラ「( ;゚ω゚)…………………………。」
アサウラは思った。
ここで身分を明かすと、面倒臭そうだ……と。
アサウラ「(;゚∀゚)た、ただのサラリーマンですよー」
平日のド深夜に河原をウォーキングして平日の夕暮れ時に学生と王将にいる、そんな平凡なサラリーマンだと宣いましてね? まぁ、純朴な20歳な中国ボーイは素直にそれを信じて受け入れてくれまして……。
その後は世間話というか、大体知りたいことは一通りわかったので適当に切り上げようとしたところ……。
学「(`・ω・´)アサウラさんは結婚しているんですか? してない……なら、彼女とかいますか?」
学君がぶっこんできました。
アサウラ「( ;゚ω゚)……いませんが」
学「(`・ω・´)そんなんじゃダメですよ! 作りましょうよ! 積極性が大事ですよ! 僕なんてスチュワーデスさんと(以下略」 財布を落とした20歳の青年に、「彼女は作るべきだ」と割とガチな説教を喰らう29歳(当時)。 いやぁもう、王将の炒飯の味がどうでもよくなるレベルでしてね……
学「(`・ω・´)だからですね、絶対に自分からアタックするんですよ! この前の合コンとかでは……!!」
アサウラ「(´;ω;`)...。o○(帰りたい…)」
学「(`・ω・´)だから、動かなきゃいけないんです! かわいい彼女、手に入れましょうよ!!」
アサウラ「(´;ω;`)...。o○(超帰りたい…)」
……いやね、別に財布拾ってやった恩があるだろう、とか王将じゃどんだけ喰ったって財布の一割には満たねぇだろ、とか、そういうことを言う気はさらさらないんですよ……。
ただですね?
こう、日本に来てお洒落に痩せてイメチェンした韓流スター風の青年に、ガチで諭される29歳のデブの図ってのがね……もう、ね。
(´;ω;`)…何か胸が苦しくなるよね…。
超急いで炒飯とニラレバ炒め喰いましたよ。
そんで、よし終わり……! と思ったら、全然感謝しきれていないからとデザートまで奢られる始末。
(´;ω;`)こんなに塩辛い杏仁豆腐を食べたのは初めてだぜ……。
その後、彼に彼女を得ることの素晴らしさを延々と語られながら、私の家近くまで見送られましたとさ……。
ちなみに『名前の違うキャッシュカード二枚』はどうも同居人?のものらしく、また『存在しないはずの交番』は単にグーグルアースから漏れていただけというのが、後に判明いたしました。
……これが、一年ほど前に起こった実際の出来事です。
いやぁ、もうね、幽霊とか、死体とか、チャイニーズマフィアとかの方がまだうまくやりようがあったんじゃねぇのってぐらいに心をボコボコにされましてね…。
( ;∀;)アハハ八八ノヽノヽノヽノ\ / \ / \
そんなこんなな展開でしたが、如何でしたでしょうか。
皆さんも是非夜のウォーキングに出ましょう。もしかしたら、こんな素敵なイベントが巻き起こるかもしれませんよ?
ところで、イベントと言えば……。
10月25日生ポアニキイベント開催決定!! ヽ(`Д´)ノ文字色span>アニメイト秋葉原店の店頭にて、朝10:00よりサイン本を手売り販売! 地方のみんな、すまんっ!!
●詳しくはこちら!!(アキバblogさん)
●生ポアニキ公式サイト
あと公式サイトも地味に更新されて、何か漫画も掲載されることに……!
(本編とは一切関係はありませんが)
(´・ω・`)私が言うのも何ですが……オーバーラップは力の入れる箇所を間違えている気がします……。
なお、某大手の会社の取締役がOVL社長に対して、この生ポアニキの力の入れようを知って……
「(`・ω・´)アンタ騙されているよ!!」
……と、忠告したとか何とか……。
(`・ω・´) 私も同意見だッ!!
……多分、騙しているとすれば担当のIさんです。
さて、話は変わって。
SUGOI JAPANにベン・トーがノミネートされたぞぉおぉ!! ヽ(`Д´)ノ このSUGOI JAPANってのは……私もよくわからんのですが、後援に
外務省がかかわっているようで……いわゆるクールジャパン関連のものみたいです。
いろんなジャンルがあるものの『ベン・トー』はラノベ部門に登録さ(ry
(`・ω・´)…………………………。
(`・ω・´)…まさか、日本はベン・トーを世界に売る気なのか…?
そんなリスキーな企画ですが、複数のノミネート作品から皆様の投票によって『何か』を決めるようです。
( ;゚ω゚)…具体的に上位に入ったらどうなるのかとかは、まったくわからんとです…。
が、下にいるよりは上にいる方がよかろうて…。
うまくいけば二期とか実写化とかの可能性も(ry ま、ともかく投票、よろしかったらお願いします。
●SUGOI JAPANへ!!
(`・ω・´)b そんなこんなですが……皆様、諸々ヨロシク頼みます!!
(忙しくて返信は出来ませんが、いただいたコメントはキチンと読ませていただいておりますぜ!!)