2025-12-24

M-1決勝戦ドンデコルテ

ドンデコルテの2本目、面白かったんだけどちょっと引っかかっていて、それが何なのかようやく自分のなかで腑に落ちたので雑感。

1本目は低所得現実直視しないという、まさに現代的な病をお笑いに転化させた内容。

それを実際に渡辺という、才能がありながら開花せず(若手の場であるはずの)神保町に最年長で留まり、何年も他の芸人実家下宿しながら、それでもお笑いにしがみついてきた実像に、見事にマッチしていた。

現実を認めたくない気持ちって、多くの人の心にもあるから、あの圧倒的な威圧感で語る渡辺の虚勢に、みんな奇妙な共感を覚えちゃう

まさに「面白芸人世間に見つかった」瞬間だったと思う。

からこそ2本目は、その対象を「変人」にしたことが、引っかかってしまった。

あの内容はけっこうキワキワで、社会からスポイルされた人を笑うのに極めて近しい。だから1本目と同様に渡辺面白かったのに、笑いきれなかった。どこか気の毒になっちゃうんだよ。

ドンデコルテはこれで来年は売れちゃうから低所得ネタが封じられてしまう。渡辺の魅力だった挫折感も弱まり、逆に虚勢が虚勢に見えなくなってくる。でも明らかに才能があるから、次のステップどう出るのか注視したいコンビだなあ。

なんか偉そうですまん。

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