頭が良くなる方法を調べて「読書」にたどり着く人は多いが、読書をしても頭はよくならない
一部の人は「抽象化能力である」といい、他の人は「記憶能力である」という
しかし抽象化能力と記憶能力はトレードオフの関係にあり、具体的なことを沢山記憶できないからこそ抽象化能力が高まる
「沢山読む」ことは、チンパンジー的賢さを追求する行為であるといえる
物理学では位相を用いて理論を単純化するし、コンピュータサイエンスではクラスを用いてデータと処理を抽象化する
数学的能力が「問題を解くこと」であり、定理をすべて暗記することではないことをを踏まえれば、大量の数学書から定理を全部暗記しても頭は良くならない
膨大な文学書や哲学書を読んで得られるのは、語彙力や読解力を始めとする言語能力であるといえるが、そのような言語能力の向上は自然法則を解明するという人類の目標に対しては賢さは上がらないだろう
知識が賢さと直結するのは、「アルゴリズム」「フレームワーク」のような操作知識を得た場合である
「探索と活用のトレードオフ」といったアルゴリズムの知識があれば意思決定に利用できるといった例がある
あるいは、設計手法のフレームワークを知っていれば実務に活かせる、といった効用もある
ただ、アルゴリズムやフレームワークはインターネットで調べれば出てくるので、わざわざ読書をするまでもない
根本的に言って、読書とは楽しみのためにあるのであり、賢さ向上のためにあるのではないともいえる
ハリーポッターを読む理由を尋ねられた時に、「これは読解力を向上させるために読んでいるんだ」なんて答える奴ほどつまらない人間はいない
ワイは小学校では皆と遊ばずに図書室に入り浸って片っ端から本を読んどった読書好きやったが、高学年になってクラス全体で「本をどんどん読もう!冊数をシールにして張り出して競...