アレの後の小粒議員の党首争奪戦

アレが10日、初めて退陣を明言した。
自民党の野田毅氏の質問に対し、「特例公債法案などが成立したときには速やかに次の段階に移る準備に入らなければいけない」、「党内でいえば代表選ということになるし、新しい代表が決まれば、私自身が首相として身を処すことが必要になる。そういう段階に入っていく」と述べた。
もう何度もペテンまがいの行為で国民を騙し続けてきた人物である。しかも、明確に「いつ辞める」という言及はない。
この人物に常識が通じるのかどうかは不明であるが、さすがに今回は外堀を埋められ、もう辞める以外の選択肢はないだろう。
鳩山由紀夫 「国民が徐々に聞く耳を持たなくなった」
菅直人 「私はやるべきことはやってきた。残念ながら、十分国民に理解してもらえていない」
まるでそっくりである。
自らの失政によって国民の支持を失ったにもかかわらず、この責任を国民の側に押し付ける。
往生際も悪ければ、最後(?)にこういう捨て台詞を残すのは、政治家としての器が小さすぎるということである。
ルーピーが家庭内子ども手当てと脱税、普天間問題の迷走で辞め、小沢一郎は不動産会社まがいの土地取引でボロを出し、係争中。そしてアレは、震災対応の不手際で支持率を地に落とした上に、外国人献金と極左への政治献金で、自らの首を絞めた。
振り返れば、トロイカといわれた3バカトリオは、すべてカネの問題で失脚している。
クリーンな政治とは笑止千万。
倫理観の欠片もないことは、もう隠しようがない。
恐らく、2年前の衆院選で民主党に投票した人のほとんどは、俺の票を返せと思っているのではないか。
さて、ポスト菅といっても小粒政治家の争いである。
野田佳彦、馬淵澄夫、小沢鋭仁、海江田万里、その中に前原、鹿野が入るかどうかは知らないが、東日本大震災という千年に一度といわれる災害からの復旧・復興に加え、世界同時株安、加えて周辺国の軍事行動や軍事的挑発など、どの候補が民主党代表になっても手に余るだろう。
民主党の「政治主導」はまがい物であることは、もう国民にばれてしまった。
しかも、鳩山、菅と2代続いた政権で、党内のめぼしい議員は既に閣僚で使い尽くしてしまった。閣僚の立ち位置は、いくら無能な首相であろうとも、その内閣に責任を負う立場であり、菅が辞めた場合に次期内閣で再任ということにはなり得ない。
新しい首相が民主党から出たとしても、組閣すら難しいのではないか。
これら小粒が代表になろうとも、民主党の本質は変わらない。
旧社会党、民社党、自民党出身議員の寄せ集めであり、綱領がないから統一の理念はない。
支持母体には民団や労組があり、誰が党首になってもそれらの影響は変わらず受け続ける。
従って、彼らが掲げる政策に、大きな変更はないだろう。
江田五月が法相の座を降りることになれば、彼が進めている人権擁護法案などは一時は足止めされるだろうが、それを引き継ぐ売国議員と支持母体には事欠かないのが民主党なのである。
党首を代えるなどという小手先人事より、一刻も早く解散総選挙を望むのは、民主党の誰が総理になっても、売国への路が続くからだ。
前原が嫌中親米だとか、野田が靖国参拝論者だとか、もっともらしい説が聞こえるが、民主党を支持している母体がサヨク、リベラルの塊である以上、彼らに国益尊重の政治を求めることなど、所詮無理なのである。
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