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間が空いてすみません

 どうも、滝川です。
 更新をサボって申し訳ありません。
 急に寒くなって、風邪を引いたりしていました。

 ともかく、今月号のアフタヌーンです。




 それに、今月は無限の住人幕末ノ章の新刊も出ました。
 ついに五巻まで来ました。目出度い。



 どちらも何卒、よろしくお願い申し上げます。

 コミックスの巻数が増えてきたので、プロフィール欄を整理しました。
 基本的には第一巻と最新巻を載せておこうと思います。

 色々と書きたい話はあるのですが、どうにも手が進まず、
 もやもやした日々を過ごしております。ともあれ頑張ります。

 それでは、今回はこの辺で。
 失礼いたします。

タイトルが思いつかない




 どうも、滝川です。
 今月のアフタヌーンをご紹介いたします。
 無限の住人幕末編も載っています。どうかよろしくお願いいたします。

 ガルシンの話を何回か書こうと言っておきながら、
 なんの更新もできず、申し訳ありません。
 仕事が捗ったら書いていこうと思っています。
 あまり期待せずにのんびり待っていただけるとうれしいです。

 それでは、内容が薄いですが今回はこの辺で。
 失礼いたします。

「嘘つき」シンドラーと「詩聖」ゲーテ

 どうも、滝川です。

 ガルシン思い出話。
 この仕事を引き受けて、最初に取り掛かったキャラがルイーゼ・ベートーヴェンでした。
 ベートーヴェンを尊敬する私にとって、これは非常に光栄で嬉しい仕事でした。

 潔癖症なのに片付けできない引っ越し魔。
 コーヒーを六十粒数えて淹れる少し偏執的な几帳面さ。
 カッとなるとすぐに物を投げつける短気。
 そして自らを鼓舞するべく日記に書いた、克己と利他の精神。
 「お前は普通の人間であってはならない。
 “ただ他の者達のために”
 ああ神よ、我に己に打ち克つ力を与えたまえ」

 概ね楽しんで書いたのですが、唯一迷いと解説の必要を感じたのは
 交響曲第五番の「運命はこんな風にドアを叩く」という台詞でした。
 これは従来のアントン・シンドラーの解釈を採用したものになっています。
(アントン・シンドラーはベートーヴェンに無給で仕えた秘書。
 ベートーヴェンの死後、筆談の会話帳に手を加えて、
 自分に都合のいいように改竄した。
 そのため現代のベートーヴェン研究家からは非常に憎まれている)

「運命はこのようにしてドアを叩く」
 現代では多くの研究家がこの言葉をシンドラーによる捏造と見なしていますが、
 もしシンドラーにこんな名言を作り出す表現力と感性があったなら、
 彼は作家としてもっと偉大な名声を獲得できたと思います。
 例えば同時代を生きた「詩聖」ゲーテは、交響曲第五番を全然理解できず、
 フェリックス・メンデルスゾーンにこんな言葉を言っています。
「ここには何の感動もなく、ただ脅かしと尊大があるだけだ」
 シンドラーの捏造とされる言葉と比較して、
 どちらの方がより優れた感性と文才を示しているか、差は明白だと思います。
 以上の理由により私は、『運命』はベートーヴェン自身の言葉だと考えています。

 第二次大戦中、イギリスのBBCはナチスに抵抗運動をしている人達に向けて、
 耳に聞こえる「Vサイン」として、ベートーヴェンの交響曲第五番と同じリズムである、
 モールス信号の「V」(トン・トン・トン・ツー)をコールサインとして使用しました。
 これもまた『運命』の力を感じるエピソードです。
 いつか、このゲームのリベンジ作品を作る事ができたら、
 それは『V』の物語から始まる事になると思います。
 その時はどうかよろしくお願いします。いつになるかはわかりませんが……

 ちなみに他の方が設定を書いたア・ラ・モードの方では、
 ツェルニーの証言を元にした「鳥のさえずり」説になっています。
 私一人で書いていたら、この説が紹介される事はありませんでした。
 ガルシンではこうした集団作業ならではの、
 様々な視点や考え方を学べる機会が多くて、
 とても刺激的で素晴らしい時間を楽しむ事ができました。
 改めて、このゲームに関わってくれた全ての方にお礼申し上げます。
 幸せで楽しい時間を、ありがとうございました。


 それでは、今回はこの辺で。
 失礼いたします。

ガールズシンフォニーで滝川が担当した仕事

 2016年からガールズシンフォニーに関わり、ついにこの時が来てしまいました。
 私はこの作品が大好きだったので、今はただ悲しくて堪りません。
 せめて広げた物語に決着をつけてあげたかったのですが、非常に残念です。
 本当に大切な作品でした。もっと続きを書きたかったです。

 とりあえず公表の許可を得たので、
 ガルシンで滝川がやった仕事について書いておこうと思います。

・設定(季節ボイスなど)を作った作曲家、誕生日順
シャブリエ 1841~1894 誕生1月18日 没9月13日
コレッリ 1653~1713 誕生2月17日 没1月8日
スメタナ 1824~1884 誕生3月2日 没5月12日
リムスキー=コルサコフ 1844~1908 誕生3月18日 没6月21日
ミンクス 1826~1917 誕生3月23日 没12月7日
ワーグナー 1813~1883 誕生5月22日 没2月13日
エルガー 1857~1934 誕生6月2日 没2月23日
グルック 1714~1787 誕生7月2日 没11月15日
シュッツ 1585~1672 誕生10月9日 没11月6日
シュトラウス2世 1825~1899 誕生10月25日 没6月3日
ビゼー 1838~1875 誕生10月25日 没6月3日
D・スカルラッティ 1685~1757 誕生10月26日 没7月23日
クープラン 1668~1733 誕生11月10日 没9月11日
ドニゼッティ 1797~1848 誕生11月29日 没4月8日
ベートーヴェン 1770~1827 誕生12月16日(推測、17日に洗礼を受けた) 没3月26日
ラッソ 1532~1594 誕生日不明 没6月14日

・同じく楽器(音精)
B管クラリネット(ブラン)
ヴァイオリン(マティア)
コルネット(ポーレット)
コントラバス(ルルーナ)
アルトサクソフォン(マルル)
ダウル(ネフメルテーハ)
チター(シシィ)
チューブラーベル(シリン)
ティンパニ(リンガー)
トライアングル(エルベル)
ストラディバリウス・ドルフィン(ドルフィン)
ハープ(リリー)
バスクラリネット(アンリ)
バセットホルン(プレスター)
ファゴット(アイリーン)
古典クラリネット(シュードラ)
三味線(ユウ)
ナポレオン帽子型ピアノ(ウージェ)小説特典
トゥンカル・法螺貝(シャジャナ)メイン6部

・作成したキャラクタークエスト
アイリッシュハープ(アイリ)
トライアングル(エルベル)
オルガン(オルガノ)
コントラバス(ルルーナ)
古典クラリネット(シュードラ)
グルック
シュトラウス2世
ナポレオン帽子型ピアノ(ウージェ)、寝室も執筆
ルイ14世(アポロニア)
フェルナンド・ソル(フィアナ・ソル)
チェンバロ・四銃士(デュ・ヴァロン)
リュート・四銃士(ルネ)
トゥンカル(シャジャナ)

・執筆したイベントストーリー
狩りと卒業式とブラームスの恋
春風のマーチ
イースター狂騒曲
小組曲「鯉のぼり」
六月の花嫁のワルツ
魂と芸術の祭典
幽霊たちの夜想曲
ヴィエンナ・アンコーラ
陰謀の前奏曲
ロストメモリーズ
ソレイユ劇場-暗殺のオペラ-
ヴィエンナ大捜査線
シャルロワ四銃士物語
時空をかける少女
牛に引かれて初もうで
ユニア・イン・ワンダーランド
血桜レクイエム
CALL ME QUEEN
王女バルバラのためのソナタ

・執筆したメインストーリー
幕間譚1・2
メイン第六部

 以上であります。
 これから何日間か、各キャラクターやイベントストーリーなどについて、
 学んだ事や考えた事などを書いていこうかと思います。
 とはいえ毎日更新するのは厳しいし、衝撃の事実みたいなものもないので、
 あまり期待せずに、のんびり眺めてもらえると助かります。
 よろしくお願いします。

 ガルシンの世界観が大好きでした。
 古今東西の音楽家が可愛い姿になって生き生きとお喋りして、
 楽器と人が会話できる世界が好きでした。
 いつかリベンジが出来たらと企んでいますが、
 とにかく今は、頑張って仕事をして生きていきます。


 それでは、拍手コメントに返信いたします。

・江藤晩翠さん
ガールズシンフォニーお疲れさまでした。
前作の無印から休止期間を経てECで復活して楽しませていただいたので残念です。
ありがとうございました。無限の住人も毎月楽しませていただいてます。
最近忙しくコメントを書きに来れませんでしたが、
暑い日が続いているので体調に気をつけてください。


 コメントありがとうございます。
 前回の「とてもつらい」というタイトルでご心配を掛けたようで、どうもすみません。
 これからも気軽にコメントを書き込んでいただけるとうれしいです。
 よろしくお願いします。


 それでは、今回はこの辺で。
 失礼いたします。

とてもつらい

 本日、ガールズシンフォニーECがサービス終了しました。
 指揮者の皆様、今日まで本当にありがとうございました。