ちょっと躊躇する作業
ポットに芽を出して育ってきた苗の間引き作業です。いつも先延ばしして、大きく育ってしまうので、余計間引きしにくくなってしまいます。
13日木曜日の初日は、種子を蒔いたポットを入れたトレイを、同じ種の苗が入っている順に重ねないで並べました。
そしてカボチャとキュウリの間引き作業から始めました。採種した種のカボチャは、他の苗と比べて遥かに成長が早く、双葉も大きくなり、苗の高さも既に10cmを超えているものもありました。
2つ以上発芽したポットを、1つも発芽していないポットに移植して、全てのポットに苗が生えている状態にしました。
↑この3本はえたカボチャの苗を
↓1本は上のポットに残し、1本は下のポットに移植
そして残りの1本は、かわいそうながら抜いてしまいました。
(抜いた苗は2つのポットの間に置いて写真を撮りました)
それでも余る苗は、2つだけポットを増やして移植し、残りの苗は、残念ながら抜きっぱなしで置いておいて枯れさせます。
キュウリも同様の作業を行いました。苗を2つ残したポットもあります。
初日に間引きして枯らしてしまう苗
左側の大きい双葉がカボチャ
右側の小さい双葉がキュウリ
初日は間引きして枯れさす芽が少なめでした。
14日金曜日の2日目は、ナスとスイカ・ウリ、ミニトマトの1部で同様の作業をしました。昨年種を採り損ねたナスは、購入し直ししたので、種の個数が少なく、1つのポットに2粒ずつだけ蒔きましたので、あまり作業は必要ありませんでした。
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ナス:左のポットに2つ発芽、右のポットに発芽無し → 右のポットに1つ移植
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ウリ:右のポットに3つ発芽、左のポットに発芽無し→左のポットに1つ移植
F1スイカは、先の記事にも書きましたように、ほとんど発芽して無かったのですが、2種類植えたF1トマトの1種は、8粒入りと袋に記入されて、実際は9粒入っていたので、8つのポットのうち1個のポットだけ2粒蒔いたのですが、9個全部発芽して、新たなポットを1個作りました。
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F1トマトも2つ発芽したポットは→1つ新たにポットを作って移植
F1種は全く生えなかったらポットが無駄になるし(一応ポットの色分けして種子を蒔いてますし、毎年使い回しはしていますが・・)1つのポットに2つ発芽しても、勿体無いからと間引きせずにポットを足して移植するし、苗の段階から作業は面倒です。やはりF1は出来るだけ蒔きたくありません。
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黄色ミニトマトも左側の1つも発芽しなかったポットに移植
15日土曜の最終日は、毎年家で採種して遺伝子を引き継いでいる、食用ホオズキ2種と、ミニトマトの間引き作業を行いました。いつも多めに採種するので、1つのポットに数粒ずつ蒔いたので、発芽していないポットは1つもありませんでした。 間引き作業だけで、手間のかかる移植はしませんでしたので、この日の作業は直ぐに終わりました。やはり固定種の採種した種はいいです。
折角発芽して成長を始めた双葉を間引きするのはちょっと心苦しいのですが、あまり躊躇せずに、1つのポットに2、3本残して次々と間引きしていきました。
↑最終日に間引きしたミニトマトと食用鬼灯の芽
100本以上は間引きしたと思います。
↑ before
当初より種子を引き継いでいる赤ミニトマト:ステラミニトマト
↓after
固定種なので、抜いてしまった苗が、素晴らしい遺伝子を持った苗だったかも知れませんが、そんなこと考えても仕方ありません。普通にこぼれ落ちた種子ならもっと発芽率は悪いだろうし、生えても場所が良くないと抜いてしまうだけです。採種されずに実と共に食べてお腹の中で消化された種も沢山あるのです。
動物を殺すような心の痛みはありません。畜産農家で大切に可愛がって育てた家畜が売られていくときのドナドナ感は無いのです。
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食用ホオズキ:左側のオレンジ色のポットが、オレンジチェリー種
右側の黒いポットが スカットパール種
間引き前 before → after 間引き後
カボチャのように、既に最後の1本だけ残して間引き完了したポットもありますが、まだ芽が小さくて、2、3本まで減らしたポットも、今月中には一本まで間引きしようと思います。5月当初の連休あたりには定植したいと思っています。苗を欲しい方への注文取りも今年は早めに始めたいと思います。
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