岩籠山(765m) 4回目 市橋コース
暦が変わって皐月5月。
GWは山三昧に勤しもうと思っていた矢先、激しい風邪の症状に襲われる。
特に空咳が止まらず、就寝中も20分おきに目が覚める有様。もしかしてコロナ罹患かと疑い、病院で抗原検査するも、コロナ、インフルエンザどちらも陰性。
薬を処方してもらい、3日間の自宅軟禁(療養)となる(涙)
症状が寛解したので、遅ればせながらこの山へ。
岩籠山(いわごもりやま)
野坂岳(913m)、西方ヶ岳(764m)と共に、敦賀三山と称される。
過去3回、いずれも異なったコースで登っているが、
岩籠山(765m) 市橋コース
岩籠山(765m) 駄口コース
岩籠山(765m) 山コース
今回は13年ぶりに市橋コースをチョイス。
R8敦賀バイパスから望む、今春開業した北陸新幹線の敦賀駅。
3階建ての新駅舎は約37mと、日本一の高さを誇る。またこの敦賀バイパスを跨道するため、新幹線ホームも地上21mの高さに位置し、こちらも日本一。
R8の市橋交差点を右折。
13年前は矢印看板が野草に覆われていたが、キレイに草刈りされていた。
高さ制限(2.9m)のある北陸本線のガードを2回くぐる。
道幅もほぼ1車線分と狭く、すれ違い可能箇所も少ない。
前から対向車が来ないようにと念じながら進んでいく(笑)
9:25 岩籠山市橋コース駐車場(標高約105m)
先行者の車は8台。多くは関西の県外ナンバーだった。
定番のドーピング剤を摂取。
トイレ(仮設)もあるが、事前にコンビニで済ませておいた。
案内看板での標準CTは2時間(ヤマップでは2時間15分)
13年前のヤングよっし~は2時間17分だった。
準備を済ませ、ハイク開始(9:33)
今日の目標CTは3時間としたいところだが、病み上がりなので3時間30分に設定。
まずは林道を歩いていく。
先行のカップルは市橋コースから駄口コースに周回されるとのこと。かなり健脚のようで、この後彼らの姿を見ることはなかった(笑)
タニウツギ(谷空木)
スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木。
ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)
サギゴケ科サギゴケ属の多年草。
ニガナ(苦菜)
キク科ニガナ属の多年草。
以前は雑草が茂っていた旧集落跡。
元住民だと思われる老夫婦が草刈りをされていた。
ご苦労様です。
林道上には何か所か倒木があるも、通行には特に支障なし。
9:51 林道終点(標高約160m)
ここから先が登山道となる。
目に青葉 山ほととぎす 初鰹 山口素堂
私の場合、初鰹の方がいいかも(笑)
沢沿いのなだらかな路を進んでいく。
市橋コースは何度も沢を渡渉する。
今度は右岸から左岸へ。
中には小瀑を跨ぐ箇所も。
滑って落ちないように(笑)
夏日の予報で、気温がどんどん上昇中。
事実この日の敦賀市の最高気温は、真夏日まであと一歩の29.1℃を記録。ちなみに福井市は30.8℃の真夏日を記録したようだ。
涼を求めて、この市橋コースをチョイスしたのは正解だったかも。
水量はそれほど多くなかったが、中には足の置場に困る箇所も。
でもこれを見越して長靴を履いてきました(笑)
見覚えのある堰堤が見えてきた(10:31)
堰堤の上部が少し崩れていた。なお最初のこの堰堤、登りでは左側(右岸)から取り付くので特に支障ないが、下りの場合右側(左岸)から降りてくるので、事前に進路を変えておかないと、堰堤前の水溜まりに阻まれるのでご注意を。
13年前は2つ目の堰堤手前で休憩したが、この日は水量が多くスルー。
2つ目の堰堤を越えたこの場所で小休止(10:34)
ここまで61分と、ヤングよっし~(33分)より倍近くかかっている(-_-;)
10:47 第3堰堤
10:49 第4堰堤
10:53 第5堰堤
次第に登山道というより、沢そのものを登るようになってくる(11:14)
オオバキスミレ(大葉黄菫)
スミレ科スミレ属の多年草。
次第に下山するハイカーとのすれ違いが増えてくる(11:43)
みなさんお早いですね、って私が遅いだけだが(笑)
沢の音が聴こえなくなると、一段と急登となる(-_-;)
12:01 ショートカット路分岐(標高約565m)
直進した急登の先にもリボンがあり、こちらに進んでも稜線に至るが、
前回同様、マップに従い右手へ。
こちらの方がつづら折れなので、幾分斜度が緩いがやはりキツい。
12:27 稜線出合(山コース合流点)(標高約690m)
既に2時間54分(標準CT1時間55分)が経過。この調子だとゆるゆる目標の3時間30分も微妙(-_-;)
水分補給を済ませ山頂に向かう(12:36)
小ピークを巻いて一旦下っていき、鞍部でショートカット路と合流する。
ショートカット路は急坂でトレースが不明瞭なので、利用する場合は登りの方が良いそうだ。
ブナの原生林の中を登っていく。
稜線は強風が吹いており、次第に音が大きくなってくる。
これを登り切れば山頂(13:04)
途中4人組のおねーさまたちとすれ違う。
13:08 岩籠山山頂(標高765.06m)
タイムは3時間35分(標準CT2時間15分)と目標から5分遅れ。
三角点(三等・嵐山)
一段と強風が吹き荒れており、山頂には誰もいなかった。
インディアン平原にも人影はなし。
風除けのある場所まで降りて食事にしようかと思ったが、風下の岩陰でお湯を沸かす。
北側には敦賀三山の西方ヶ岳(764m)と敦賀市街。
その奥には、若須岳(564m)、矢良巣岳(472m)、鬼ヶ岳(533m)
うん? アレは…
白山(2702m)も遥拝できた。
西側には同じく敦賀三山の野坂岳(913m)
野坂岳の奥には三十三間山(842m)
東側には滋賀県第2位の高峰、金糞岳(1317m)
南東側には日本百名山の伊吹山(1377m)
近いうちにトレーニングで登ろうかと思ったが、現在登山道崩落につき麓からの登山が禁止されているようだ。
琵琶湖の先には鈴鹿山脈の霊仙山(1094m)や同最高峰の御池岳(1247m)
賤ヶ岳(421m)や余呉湖も望めた。
今日の一杯は、日清 デカうま きつねうどん ダシ濃いめ。
敦賀市街地をズームすると、ここからも敦賀駅が望めた。
しかも新幹線敦賀車両基地も望める。
基地手前の線路直下にはR27(R161)バイパスが走っている。
現在北陸新幹線は敦賀駅終着で、敦賀以西の延伸は小浜・京都ルートが計画中だが、8割がトンネル区間で具体的なルートは決まっておらず、リニア問題同様、自然破壊や水利権が絡む反対運動もあり、環境影響評価(環境アセスメント)も大幅に遅れており、着工予定も2023年度から早くても2025年度以降となってしまった。
工期は15年とされ、計画通り進んだとしても、完成は2040年度(令和22年度)
その頃、私は生きていないかも(笑)
私のことはさておき、現在関西と敦賀を結ぶサンダーバードの方が心配。
現在運行中の681系、683系は共に既に製造中止で、2040年に開通したとしても、最終製造から43年、29年とかなりのおじいちゃん車輛になる。
万一延伸開業がさらに遅れることになると、681系は引退の可能性もあり、一段と関西圏からのアクセスが悪くなる恐れも。
閑話休題
依然として強風が吹き荒れており、今回もインディアン平原はパス。
時間も遅いので下山開始(13:55)
下りも市橋コースをピストン。
林間に入り、ようやく強風から逃れられる。
ショートカット路には進まず、分岐点に向けて登り返し。
14:18 山コース分岐点(標高約690m)
先ほどお会いしたおねーさまたちはここで休憩されていた。
14:33 ショートカット路合流点(標高約565m)
ここで小休止。
シロダモ(白だも)
クスノキ科シロダモ属の常緑高木。
沢の源流地点。
ここから湧き出た水が、笙の川を経て日本海へ至る。
15:59 林道終点(標高約160m)
16:09 岩籠山市橋コース駐車場(標高約105m)
下り2時間14分(標準CT1時間45分)
下山後は餃子の王将敦賀店で、お決まりのポーク丼に舌鼓を打つ。
デザートはミニストップのソフトクリーム。
期間限定(5/2~5/6)で50円引き(
☆今日歩いたコース☆ (クリックすると拡大します)
やっぱり、山っていいね!
岩籠山(765m)
累積標高差724m
登り 3時間35分、下り 2時間14分、TOTAL 6時間24分
出会った人 25人 出会った動物 なし
2024年:14座目
☆☆☆ランキング参加中です。☆☆☆
にほんブログ村
応援のポチッ、お願いします。
↓こちらもポチっとよろしくお願いします。
- 関連記事
-
- 岩籠山(765m) 4回目 市橋コース 2024/05/07
- 岩籠山(765m) 山コース 2020/04/01
- 岩籠山(765m) 駄口コース 2013/09/11
- 岩籠山(765m) 2011/07/24