米国シンクタンク懇談会で、支那へのすり寄りを事実上認めた朴槿恵
秋は外交の季節である。国連総会が開かれ、各国首脳クラスが活発な外交を展開した。岸田外相は南鮮の横分けカツラ外相と会談したそうだが、ヅラ外相が「過去の問題による傷を癒やすための誠意ある取り組み」を日本に求めるなど、彼等の姿勢は全く変わらない事を示したのみで終了した。仕事とはいえ、岸田外相には対南鮮外交はかなりの重荷だろう。ご苦労様なことである。
そんな国連総会に合わせ、ニューヨークタイムズに全面意見広告が掲載された。今回は、お約束の「歴史を直視せよ」ではなく、セウォル号事故を引き摺る青瓦台への批判が盛り込まれている。主張のひとつには、セウォル号事故当日の朴槿恵の行跡に対する指摘だ。これを報じた産経新聞のソウル支局長はいまだ軟禁を解かれていない。
しかしまあ、対日慰安婦問題批判も然りなのだが、こういう広告を見せられる米国の読者も迷惑な話ではないか。セウォル号事故は、基本的には、南鮮の国内問題である。自国で展開すればよい広告を、わざわざ米国メジャー紙に掲載することに、重要な意味はあるのだろうか。広告主は、在米南鮮女性団体ということだが、これでは南鮮という国が、国内問題を自分で解決できないという事実を自ら公表しているようなものだ。
実は、朴槿恵は米国で大失態をやらかしている。朴槿恵が24日、米ニューヨークの外交シンクタンク代表懇談会で演説したが、青瓦台が懇談会参加者に事前に配布した大統領演説文の一部を事後に取り消したという事故が起きた。首脳の演説文が作成される工程はどこも同じで、首脳が趣旨を伝え、補佐官や役人が原稿を書き、幾度か修正されたうえで首脳が決裁するというプロセスだ。南鮮の場合も変わりなく、この日も完成した演説全文が参加者に事前に配布されている。
実は、演説文の中にあって、朴槿恵が実際の演説で省略した部分が重要だ。演説には、「一部で韓国が中国に傾倒しているという見方があることを承知しているが、これは韓米同盟の性格をよく理解していない誤解だ。この席が一部のそのような見解を払拭する機会になることを望む」とあったが、朴槿恵はこれを実際の演説から削除した。東亜日報はその部分は「演説文の核心に近かった」と書いているが、外交のプロたちを前にした演説でこの部分を演説から削除した朴に、意図が無かったとは言えない筈だ。
支那へ擦り寄る朴槿恵外交は、米国でも日本でも指摘され続けている。特に、同盟国である米国において、両国関係の重要性をアピールするのはイロハのイと言えるだろう。朴は、米国の外交識者の前で、支那への傾斜を否定しなかった。朴槿恵は、反米で知られた盧武鉉以降、米国の頭を最も悩ませる南鮮大統領になるかもしれない。ホワイトハウスの朴槿恵に対する不信感に益々拍車がかかることは自明である。
仁川で開かれているアジア大会は、ホスト国の国民から「仁川アジア運動会」と揶揄されているらしい。やることがバラバラなのは、政治もスポーツ・イベント運営も大差ない。
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