よたよた山歩き（仮称）

　
前回訪問は20年ほど前(遠い眼)


駐車場の一画にある水汲み場。

その場で飲んだり、500mlPETに入れる程度は無料だが、ポリタンク等に入れて持ち帰るのは有料(1個300円)

駐車場から瓜割の滝までは約300m。


あぢぃよ～


滝を水源とする天徳寺川が僅かに涼を感じさせてくれる。


舗装された緩やかな林道をよたよた登っていく。

20年前もこんな感じだったっけ？

2015(平成27)年の環境省名水百選選抜総選挙で、

「おいしさが素晴らしい名水部門」第2位を獲得。ちなみに第1位は神奈川県秦野市のおいしい秦野の水〜丹沢の雫〜、第3位は北海道東川町の大雪旭岳源水。

宝篋山(ほうきょうざん)天徳寺

高野山真言宗の寺院で、養老年間(717～724)に泰澄大師が馬頭観音像一躯を刻んで、宝篋岳山腹の岩窟に安置して開山されたと伝わる。
約200年後、馬頭観音の霊験が都にも伝わり、村上天皇が堂宇建立の宣旨を下し、元号の天徳(957～961年)に因んで天徳寺と呼ばれるようになったとされる。

北陸三十三ヵ所観音霊場第6番、若狭観音霊場第5番札所にも選ばれている。


瓜割の滝は鳥居の先の参道を直進。

なお左の林道を進んでも滝上部に至る。

参道の脇には苔生した岩が並ぶ。


駐車場から7分ほどで到着。


瓜割の滝

水温は夏でも11℃と冷たく、冷やしていた瓜が自然に割れた故事から、瓜割の滝と呼ばれる。

鳥居の先から1日約4,500tの霊水が湧き出ている。

かつては水の森と呼ばれる修行場で、朝廷の雨乞いの祈祷所だった。

河床の赤い岩は、水中に繁殖する紅藻植物(ベニマダラ)に起因するそうだ。


献水の碑

昭和61(1982)年10月に当時の皇太子･皇太子妃両殿下(現上皇・上皇后両陛下)が行啓され、御昼食の砌にこの名水を御飲用され、その美味しさを御賞賛された。

しばし涼んだ後、八十八ヶ所の標識に従いこちらから戻ろう。


南無大師遍照金剛の幟に従い進んでいく。

南無大師遍照金剛とは、真言宗の開祖弘法大師に帰依するという意味。

大師堂

文化年間(1804～1816)に住持本如上人が、大師の夢告を受け造営したとされる。

入口には狛犬の代わりに金剛力士石像が邪気を払っている。

右手が阿形(あぎょう)像。

左手は吽形(うんぎょう)像


大師堂の周りには佐渡で彫られた四国八十八ケ所石仏が並んでおり、

1周すると、お遍路を行なったのと同じ功徳が得られるとされる。

第27番札所竹林山神峯寺(こうのみねじ)の十一面観音菩薩像。

リタイアしたらまたお遍路しようかな？　お麺路はもうこりごりだが(笑)

2016年お麺路ハイク　プロローグ

急な石段を降りていく。


観音堂

御本尊の馬頭観世音菩薩像が祀られており、次回御開帳は2034(令和16)年(-_-;)

瓜割の滝


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