まずあの切り裂く能力の正体ですが、宿儺の能力をパクったものです。
乙骨のような能力によるコピーではなく、本人が呪力操作を身につけることで自前の技として体得しています。
なぜコピーできたのか?
これは入れ替え修行の前に言っていた「宿儺の器として呪力を使われた経験が、呪力操作をお前の身体に覚えさせている」がそのまま答となります。
身体を勝手に使われていた間、自分の体に流れていた呪力・術式を再現することにより御厨子の(劣化)コピーに成功しました。
結果として「魂の輪郭を切断する」という能力となっており、宿儺のように他人の体に取り憑いている相手にとっては天敵です。
体に残った記憶を辿るにしても虎杖にとってはレベルが段違いに高いはずの技である「解」をコピーできたのには理由があります。
それは宿儺の使い方が虎杖の心と体に強烈な記憶を残したからです。
御厨子による体力虐殺の記憶、自分の体を用いて放たれる呪術による虐殺の感触は虎杖を長く苦しめました。
ですがこれにより術式出力の感覚が反芻され、虎杖に「解」を身に着けさせたのです。
虎杖の心に深い傷を残した「解」が今度は宿儺を苦しめる。
呪えば呪われやったらやられるという任侠的な世界観こそが呪術廻戦の骨子です。
その中で「呪われるとわかってなんで呪ったのか?」と物語を眺めると、それぞれの執念や環境に依存する様々な柵と原始的な闘争本能のマリアージュが描き出され、ダークファンタジーバトル漫画としての面白みになるわけですね。
しょーじき読んでてワシも分かりにくいと思ってたが、そのうち誰かちゃんと解説すると待ってたのにイマイチ誰も言ってないのでいい加減説明してやったぞ。